1号が主役でないのナゼと訊くオバカ役タレント サンダーバード秘密基地を組み立て2020年02月24日 07:57

2号が主役ナゼと訊くオバカなジャリタレ
 毎週月曜に新刊分を組み立てて更新しているが、今週は月曜が休みで買いに行けない。
そこで余談。サンダーバードのリメイク版アニメをNHKが放送する時、特番をやった。その中で、オリジナルを知らないジャリタレが、サンダーバードの模型を見て、「どうして(流線形でカッコいい)1号ではなく、(ノロマな亀みたいなズングリムックリの)2号の方が人気があるのか?」とクビを傾げていた。そりゃあ、分からんだろうね。せっかくオバカ役がいいフリをしてくれてるのに、ちゃんと説明できないオジさんタレントたちが情けない。何のためのゲストじゃ。
 サンダーバード1号は、最高速度マッハ20の原子力航空機。地球半周分離れた災害事故現場でも1時間以内に到着可能。現場の情報収集、救助計画立案、指揮を取る。
 これに対し、サンダーバード2号は、開発者がGiant Transportation System(巨大輸送装置)と紹介している。任務は、ジェットモグラや潜水艦サンダーバード4号など救助に必要なメカを現場に運ぶ事だ。
 これは軍隊で言ったら、ロジスティクス(兵站部)にあたる。どれほど高性能な武器、兵器、装備を持っていても、Giant Transportation Systemが機能しなければ、戦闘に勝つことはできない。いかなる戦いにおいてもロジスティクスこそが最も重要であると、サンダーバードは子どもたちに教えているのだ。
 テレビのオバカ役タレントは、シャーロック・ホームズのワトソン君である。ワトソン君は読者よりほんの少しだけ間抜けでなければならない。謎が解け始めた読者に「ワトソンはこんな事も分からないのか」と優越感を持たせるための重要なキャラ。同じく、テレビのオバカ役も視聴者よりほんの少しだけ頭の悪いキャラを演じているのだ。
 組み立ての更新は明日火曜。専用ブログはこちら → https://tracy-island.hatenablog.com/

日本の鉄道運転士の驚異的位置決め 停止位置をミスる率は10万回に1程度2020年01月18日 12:35

鴻上尚史司会の「COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン~」で1回だけ笑ってしまったことがある。日本の鉄道はクールという回。時間に正確無比なんて今さらだが、南米出身の出演者が「駅のホームに乗車位置が書いてあるのがクール」と言う。乗車位置がなかったらどこに並ぶのだ? 南米では鉄道に乗るのに並ばないのだろうか。と、思って見ていたら「自分の国では電車はどこに止まるかわからないので、乗車位置を書く事ができない」。思わず、吹き出した。まさか、停車するホームが決まってない事はないだろうから、停止位置が決まっていないという意味だろう。つまり、電車がホームに進入するとき、運転士は自分がいいと思ったおおよその位置に「エイヤッ」とアバウトに止めているのか。コンビニの駐車場かっ。その適当な運転操作の光景が浮かんで笑けたのだ。しかし、諸外国ではそっちの方が当たり前なのかもしれない。
 日本の運転士は乗車位置と10センチとずれずにピタリと止める。特別にうまい人だけではなく、おおよそすべての運転士ができている事は確かに超COOL。私はこれまで、新幹線、地下鉄などおそらく50万回ぐらい電車の駅停止を経験していると思うが、停止位置をミスった場面に出くわしたのは1ケタ。日本の鉄道の運転士が停止位置をミスる頻度は10万回に1回ぐらいなのだ。本当に何年かに1回、50センチぐらいずれてしまって、ドアを開ける前に「少し位置を変えます」というアナウンスを聞く。1m以上ずれるような事は見た事がない。
 なぜこんな事を思い出したか。最近、いつも乗車位置とドアがずれている路線(駅)を見つけたのだ。

ラブライブはオタク男の見る物って偏見だったかもしれない2018年12月30日 07:46

 大阪に住む知り合いの女性が休み中にコンサートに行ったというので、誰のコンサートか聞いたら、「ラブライブのアクア」だという。さすがにいい年をした大人がアニメのコンサートに行ったと告白するのが恥ずかしいのか、ちょっと口ごもっていた。てか、アクアと聞いて何の事だか分かる自分もどうかしているが。
 しかし、わざわざ大阪から東の結構山奥な所まで声優たちのコンサートを見に行くとは。あういうのはオタッキーなアンちゃんやおっさんが夢中になる物という偏見があったが、本当に熱狂的な女性ファンがいるんだ。と、びっくりした。
 日テレのアニメオタな女子アナが「一番好きなのはラブライブ」と答えたのを見た時は、裏番組が良いって言うのが面白いから言わされているだけだろうと思ったが、認識を改めなければならないかもしれない。
 紅白にチラッと出るようだからどんなのか見てみようかな。笑ってはいけないは録画するし。
前に、このアクアの先輩グループが紅白に出た時、チラッと見たのだが、アニメのキャラに比べて、あまりのオーラのなさ、フォトジェニックじゃない姿に頭痛がした。いや、一流モデルのように美人じゃなくても、なんか可愛げがあるとか、そういうのぐらいはあってもいいのではないか。
 後輩グループに関してはおそらくフォトジェニックさでは向上しているのだろうと予想する。制作者のラブライブ戦略に関してある仮説を立てているからだ。そう「科学する心」がテレビ好きなのは、表に映る番組から、余計な予備知識なし、合理的論理だけで、その裏にいる人たちの意図や思惑、戦略を想像するのが楽しいからだ。

テレビの常識変えた紅白の(イタイ)プロデューサー 仮面ライダーな役者たち22018年12月28日 07:02

 今年の紅白に民放アニメ「ラブライブ・サンシャイン」でアイドルグループを演じる声優たちがその役のままゲスト出演すると報道されていた。以前にも先輩グループが出ていて、もう馴れてしまっているが、これって本来なら異常な事なのだ。
 NHKはCMや宣伝をしてはならない組織。例えば、少年ジャンプを舞台にしたマンガ「バクマン」をアニメ化する際、原作には実名で登場するジャンプ編集部を仮名にしていた。
 NHKだけでなく、他局の番組を取り上げないというテレビの常識を変えてしまったのは、数年前、紅白に仮面ライダー響鬼(細川茂樹)を呼んでしまったイタイプロデューサーじゃないかと思う。

 もともとNHKは、紅白で布施明にかつての大ヒット曲「シクラメンのかほり」を歌わすつもりだった。だが、布施は今さらそんな昔の歌ではなく、今年の「少年よ」を歌いたいと言った。そのとき放送中だった仮面ライダー響鬼の主題歌だ。
 NHKのプロデューサーは響鬼のことを知らなかったのかもしれないが、「いいですね」ということになった。しかし、CMを絶対許さないNHKで民放のテレビ番組の主題歌が認められるのだろうか。
 で、主役の細川茂樹にも出演オファーがあった。
 プロデューサーはさらにイタイことに「せっかくだから仮面ライダーも紅白に呼んじゃいましょう」。
いや、無理でしょう、とツッコムのが普通。
 だが、プロデューサーは響鬼を放送している局に話を付け、制作会社の東映に交渉して本当に響鬼やサブキャラの仮面ライダーたちを呼んでしまった。細川も変身する前の響鬼として、紅白の舞台に立つことに。NHKには他局の社員である響鬼のスタッフも控えていたという。
 民放で今まさに放送中の番組の主役キャラクターを紅白に出させるなんて前代未聞。テレビ業界の常識ではあり得ないことだったが、実現させてしまった。
 その後の紅白は民放アニメの着ぐるみが出たり、やりたい放題だ。
いま、民放では、MCが「裏番組の方がおもしろい」と言ったり、出演者が出ている他局の人気番組の映像を流したり、と昔は考えられないことがある。そんなことをしてもいいのは世界のキタノことビートたけしだけだった気がする。
 例えば、日テレの有吉反省会に週に何十本も見るほどアニメ好きという日テレアナウンサーが出た時。一番好きなアニメは、今まさに出ている有吉反省会の裏でやっている「ラブライブ」だと答えた。どちらをオンタイムで見るかと聞かれたら、社員でありながら、迷わずラブライブと答えた。これなんか面白いから言わされているのだろう。だって、週に何十本も見るほどのアニメマニアの一番がラブライブって事はないんじゃないかと。

 こんな風潮は紅白の響鬼がきっかけで広まったのではないか。あのお堅いNHKですらあそこまでやるんだから、という感じだろう。
 さて、俳優・細川茂樹は響鬼の放送中、バラエティー番組に出まくって、よく響鬼の話をしていた。少しでも多くの人に響鬼を見てもらいたいからだが、役者としてのファンからはバラエティー出演に非難めいた反響も来る。それに対してどう思うか。細川の返事は大変興味深かったが、本人の許可を得る方法がないので、書くことはできない。

 「科学と関係ないじゃん」と言われそうだが、仮面ライダー話続きます。

ISSAが泣いたのはなぜ 聞きたくて会いに行った 昔の話ですが 仮面ライダーな役者たち2018年12月25日 08:16

 紅白の出場も決まり、復活ブレイクしているDA PUMP ISSA。彼に話を聞くために会いに行ったのはまだ今のメンバーになる前の話だ。
 彼に話を聞きたいと思ったきっかけはあるテレビ番組の企画だ。
タレントが何か難しいことに挑戦させられ、クリアすると事前に頼んだ欲しい物がもらえるというバラエティだった。
 ISSAは仮面ライダーの第1作、1号・本郷猛(藤岡弘)、2号・一文字隼人が出てくるテレビ版の大ファンだ。
ISSAは事前に「仮面ライダーのスーツが欲しい」と希望を出していた。だが、それに対する原作者の会社「石森プロ」から番組への回答は「仮面ライダーは改造人間が変身してなるものであって、仮面ライダースーツというものはありません」だった。
 その答えを聞いたとたん、ISSAの顔色が変わり、「そうですよね。ぼくが間違ってました」と泣きそうになった。というよりほぼ涙ぐんでいた。
 なんて純真な子なんだろう。その時の気持ちを聞きたくて、アポを取った。
 彼の答えは明快。
「自分も人に夢を与える仕事をしているのに、子どもの夢を壊すようなことを望んだのは間違いでした。それに気づかなかったことをすごく反省しました」
 イケメンだからでも、歌やダンスがうまいからでもなく、こういう人だから彼はモテルのだろう。

チコちゃんも科学は苦手? LEDのよくある間違い2018年12月17日 20:50

 前回放送の「チコちゃんに叱られる」で、LEDが発光する原理を取り上げていた。
その余談で、LED照明が2000年ごろから急速に普及している理由について説明していた。2014年にノーベル賞を受賞した3人の日本人、赤崎さん、天野さん、中村さんが青色LEDを発明したから。ここまではいい。
 白色のLED電球を作るには、赤、緑、青の3色が必要。赤と緑のLEDはあったが、青色ができて3色そろった。
「白色の光を作るには、赤、緑、青の3原色が必要」。これ、よくある間違い。
 人間の目に白色に見える光を作るには、2色あれば十分なのだ。
実際、中村修二さんがいた徳島の日亜化学は、青色LEDを作ると、それに黄色い光を組み合わせた2色で白色LEDを製品化した。青と黄色のように混ぜると白になる光を互いに補色という。いろいろな組み合わせがある。基本的には、赤や黄色のようなエネルギーが低い光と青や紫のようなエネルギーが高い光の組み合わせにある。
 エネルギーの高い光があればエネルギーの低い光を作るのは簡単だ。白色を作るにはエネルギーの高い青色が必要だった。
 それと、細かい事を言えば、青色以前に緑色のLEDがあったというのも本当は間違い。
中村さんも受賞が決まった時のテレビのインタビューで「本当は緑もなかった。青も緑も我々が作った」と言っていた。それ以前は暗い黄緑のLEDがあっただけで、実用的な明るさの緑色LEDはなかった。青色LEDが発明されてから青色を改良して緑を作ったのだ。

作られた順番で並べると

赤色LED → 黄色LED → 青色LED → 白色LED(青色LEDに黄色い光を混ぜた) → 緑色LED → フルカラーLED(赤、緑、青を混ぜて色を作る)

になる。

不愉快だぞ、NHK!(4) AIを擬人化するな2018年11月27日 23:09

 Nスペなどは羽生竜王なんかを狂言回しにAI特集をしたりするわけだけど、非常によくない。将棋AIや囲碁AIがあたかも思考力を持っているかのような取り上げ方をしている。AIが何かを考えて、人間と対戦しているという世の中の誤解を助長しているのだ。
 経済学者なんかも「いずれAIが人間の仕事を奪う」的なオチのコメントを誘導されるそうだ。そういう風に話を持っていかなければ視聴率を稼げないと、率先してそういう番組作りをするのがNHKだという。いや、NHKを視聴率を稼ごうとするな。
 民放や雑誌が視聴率ほしさ、売り上げ部数を伸ばしたいがために科学的にひどい番組づくりや適当な特集を組むのはよくないし、しょうもないが、不愉快だ、むかつくまではいかない。しかし、NHKだと許せない気持ちになる。
 NHKは国民から強制的に集めた受信料が潤沢で、民放やそのほかマスコミ、雑誌では信じられないような多額の制作費を使える。だいたい、0の数が2つぐらい違う。目先の人気や視聴率稼ぎを気にせず、後世になっていい作品だと評価されるような良質な番組をつくれるし、つくるべきなのだ。
 テレビ局は番組別に、ニュース番組を扱う報道班、お笑い番組やワイドショーを扱うバラエティ班、フィクションをつくるドラマ班の3つにだいたい分かれる。で、NHKのバラエティ班にあたるNスペやクロ現なんかがひどい。民放も同じだが、スタッフが外に対して横暴。テレビだと言えばどんなムチャも通ると思い込んでいるのがありあり。

不愉快だぞ、NHK!(3) 旬の意味も知らずに食の番組作ってるのか? ― 2018-11-262018年11月27日 00:10

 NHKのアニメ「英国一家、日本を食べる」の寿司の回の続き。前回、紹介した「江戸前LOVE」と連呼するラップ調の歌。そのタイトルは番組の原題と同じ「Sushi & Beyond」。それにはこんな歌詞もあった。

「旬のネタはいつも高騰」

 これ、まるっきり逆。旬というのは最盛期を意味する「盛り」とほぼ同義。魚介類や農作物がたくさん取れてもっともおいしく、もっとも安い時期をいう。ただし、ものによっては収穫の多い時期と一番おいしい時期が違う例外もある。
 また、初物好きの江戸っ子が、味はまだそれほどよくない初鰹を先を争って買うために高騰したなんてのもある。この場合は、盛りに対し、はしりという。はしりも含めて旬とみなす場合もある。
 従って、「旬のネタは安いことが多いが、例外的に高くなってるものもある」が正しい。「いつも高騰」は明らかな間違いだ。
 これがラッパーがコンサートで歌ってるなら目くじらを立てるようなことではない。しかし、日本の食文化を紹介する番組でこんな歌詞を平然と流すのはどうかしている。チェックして変えさせるべきだ。そもそもスタッフ自体、旬の意味を知らないから間違いに気づかなかったのだろう。

不愉快だぞ、NHK!(2)創業120年江戸前の老舗・浅草寿司清が本当に養殖魚を出してるの?2018年11月26日 07:59

 さて、前回に続き、NHKのアニメ「英国一家、日本を食べる」の話。寿司を取り上げた回があった。なにしろ、原作の原題は「Sushi & Beyond」(寿司、そして、その向こう側みたいな意味でしょうか)。
 で、本編のアニメ部分が終わった後、エンディングで浅草の老舗・寿司清の主人がいろいろなネタを握るのに合わせて、「江戸前LOVE」と連呼するラップ調の歌が流れるのだが。江戸前を真に愛する者にとっては聞き捨てならない歌詞の内容だった。
 春夏秋冬に応じたネタを握っていくのだが、
「実りの秋のおすすめは何? サーモン、サンマ、イクラ、・・・」
 サーモンは江戸前のネタじゃないし、秋の味覚でもないし。日本の伝統文化ではサケ・マス類を生で食べる習慣はなく、従って江戸前のネタにもない。寄生虫がヤバイからだ。
 寄生虫はサーモンが食べるオキアミなどの中にいる。エサを管理して養殖することで生で食べられるノルウェー産のアトランティックサーモンなどが日本に入ってくるようになった。養殖なので基本1年中、手に入る。
 また、最近はニジマスなどを海で養殖した国内のご当地サーモンも盛んだ。こちらは夏が出荷最盛期のものが多い。
 いわゆる日本の鮭(シロサケ、秋味)は水温の関係で海での養殖が難しく、養殖物はない。
 こんな基本知識もないスタッフが日本の食文化への知識を深める番組を作ろうとは片腹痛い。
 ところで、江戸前の老舗は天然物しか握らないのが矜持だったはず。寿司清では本当に養殖魚のサーモンを出しているのだろうか。だとしたら、時代もずいぶん変わったものだ。私はサーモンを出すような所は江戸前ではないと思うし、そんな所に行きたくない。
 もし、サーモンなんか握ってないし、出してもいないのに、勝手にあんな歌詞を付けたのだとしたら、撮影に協力してもらったのに、営業妨害も甚だしい。

不愉快だぞ、NHK!(1) アニメ「英国一家~」のスタッフは日本文化なんて好きじゃないんじゃないの2018年11月26日 00:08

 ここ何年か日本を誉める番組がはやりだ。日本人が育んできた謙譲の美徳はどこに?という違和感を覚えるが、まあそれはおいといて。英国のジャーナリスト、マイケル・ブースの「Sushi and Beyond: What the Japanese Know About Cooking」を原作にしたNHKのアニメ「英国一家、日本を食べる」もそういう番組の一つだろう。
 番組の趣旨は、英国人一家の目を通して、視聴者に食を中心とした日本の伝統文化を再認識してもらおうというような感じだと思う。ところが、これを作っているスタッフはホントに日本の文化を理解しているのか、その良さを伝えたい思っているのか、疑問に感じる演出が多々あった。
 例えば、ブース一家がマナー教室に行って、箸使いの作法を教わるエピソード。とりあえず食事を始めると、講師から次と次と禁止事項のだめ出しをされ、長男がキレる。
「いったい何でこれがダメなのさ」
 すると、講師が逆切れ。
「ダメだからダメなんです」

 このエピソード、原作をパラパラと見た限り、オリジナルにはないようだった。いかにも笑いのセンスが貧しいスタッフがとってつけたようなドタバタシーン。おそらくアニメの制作スタッフが独自に加えたものではないか。
 ブースがなぶり箸を注意されているが、ナイフやフォークをなめるのは英国のテーブルマナーでもアウトだと思うが。
 そして、疑問。スタッフはこのエピソードを作るに当たって、本当にマナー教室で体験取材をしているのだろうか?
 箸の作法を教えるプロの講師が「ダメだからダメ」などという教え方をするだろうか。
 なぜ、ダメなのか。すべてにいかにも日本人らしい理由があるのに。
 そして、好奇心が旺盛で、未知の文化に対して謙虚なブースであれば、絶対こんな底の浅い取材はせず、箸の使い方に込められた思いを講師から聞きだして日本への興味をより深めたことだろう。
 だいたい、ここに出てきた禁止行為のいくつかは日本の平均的な家庭であれば親から子に普通のしつけとしてその理由とともに伝わっている類いのものだ。このスタッフはまともなしつけも受けてないのだろうか。だったら、日本の伝統文化を扱う番組の制作者として人選を間違っている。

 科学がまったく登場しないので、続きでちょっと科学っぽい話を書きます。