ハンバーガー型PCを信じるとは ウソみたいな実話2024年04月01日 10:05

ハンバーガー型PCを信じるとは 平成もすごかった
20代の頃、パソコン誌のライターをしてたことがあって、いつものニュース欄と同じ形式で見開き2ページをエイプリルフールのウソニュースで作るというのを2年ぐらい担当した。
こういうのは真剣に考えて力を入れるより何となく思いつきで気楽に書いた方がうまくいく。経済紙で「マックとはひと味違う」という見出しを見て、MS-Windowsの記事かと思って読んだらモスバーガーの話だったことがあった。そこからの連想で、アップルのピザボックス型マッキントッシュに対抗して、モスバーガーがハンバーガー型PC「テリヤキ」を発売するという原稿を載せたのだが。
信じられないことにマジだと思って取材したメディアが複数あって、モスフードサービス(そもそもモスバーガーという会社はない)から「どういうことですか?」と電話が。調子のいい編集長が「MOS/Vというのは、DOS/Vというソフトがありまして、MOSウィンドウズというのは、MSウィンドウズというのがありまして」などと言って煙にまいていた。
デザインを作った学生バイトが「ショーユジェットプリンタを本当だと思う人がいるのか」と驚愕。
昔は4/1の発売号でウソを載せる雑誌やテレビ番組がけっこうあった。ただの1人でも信じる人がいたらもうできないのだろうか。今、こんなようなことをしたら大変なことになる。近頃、「昭和はひどかった」ブームがありますが、平成でもけっこうすごかったと思う。

これもジャニーズ忖度の1種?2023年09月14日 13:18

これもジャニーズ忖度の1種?
ジャニソンってアニソンみたいだけど。
今度、ジャニーズ事務所の会見があったら、
「2000年の流行語大賞には香取慎吾さん扮する慎吾ママ (フジテレビ『サタ★スマ』)の『おっはー』が選ばれました。
オッハーはテレ東の子ども番組『おはスタ』がオリジナルで、そのマネであることは当時香取さん自身も認めていました。
なのに、大賞の授賞式では、テレ東やおはスタについては一切触れられず、香取さんとフジテレビのみの功績とされました。
これもメリー喜多川氏やジャニーズ事務所の圧力や主催者側の忖度があったのでしょうか」と誰か質問してくれないかな。

笑いの本質を考える 不毛な作業で思い出した事2023年06月01日 18:02

笑いの本質を考える 不毛な作業で思い出した事
「お笑いの本質とは」と質問され、「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇である」というチャプリンの言葉にお笑いの本質・神髄のすべてがあると答えた。
 さて、昔、ある先輩がある新入社員にとても手を焼いていた。だが、その新人が人事異動で去ってしばらくしてしみじみと言いました。
「同じ部にいた時はあんなに腹が立ったのに、自分が被害を受けない立場になったら急にやさしい気持ちになれる」。なんなら、懐かしく、可愛いい後輩にすら思える。これぞ、チャプリンの名言を別な方程式で言い換えた言葉だと思う。
 近年、どこの会社でも自分の業績を自画自賛する申告書や新年度の目標を書くといった苦行を強いられることが多くなってきた。私が来てから部会が面白くなったと言われたのを思いだし、「毎回部会で提案をする。できれば笑いを取る。黙っているよりは前に出る勇気。スベッてもいい」という目標を入れてみた。
さて、昔、また別な部である上司が「何が書いてあるのかさっぱり意味の分からない原稿」を出してくる新部員に困っていた。
「もっと新聞を読んで文章の書き方を勉強しろ」と言うと「読んでます」。
「それでは、」と私が「じゃあ、今年になってからこの数カ月に読んだ中で何でもいいから一番いい文章だと思った物を挙げてみて」と言ったら
「私って、いい文章と悪い文章の区別がつかないんですよね」。「・・・・」。
そんな「違いの分からない」部員は、リモコンロボットのように上司が何から何まですべてお膳立てしてくれて成した事は自分の手柄ではないという謙虚さがあって、業績に書くことがなく、「幹事として忘年会や送別会を開いた」と書いたそうだ。
「業務での業績に決まってるだろっ」。「こらっ、味オンチな者がどうしてシェフになろうと志したのか」などと心の中でツッコミを入れたのは今となっては懐かしい思い出。可愛いとは1ミリも思わないが。
新人の私に相当苦労させられたはずの先輩が、私の顔を見ると懐かしそうなのはこういう気持ちなのだろう。
ところで、忘年会や送別会など会社の飲み会の幹事が業務扱いで盛況な宴会を開けたかどうかなどが社員としての成績評価・人事考課の対象になる会社もあるんだろうか?
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

入試問題で教師の愚痴 このツカミ必要?2023年02月03日 18:16

入試問題で教師の愚痴 このツカミ必要?
最近、中学入試や大学入試のリサーチをしている。設問を見て笑ってしまったのは初めて。入試を利用して日頃の不満を言ってるだけなのでは。

コロナ微少変異をインフルと混同 恐怖を煽るワイドショー2020年12月24日 13:40

 新型コロナウイルスのちょっとした変異が見つかるたびにワイドショーが大騒ぎする。まるで、変異ウイルスは、一度かかって回復した人にも襲いかかり、ワクチンも効かない凶悪犯かのようだ。インフルの変位速度は非常に速いが、同じRNAウイルスでもコロナウイルスは例外的に変異しにくいウイルス。変異の主な原因であるRNAの複製ミスの頻度は一般的RNAウイルスの15分の1以下という論文がある。
 今、非常に細かい変異を見て、無数に分けているだけ。問題は、その変異によって、以前に新型コロナウイルスを経験した免疫(獲得免疫)が同じウイルスだと認識できなくなり、有効な攻撃をできなくなるかどうかだ(抗原性が違うと言う)。
 ワイドショーなどは、インフルのA香港型にかかってもAソ連型やA新型にもかかるのと同レベルの違いと勘違いしてるが、全く違う。A香港型とA新型の違いは、コロナで言えば、新型コロナウイルスとSARSウイルスぐらいの差があり、香港型用のワクチンはソ連型や新型には全く効かないようにSARSのワクチンは新型コロナウイルスには効かない。
A香港型にかかったばかりの人が同じ季節にA新型にかかることはよくある。しかし、変異の速いインフルでも同じ季節に同じA香港型に2回かかることは極めてまれ。
1年たつとかなり変異が大きくなり、前の季節にかかったA香港型にまたかかるということはよくある。
 このインフルのA香港型の変異や株の違いは、今、新型コロナウイルスで事細かに取りざたされている変異に比べたらずっと大きな変化。
新型コロナウイルスに一度かかった場合、その獲得免疫はインフルよりは長く保たれる可能性が高いだろう。
ワクチンに関しても同様だが、ワクチンの場合、さらに、新型コロナウイルス用のmRNAワクチンがインフルで使われている不活化ワクチンに比べずっと効果が高いという要素もある。
ウイルスの変異によって免疫の質的効果が下がっても、免疫が非常に強く誘導されていれば量でカバーできる。例えれば、抗体1人1人がダメ兵士でも大量動員すれば敵を倒せる。
 これまでのワクチンの常識は、実際にその病気にかかる事が最強のワクチンであり、ワクチンで得られる免疫は実際のウイルスに感染した場合に比べて弱いというものだ。しかし、mRNAワクチンは、これまでの研究だと免疫を刺激し、誘導する効果が非常に高く、下手したら、本物の新型コロナウイルスに感染した場合よりも強いかもしれないぐらいだ。常識を覆すワクチンだが、逆に強すぎる事による害が心配ではある。

ストーンズと言えばRolling Stonesでないとは世も末2020年01月21日 12:14

ソニー vs. エイベックス ジャニーズ広告対決
 今日の朝刊で、ジャニーズの若手グループSix TONESが朝日新聞の広告(SONY)、ライバル新人グループSnowManが読売新聞の広告(avex)に載って競わせるというレーベルを超えたコラボをやっているのだが。
 日曜のテレビ欄のくりぃむ上田の番組にカタカナで出ていたので初めて知ったが、このグループ名はシックストーンズではなく、ストーンズと読む。
 これからは、どっかの家庭で、父親が「シックストーンズ」と読むと、「ストーンズ!!」と娘にバカにされ、「ストーンズと言ったらミック・ジャガーのThe Rolling Stonesだろう」と応じて、「何言ってんの?」とさらにバカにされる事になるのだろうか。
 ちなみにこの番組ゲスト次第で和牛とか銀シャリとかライスとか笑い飯とかだったら見るのだが、ジャニーズと聞いたとたん、チャンネルを変えた。

西野亮廣の記事に? 制度が勤続疲労とは2020年01月16日 17:25

西野亮廣の記事に?
 西野亮廣の絵本が舞台になるというインタビュー記事があった。
その中で、「鎖国を決めた人にも、その人なりの正義があって。でも200年ぐらい経った時に、そのシステムが勤続疲労を起こして開国した」
 勤続疲労という言葉があるのを初めて知った。長年働き過ぎたサラリーマンが不調を起こす事を皮肉って90年代にできた造語らしい。だが、これは人間に対して使う言葉だ。西野は鎖国という「制度」が破綻した事を言ってるのだから、この場合は無生物に対する用語、本来の金属疲労でないとおかしい。西野本人が文を書いているなら、意図的に変な言葉を使うこともありえるが、これは西野の話を聞いて書き起こしているのだからそれはない。このインタビューの筆者のフリーライターはプロ野球の記事なんかも書くらしいから、ピッチャーの肩の勤続疲労などと混同したのだろうか。まさかいくらなんでも本来の金属疲労を知らないという事はないだろう。

松本ダメ出しにマジ下げが笑えたM1 自分が劇中歌を変えさせた過去を思い出す2019年12月23日 13:40

今年のM1で一番面白かったのは、トップバッターのニューヨークに悪い点を付けた松本人志のコメントに対するニューヨークのマジ落ち込みぶりだ。「好みだけど、俺はツッコミが笑っているのは嫌い。ツッコミはもっと怒ってて欲しい」と言われたとたん、食い気味に「最悪だ」と顔色が変わり、松本が話を続けられないほど騒いでいた。このやりとりだけはドキュメンタリーだった。漫才師たちは松本を笑いの神だと思っているから、ほかの6人の審査員が高得点を付けた事が全く慰めになってなかった。
 さて、昔、ある劇団の大御所俳優(バラエティーにもよく出ていた人)の自作脚本、主演のコメディーを見に行った事がある。銀座という場所柄か客層は結構高齢だった。で、その中のワンシーン。主役が「あなたが噛んだ小指が痛い」と口ずさんでいた。終演後、劇団の制作の知りあいがいたので、立ち話。何の気もなしに「あういう昔の歌を使うのはお客さんの年代に合わせているんですか?」と尋ねたら「そんなことはないです」
 ところが、その後に見に行った人に聞いたら、「小指の思い出」が「天城越え」に変わっていた。いやいや、かの扇田昭彦とかが言ったんなら分かるが、私なんかのどうでもいい世間話で変えるか? しかも、小指の方が劇の内容に沿う歌詞なのだ。ベッキーや北川景子にインタビューした事があるといっても、私の専門はあくまでもサイエンス。演劇なんてど素人だ。30年前の歌を15年前の歌に変えても大して新しくないじゃないかというツッコミは置いといて。
私如き無名の文士の言う事さえしょうもない影響を与えてしまうのだ。漫才の鬼神の如く崇められている松本の言葉が今後、ツッコミ芸人に及ぼすハレーションは計り知れないだろう。ニューヨークが落ち込まず、むしろ、これは目立てたんだとポジティブに受け止めるといいのだが。「笑いすぎと叱られたツッコミです」と明るく言って、ボケに「おまえは二度とヘラヘラするなって言ったろ」とツッコマれるネタにするぐらいやってほしい。

最も政権寄りフジが最も政権批判ネタの村本を使う皮肉 権力批判漫才が逆に新鮮な日本 お笑いは本来ペーソスとアイロニー2019年12月09日 18:31

 フジテレビのTHE MANZAI、全般的にイマイチだった。ベテランが新ネタで頑張っているのは分かるが、新機軸を出そうとして空回っているというか。ほとんどのコンビが以前のネタの方が面白い。観客を素直に笑わすためでなく、他の芸人たちに感心してもらうネタを作っているように見えた。
 そんな中、ウーマンラッシュアワーの村本は、2年前と全く同じ原発の話を始めたので、どうしたのかと思ったら、そのネタをやった後にネットで叩かれた事をネタにしていた。各地の原発の町から呼ばれて、このネタをやると地元の人たちはみんな泣きながら笑っていると。
 渥美清の「うれしくてやがて悲しき道化かな」という言葉があるが、お笑いとは本来、ペーソス(哀愁)とアイロニー(皮肉)の産物。村本のようなネタは当たり前なのだが、今の日本では、権威権力批判ネタをする芸人はいても、テレビではほとんど使われないので、逆に新鮮。原発も辺野古問題もただの批判ではなく、皮肉と自虐が効いていてネタとしてもよく出来ている。素直に笑えた。
 さて、村本はTHE MANZAIを年に1回、自分の言いたい事をテレビでしゃべる場と位置づけている。もっとも政権寄りなフジテレビがほかのテレビ局も使わない村本を出すのも皮肉だ。2年前に原発ネタが炎上してから有名になったが、実際にはそれ以前から権威権力批判ネタをやっていた。出すなという圧力もありそうで、それなりに現場が頑張っているのだろう。村本のウーマンラッシュアワーはTHE MANZAIが5年間だけM1と同じ漫才日本一を決めるコンテストだった時の優勝者。漫才の最高峰を集めるという祭典に、自局の大会でたった5組しかいない優勝コンビを呼ばないというのは筋が通らない。たとえ、上層部が苦々しく思っていてもTHE MANZAIのスタッフは村本を呼び続けるだろう。

逆に新木が可哀想 アンタ復活功労と勝手に誤報され 台本上の小手の代わりは誰?2019年12月03日 09:32

 女優の新木優子が「アンタッチャブル復活のきっかけを作った」というネットの書き込みがけっこうある。ネタ元は、スポーツ報知や読売のサイトに載っている記事らしい。記事を真に受けている反応が多いのには呆れた。テレビの内容はほとんどが嘘だという事がいまだに分かってない人がこんなにいるとは。あの番組はゲストの芸人(今回でいうと、アンタッチャブルの柴田)以外の出演者は全員事前に綿密に打ち合わせた通りの発言をしている。新木がアンタッチャブルのファンというのも台本に書いてある事で、本当かどうかは分からない。新木は尼神インターの自転車ケツ止めというキツイ持ちギャグを「やります」と手を挙げ、サンマを感動させた事がニュースになるぐらいだから、お笑い好きなのは本当だろうが。
 まさか、俳優の小手がザキヤマの代わりに柴田と漫才をしている最中、ネタが飛んだフリをしたのも、ホントだと思っているのだろうか?
あれぞ、俳優の演技なのに、気の毒すぎる。
 それにしても、これを書いた記者は番組(DNN)をマジだと思っているのか、嘘だと分かっているのにワザとああ書いてミスリードしたのか。どちらにしても罪な行為だ。バカなアンチに新木が「復活の手柄を捏造した」などと責められたらどうするのだ。
 甥っ子に指摘されたのだが、この記事の「きっかけ」はコントに入る合図という意味で、功労者という意味ではないと逃げられるように書いている。読者がそう取らないのが分かっていてワザと見出しに取っている。ブログならまだしも、新聞がこういう卑怯姑息な書き方をするのは嫌いだ。

 私の趣味の一つに、「バラエティーのどこまでが嘘で、どこからが本当か」を推理して楽しむというのがある。今回のDNN、柴田とアナウンサーと新木と各識者コメンテーターが事前にザキヤマの事を知らされてなかったというのだけが本当で、それ以外はすべて嘘というのが、私の見立てだ。とすれば、新木やアナウンサーに配られた台本には俳優・小手の代わりに誰が登場すると書いてあったのか知りたい。
 あの日の番組には3つの台本があったはずだ。柴田が渡された何が起きるか書いてない台本。ほかの演者が綿密に打ち合わせた、ザキヤマが出てくるまではほんとの台本。スタッフと有田だけが知っているザキヤマ登場のほんとの台本。ただし、秘密を守るため、3つ目は配ってないかも。

https://hochi.news/articles/20191130-OHT1T50082.html
>新木は、同番組で「アンタッチャブルさんが好きで。でも最近アンタチャッブルさんの漫才を見る機会が少なくなってきたというか、残念というかせっかくだから見たいですね」と明かし、復活のきっかけを作った。