若年大人が感染拡大なのになぜ子供を野に放つのか2020年03月07日 11:32

 国会で、なぜ休校するのかについて、10代が感染を広げているからと答えたそうだが。だが、厚労省の専門家会議が言ったのは、

○一定条件を満たす場所からの感染拡大。具体的には、ライブハウス、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘・・・。
○10代、20代、30代の皆さん。若者世代は、新型コロナウイルス感染による重症化リスクは低いです。でも、このウイルスの特徴のせいで、こうした症状の軽い人が、重症化するリスクの高い人に感染を広めてしまう可能性があります。皆さんが、人が集まる風通しが悪い場所を避けるだけで、多くの人々の重症化を食い止め、命を救えます。

・なぜ、10-30代を10代限定にすり替え?
・「小中高生の感染者数は?」「手元にあるデータをみると4件・・・」
・高校生はともかく、ライブハウス、スポーツジム、雀荘に集まる小中学生って?
・確かに私の卒業した中高では平日の昼間っから六本木や渋谷で呑み歩いたり、雀荘に入り浸っているような同級生がいたことは認める。しかし、休校にしたら、欠席日数という抑止力がなくなるんだから、そんなヤツはますますライブハウスや雀荘を遊び歩く事は間違いない。
休校の中高生、居場所は 部活休み・娯楽施設も制限… 新型コロナ
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14393478.html?iref=pc_ss_date

アビガン濃度20倍!にすれば効くかも コロナ 大丈夫か?2020年03月07日 16:53

感染症学会のサイトに新型コロナウイルスへの抗ウイルス薬使用指針があったので読んだが、気になるデータが。ファビピラビル(アビガン)
>>in vitro・動物モデル:in vitro でCOVID-19 のEC50 は61.88 μM であり、抑制効果が認められた。 EC50 はエボラウイルスに類似している。

 EC50(50%効果濃度)とは、ざっくり言うと、この薬をかけたらウイルスの活動(増殖など)が半分に抑えられる濃度である。
 アビガンの分子量は157.1なので、61.88μM=(61.88×157.1=9721)μg/L=9.721μg/mL。
 アビガンの添付文書によると、「インフルエンザウイルス実験室株に対するEC50値は、0.014-0.55μg/mL」とある。
 インフルとコロナでは感染する細胞が違うから単純比較は出来ないかもしれないが、コロナに効く濃度はインフルに効く濃度の18倍から700倍という事になる。
 また、添付文書には
>>ファビピラビルRTPのヒト由来RNAポリメラーゼIIに対する阻害作用(IC50値)は、905μmol/Lであった。
とある。人間の遺伝子(RNA)をつくる酵素の働きを抑制してしまう濃度(50%阻害濃度)は、142μg/mL。これはインフルへの効果濃度とは250(~1万)倍以上もの開きがあるが、コロナとだと15倍しか差がない。
 インフルへのアビガンの容量でも血中濃度の最大値はけっこう高くなるのだが、あくまでも最大値。決められた容量の何倍もの量を使うわけにいかない。果たして効くのだろうか。

そりゃ効くよ コロナの治療法になるかは別問題 評価法の確立が必要
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/02/26/9218028

タミフルよりアビガンな理由 コロナに効きそうな薬はRNA合成酵素阻害剤
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/02/22/9216635

タミフル48時間経過後無効はウソ コロナが重症化したら効かない根拠なし
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/02/26/9218173

 http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_antiviral_drug_200227.pdf