危険なCO2使うのは大家がケチだから? 駐車場事故がなくならないわけ 窒息死ではなくCO2の毒性が原因だから他のガスなら安全性高まるが ― 2021年04月16日 22:14
二酸化炭素消火設備によるマンション・ビルの駐車場での死亡事故が相次いでいる。二酸化炭素が多くなると、酸素がなくなるために、酸素不足で窒息すると勘違いしている人が多い。高濃度の二酸化炭素はそれ自体が有害であり、酸素が十分にあっても中毒死する事は理系でも意外に知らない。二酸化炭素が有毒なのが死因なのだから他のガスにすれば危険は少ない。実際、ハロン(水素の一部が塩素などのハロゲンに代わった炭化水素)を使う消火設備があり、その方が安全性が高いという。二酸化炭素の消火設備で何度も事故が起きているのに危険な二酸化炭素をハロンに換えないのは、コストの問題ではなく、二酸化炭素に比べ、ハロンは体積が大きく、場所を取るから大家が嫌がるからだそうだ。新しい駐車場はハロンになってる所が多い。だが、古い所はわざわざ金をかけて取り換えないという。仮に、法律を変えて、二酸化炭素を使えなくしても、消防法は過去に遡って適用されないので、やはり、古い施設の二酸化炭素消火設備は大家がその気にならない限り、替わらないそうだ。
◆現場のCO2濃度、通常の525倍か 駐車場死亡事故
https://digital.asahi.com/articles/ASP4J3PSPP4JUTIL001.html
◆現場のCO2濃度、通常の525倍か 駐車場死亡事故
https://digital.asahi.com/articles/ASP4J3PSPP4JUTIL001.html
コメント
_ 鍛治信太郎 ― 2021年04月17日 15:29
注)私に消化剤の事を教えてくれた人はあまり化学に詳しくないようなので、もしかして、窒素の消火剤とハロンの消火剤を勘違いしているのではないかという気がしてきました。ハロンは消火の効率がよさそうなので、そんなに場所を取らないのではないかと。どちらにせよ、CO2は場所を取らないから危険でも換えたがらないという点は同じですが。
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