原作信者阿鼻叫喚の実写化の予感しかしない2020年10月28日 21:37

久しぶりに映画館に行ったら(鬼滅ではない。混んでる映画館は嫌いなので)、予告編で約ネバ実写をやっていてのけぞった。有名アニメの名台詞に「せっかくだから、原作信者阿鼻叫喚の残念な実写化映画が観たいわね。何かそれらしいタイトル公開してないかしら」というのがある。主人公は「いくつか思い当たるけど絶対言わないから」と絶叫してたが。
 昔なら、デビルマン、ドラゴンボール(逝き過ぎて逆に好評な面も)、デスノート(意外に脚本の評価は高いが)、今なら、進撃の巨人。
今年一番は約ネバだろう。なんちゅうムチャな。原作では11歳の主人公を二十歳の浜辺美波が。アフリカ系のヒールを渡辺直美。
 大体、今日俺みたいな学園物とかホームドラマならいいけど、SFやファンタジー系のマンガはそもそも無理。マンガの絵にはウソがあるから実写にするとそこがおかしな事になる。
 ただ、偏見かもしれないが、北川景子はこういうサイコパスな役はいつもはまっていると思う。「家売るオンナ」なんて言ってる事はサイコキラーと変わらなかったし。「探偵の探偵」も妹をストーカーに殺されたヒロインが裏で動いた異常者を追う話だけど、本人も相当イタイ人間だし。仕方ないけど、あの容貌では、日本の監督が好きな田舎町の芋姉ちゃんの役をやらせるのは無理だから(フラガールとかスウィングガールズとか)。どうしてもトラウマ背負ったコミ症人間の役とかでないと使いづらい。ほかにもルームメイトとか悪夢ちゃんとか。

映画『約束のネバーランド』公式サイト
https://the-promised-neverland-movie.jp/

15分アニメを30分に(続) トンデモ解決法 でもありそう2020年03月03日 13:53

 15分アニメを急に30分にしてくれ。少年マガジンの連載ヒットマンの続きを読んだら、主人公がホントにトンデモない解決法を思いついていた。だが、なんか既視感がある。ホントにひどい解決法なのだが、あの業界ならもうやってそう。
 そもそも15分で12回分シナリオも完成、1話目は作製済みのアニメを放送直前に30分で12回にしてくれというのがどれぐらいムチャか例えを思いつかない。バイクの新製品発表直前に4輪車で作り直せぐらいの話だ。
 で、既視感というのは、「江古田ちゃん」という5分アニメ。3カ月12話放送された直後にすぐ繰り返し放送されたが、特別版と称して、各話の声優や監督のトークを入れた30分番組になっていたのだ。全く同じ物をすぐ再放送するのはよくあるが、なんじゃ、これ?
 不思議だったが、そうか、これも、30分放送枠の予定作品がいきなり崩壊して、「なんか、この間やってた5分アニメ、声優や監督のトークを入れたサービス版があるらしいよ」みたいな話になったのだろうか。

15分アニメを30分に マガジンの話だけどほんとにありそう2020年02月25日 14:06

少年マガジンのヒットマンを読んでいて思わず吹き出した。放映が近づいている時期に突然倍の長さにしてくれ。漫画の話だが、ホントにありそうな話。大人と大人の仕事の約束を平気で破る人がいる世界。大部分は真面目な人だと思うけど。

1号が主役でないのナゼと訊くオバカ役タレント サンダーバード秘密基地を組み立て2020年02月24日 07:57

2号が主役ナゼと訊くオバカなジャリタレ
 毎週月曜に新刊分を組み立てて更新しているが、今週は月曜が休みで買いに行けない。
そこで余談。サンダーバードのリメイク版アニメをNHKが放送する時、特番をやった。その中で、オリジナルを知らないジャリタレが、サンダーバードの模型を見て、「どうして(流線形でカッコいい)1号ではなく、(ノロマな亀みたいなズングリムックリの)2号の方が人気があるのか?」とクビを傾げていた。そりゃあ、分からんだろうね。せっかくオバカ役がいいフリをしてくれてるのに、ちゃんと説明できないオジさんタレントたちが情けない。何のためのゲストじゃ。
 サンダーバード1号は、最高速度マッハ20の原子力航空機。地球半周分離れた災害事故現場でも1時間以内に到着可能。現場の情報収集、救助計画立案、指揮を取る。
 これに対し、サンダーバード2号は、開発者がGiant Transportation System(巨大輸送装置)と紹介している。任務は、ジェットモグラや潜水艦サンダーバード4号など救助に必要なメカを現場に運ぶ事だ。
 これは軍隊で言ったら、ロジスティクス(兵站部)にあたる。どれほど高性能な武器、兵器、装備を持っていても、Giant Transportation Systemが機能しなければ、戦闘に勝つことはできない。いかなる戦いにおいてもロジスティクスこそが最も重要であると、サンダーバードは子どもたちに教えているのだ。
 テレビのオバカ役タレントは、シャーロック・ホームズのワトソン君である。ワトソン君は読者よりほんの少しだけ間抜けでなければならない。謎が解け始めた読者に「ワトソンはこんな事も分からないのか」と優越感を持たせるための重要なキャラ。同じく、テレビのオバカ役も視聴者よりほんの少しだけ頭の悪いキャラを演じているのだ。
 組み立ての更新は明日火曜。専用ブログはこちら → https://tracy-island.hatenablog.com/

しずかちゃんと光秀は親戚?(1) 義仲の名字が違うのはナゼ2020年02月13日 13:20

 国民的アニメドラえもんのヒロインしずかちゃんを知らない日本人はあまりいないだろう。だが、しずかちゃんの本名が源静香(みなもと・しずか)である事は意外に知られていないのではないか。私も名字について調べていた10年前、たまたま知人と源姓の話題になって初めて教えられた。おそらく、源義経の恋人、静御前にちなんでいるのだろう。由来を確かめようとしたが、間違えて藤子不二雄(A)さん(ドラえもんではなく、怪物くんや笑ゥせぇるすまんの方)の事務所に電話してしまい、分からなかった。今度テレ朝にでも聞いてみようかと。
 さて、不思議に思った事はないだろうか。源は「源平藤橘」と総称される日本人の姓の代表格。ところが、現実の世界で源さんに出会う事はまずない。有名人でも本名は違ったりする。藤原さんはよくある名字だし、それよりは少ないが橘さんや平さんも数人は知っているだろう。なぜ、武士の頭領・源氏の源さんはこんなにも稀少なのだろう。
 また、子ども向けの義経の本を読んだ時、こんな疑問がわいた。平氏を京から追い出し、最初に都を占領したのは木曽義仲だ。義仲は頼朝・義経兄弟と父親同士が兄弟のいとこにあたる。なのに、なぜ名字が頼朝たちと違うのか。
 10年前、名字研究家・森岡浩さんに話を聞きに行って疑問が解けた。
 義仲だけでない。足利尊氏も、そのライバルの新田義貞も、武田信玄も、足利家の分家の今川義元もみんな本名は源朝臣(みなもとのあそん)なんだそうだ。彼らは清和天皇の遠い子孫とされる。天皇の子や孫には名前だけで姓がない。それが臣下となって下る際、与えられた姓が源や平。宮中の公式行事に出る際や朝廷に公式文書を出す場合は正式な氏姓で源朝臣尊氏などとしていた。
 中央で職にあぶれるなどした源氏や平家の三男、四男は地方に領地をもらう。自ら現地に出向して、地元の豪族を束ねる者もいる。その際、自分の支配権を誇示するため、本拠地の地名を名字として名乗る。栃木県足利市にあった荘園(下野国足利荘)を支配した源氏が尊氏の先祖だ。
 頼朝の親戚たちが武家として各地を支配し、日本中、源氏だらけになってしまったから、本姓ではなく、地名を元にした名字で呼び合うようになった。要するに、源氏は繁栄しすぎたために名字として残らなかったのだ。
 そして、今の岐阜県にあった土岐郡を根拠地とした美濃源氏の名門が土岐氏だ。光秀の明智氏はその土岐氏の分家とされる。
 さて、以前に、源氏をテーマに書きたいと言ったら、上司に「そんなの科学じゃないからダメ」とボツになった。大河ドラマが明智光秀をやっているので、源氏と土岐氏について書いてみる。

比企谷八幡は犬神明 ネタバレ無し だってまだ読んでないもん オレガイルは平成のウルフガイ・シリーズ2019年12月08日 15:26

 ついに「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(通称・俺ガイルシリーズ)が完結した。で、これから最終巻を読む前に書いておこうと思った。それにしても、まさか完結が可能とは。まっとうな終わり方は「サヨナラを2回言えばいいだけ」(オフコースの小田さんじゃない方の歌詞)なのだが、そんなの誰も望んでいない。
 この主人公の物語になぜ惹かれるのか。伏線は見事だし、心理描写の面倒さもいい塩加減だし、そりゃよく出来ているが、それだけでは理由にならない。ある時、突然気づいた。比企谷八幡は、子どもの頃夢中になって読んだアダルトウルフガイ・シリーズ(平井和正)の主人公・犬神明なのだ。比企谷のセリフや懊悩苦悩の一つ一つが思い当たる。
 実は、10巻以前にも犬神明のジレンマが脳裏に浮かんだシーンがあった。比企谷が奉仕部での他者との関係性をどう保持するか道しるべを見失い、葉山・リア充グループがどうやっているのか必死で観察しようとあがくシーンだ。
 俺ガイルの読者で平井和正を読んでいる人はほとんどいないだろうから、概要説明。
 アダルトウルフガイの犬神明はマフィアやCIAが絡んでくるような危険な取材をこなすフリーのルポライター。その正体は、太古から続く人狼の一族・犬神と人間の混血だ。ファンタジー系にありがちな設定とか言わないように。それって、マドンナを見てレディ・ガガみたいと言うような物。平井和正から直接間接の強い影響を受け、マネしたりしてるのは今のラノベ作家の方だから。
 で、犬神明の比企谷との共通点

1)主人公は孤独である

 人類社会の中に紛れ込んではいるが、所詮は別種。人間とあえて深く関わろうとはしない。

2)過去、仲間を探し、受け入れてもらおうとしたが、酷い拒絶に遭った

 犬神族は絶滅寸前の種だが、人間との争いは好まず、隠れ里に住んでいる。犬神明はかつて若き日、仲間を求めて、人間には近寄れない犬神の里を見つけ、近づいた過去がある。だが、受け入れられるどころか、人間の血が混じった者を同族とは認めない一族の拒絶に遭い、酷い追い払われ方をした。それは大変なトラウマだが、どこか心の奥底で真の仲間を求める思いは消えていない。

3)人間の群れの残酷さを嫌い、冷めた目で人間社会を見ている

 犬神明は慈悲深きオオカミの一族であることに強い誇りがある。哺乳類(脊椎動物全体?)の中で、同種同士で殺し合うのは人間とネズミだけ。犬神の者は決して同族同士の殺し合いはしないし、他種も無意味に殺したり、傷つけたりしない。戦争や無意味な殺戮を好み、憎しみで他者を殺す人間の性質を犬神明は軽蔑している。

4)庇護を必要としている者を放っておけない

 人間を軽蔑し、人間社会を煩わしい物と思っているのに、弱っている者、困っている者、自分の庇護欲をくすぐる者に手を差し伸べずにいられない。だが、助けようとしても悲惨な結末を迎えることが多く、それがさらなるヒト族への絶望につながる。

5)ある条件下で卑怯なまでに強力な特異能力を発揮する

 満月前後の3日間ほどは不死身、パワーはロボコップ並みになる。どんな傷を受けてもたちまち再生してしまう。聴力、視力、嗅覚なども絶大。

 「人狼であるから人間社会に暮らしていても、決して人類と同化することはない」という構図を、「ボッチだから高校生活を送っていても決してリア充と同化することはない」に置き換えれば、上記の特性や境遇は比企谷の初期値そのものだ。
 しかし、人間社会に関わっていくうちに、犬神明は初期値からずれていく。そして、比企谷と同じくそのずれは己の存在自体を脅かすほどにまで大きくなる。犬神明は気づかざるを得ない。自分には半分人間の血が流れていることを。激しい憎しみで人を傷つけ、復讐の歓喜で他者を殺す人間の本性が自分にもあることを。
 それを知った時、犬神明は不死身なのに死にかける。それほどのアイデンティティーの崩壊を来す。
俺ガイル・アニメ2期のエンディングの歌詞に「孤独という強さ」とあるが、まさに犬神明や比企谷が無敵の超人だったのは孤高だったからこそ。
 いまや比企谷は瀕死。己の掘った落とし穴にはまって身動きが取れなくなっている(13巻まで)。
リア充グループのうわべだけの関係を、掛け替えのない物として守ることに必死なリーダー的存在・葉山。それに対し、自分は彼らとは違う、彼らのようにはならないと、観察者の立場だった比企谷。本当は知っているのに、本質的な問題からあえて目を背け、誰も選ぼうとせず、誰にも選ばれないようにしている葉山の生き方を「ごまかし」と断じる比企谷がいざ自分が当事者になった時、同じまやかしの中に逃げるわけにはいかない。
 生死の境から犬神明は復活する。いま(13巻まで)は瀕死の比企谷もきっと復活することだろう。犬神明の復活後のそれからについてはファンの間では賛否両論なのだが。

実名拒否理由が「職業アニメを知られたくない」だったら悲しい2019年09月11日 21:00

京アニ事件で犠牲になった人の60%で家族が実名公表を拒んでいたという。その理由を、公表されるとマスコミの取材が殺到し、2次被害を受けるからだと思っていた。従って、メディアスクラムを起こさない対策を万全にすればいいのではないかと。だが、違う意見も聞いた。
 先日、松尾貴史が名古屋の本格的ウイスキーバーに行った経験を書いていた。オペラが流れ、ブレードランナーの映像をモニターに映している。本物志向のマスターはウイスキーと芸術に一家言あり、アニメやマンガの類いは芸術と認めていないという。「鳥獣戯画は?」と問うと、「あういうものは別枠」だそうだ。
 今時、こんな化石みたいな人が本当にいるのかと疑った。
さて3年前、萩尾望都が司馬遼太郎や藤沢周平、ノーベル賞科学者らが取っている朝日賞の授賞式で、マンガなんか読んでいたら頭が悪くなる、ろくな人間にならないと言われ続けて育ったが、まさかこんな日が来るとは思わなかった、と切々と訴えていた。
 50年以上も前、萩尾さんが子どもの頃は、確かに「マンガ禁止」「マンガなんか読んでいるのはダメ人間」という親が大多数だった。それでも隠れるようにしてマンガを読み続けた世代が社会の中枢を占め、それらの世代も引退して、いまや大人でもマンガを読むのが当たり前の日本になった。と思っていた。
 京アニの実名拒否理由の中に、親戚や友人に知られたくないというのがあった。誰かが言った言葉にハッとした。「せっかく大学まで出たのにアニメの会社に勤めてたのか」って言われたくないんだよ。
 そんな事はないと思いたい。「子どもが漫画家やアニメーターになるなんて恥ずかしくて他人に言えない」。そんな時代はもうとっくに終わったと。
 昨年、ヴァイオレット・エヴァーガーデンのテレビ放送はずっと見ていた。聲の形も映画館に行った。深夜に再放送していた「けいおん!」 も「フルメタル・パニック? ふもっふ」も。
 劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンが公開中だ。見もしないで芸術じゃないとか言わずに、見に行って欲しい。志半ばで倒れてしまったが、世界中の他の誰にも作れない物をつくっていた人たちの作品に触れて欲しい。これが誰にも恥じることのない誇り高き仕事であったことを目の当たりにして欲しい。

テレ東の裏切り者っ!2019年05月02日 10:35

 トンデモない天変地異が起きても、皇族が結婚しても、世の中の流れと関係なくアニメを流し続けるのが、テレビ東京の矜持だったはずではないか。で、結構、視聴率稼いじゃう。そんなテレ東が好きでした。
 何で、改元イブから池上彰さんなんか呼んで真面目な番組作ってんの?
連休が始まる前、戦中派のお年寄りに、「テレビが一番酷いが、新聞も猫も杓子も、連休中、ずっと退位即位、平成最後、令和初で埋め尽くすのか。これでは大日本翼賛報道、大本営発表と同じではないか」と愚痴を聞かされた。
 天皇を政治利用し、政権の人気取りに使っている事に関して、首相や官房長官以上に、それにまんまと乗せられ、無批判にプロバガンダに協力しているマスコミが非難されるべきだ。どこの国のどの時代の政権だって、国王や法王を政治的に利用して支持率を上げようとするのは当たり前のことなんだから。
 若い人も、池袋の事故の加害者を新聞やテレビが容疑者と呼ばず、「さん」や通産省工業技術院の元院長と呼ぶのは「政権への忖度だ。安倍首相に批判的なマスコミもポーズだけだ」などと言っていた。そんな訳はないのだが、そう思わせてしまうマスコミが悪い。

ラブライブはオタク男の見る物って偏見だったかもしれない2018年12月30日 07:46

 大阪に住む知り合いの女性が休み中にコンサートに行ったというので、誰のコンサートか聞いたら、「ラブライブのアクア」だという。さすがにいい年をした大人がアニメのコンサートに行ったと告白するのが恥ずかしいのか、ちょっと口ごもっていた。てか、アクアと聞いて何の事だか分かる自分もどうかしているが。
 しかし、わざわざ大阪から東の結構山奥な所まで声優たちのコンサートを見に行くとは。あういうのはオタッキーなアンちゃんやおっさんが夢中になる物という偏見があったが、本当に熱狂的な女性ファンがいるんだ。と、びっくりした。
 日テレのアニメオタな女子アナが「一番好きなのはラブライブ」と答えたのを見た時は、裏番組が良いって言うのが面白いから言わされているだけだろうと思ったが、認識を改めなければならないかもしれない。
 紅白にチラッと出るようだからどんなのか見てみようかな。笑ってはいけないは録画するし。
前に、このアクアの先輩グループが紅白に出た時、チラッと見たのだが、アニメのキャラに比べて、あまりのオーラのなさ、フォトジェニックじゃない姿に頭痛がした。いや、一流モデルのように美人じゃなくても、なんか可愛げがあるとか、そういうのぐらいはあってもいいのではないか。
 後輩グループに関してはおそらくフォトジェニックさでは向上しているのだろうと予想する。制作者のラブライブ戦略に関してある仮説を立てているからだ。そう「科学する心」がテレビ好きなのは、表に映る番組から、余計な予備知識なし、合理的論理だけで、その裏にいる人たちの意図や思惑、戦略を想像するのが楽しいからだ。