新型コロナは3系統 チワワとケルピーみたいか2020年04月16日 18:34

米科学誌PNASに、新型コロナウイルスは大まかな遺伝的系統で3種類あるという論文が載った。全体に広がっているA、東アジアに多いB、欧米に多いC。
ただし、まだ、分からない事だらけ。感染している間に変異したのか、最初から3種類いたのか。広がり方の感じでは感染を繰り返しているうちに変異したようだが。この変異は性質に影響を及ぼす変異なのか。特に重要なのは、スパイクと呼ばれるコロナウイルスの王冠のギザギザ部分で、ここの形が変わるような変異だと、どんな種類の細胞に感染しやすいかという特徴が微妙に変化する。また、ウイルス表面のたんぱく質は抗体が外敵だと認識する目印になるので、ワクチンの効きなどにも影響する。
 この違いがどの程度の違いなのかというのもはっきりしてない。インフルで言うと、A香港型とAソ連型のような亜型の違い(イヌと狼のような亜種の関係)というより、同じA香港型の中の変異株のようなもの(イヌでいうとシェパードとチワワのような犬種・品種の違い)のようだが。型の意味については、以前に書いた。インフルやコロナの型をイヌに例えると 新フルは狼(亜種)、新コロはジャッカル(別種)。
<インフルやコロナの型をイヌに例えると 新フルは狼(亜種)、新コロはジャッカル(別種>
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/04/03/9231092

https://www.pnas.org/content/early/2020/04/07/2004999117

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