違うシャープレスかと ノーベル選考に過去受賞は関係ないのだろう ― 2022年10月06日 09:04

シャープレスと言えば、シャープレス酸化、香月-シャープレス酸化と名前の付いた反応が2つもある触媒的不斉酸化反応の雄。酸化と逆の水素化(還元)反応のフランスのカガンとの組み合わせでノーベル賞を取るだろうとずっと前から言われていた人だ。そのカガンがはずれ、野依さんが入ったのは化学界には驚きだった。野依さんの方がボーダーという見方が普通だったからだ。しかし、そのシャープレスが2回目というのはもっと驚き。あのシャープレスとは違うシャープレスかと一瞬思った。
3人の頭文字を取った超伝導のBCS理論で2回目の受賞となったバーディンは自分がすでに取っているので、他の2人が取るのに不利になるのではないかと心配していたという話がある。ノーベルの選考調査は人ではなく分野が先行して決まるということなので、毎年、3つぐらいに絞られるというテーマの中で候補者に過去の受賞者がいても今年はこのテーマに出そうということになれば、そのテーマの3人に誰がふさわしいかを判断するので、以前の受賞は関係ないのだろう。
◆「1回目は実力。2回目は発想力」 2度のノーベル賞、親友が語る
https://digital.asahi.com/articles/ASQB56TNXQB5ULBH00M.html
3人の頭文字を取った超伝導のBCS理論で2回目の受賞となったバーディンは自分がすでに取っているので、他の2人が取るのに不利になるのではないかと心配していたという話がある。ノーベルの選考調査は人ではなく分野が先行して決まるということなので、毎年、3つぐらいに絞られるというテーマの中で候補者に過去の受賞者がいても今年はこのテーマに出そうということになれば、そのテーマの3人に誰がふさわしいかを判断するので、以前の受賞は関係ないのだろう。
◆「1回目は実力。2回目は発想力」 2度のノーベル賞、親友が語る
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