明日、また間違った「逆王手」が使われるのだろうと ― 2025年10月01日 20:05
MLBポストシーズン、ワイルドカードシリーズで、ドジャース(対レッズ)、レッドソックス(対ヤンキース)、カブス(対パドレス)が王手をかけた。明日、ヤンキース、パドレスなどが反撃に成功、1-1のタイに戻すと、スポーツ紙などが「逆王手」と書くことが多いだろう。しかし、この「逆王手」の使い方は間違い。
逆王手とは相手のかけた王手を無効にして王手仕返すことだ。1-0を1-1のタイにすることをあえてゲーム用語で言うなら、逆王手ではなく、追っかけリーチ。
ポストシーズンのように直接対決で何勝した方が優勝という試合では逆王手はありえない。
リーグ戦なら逆王手がある。
例えば、162試合制のMLBで、1位のヤンキースが99勝61敗、2位のレッドソックスが98勝61敗、ヤンキースはレッドソックスとの直接対決2試合を残し、レッドソックスはその後に1試合残しているとする。また、レッドソックスはヤンキースに勝ち越しが決まっていて、同率なら優勝とする。
さて、直接対決の1試合目。ヤンキースが勝って100勝61敗。レッドソックスは98勝62敗。ヤンキースが2試合目も勝てば優勝なので王手だ。
ところが、2試合目はヤンキースが負け、100勝62敗でシーズン終了。自力優勝が消える。レッドソックスは99勝62敗で、最後の試合に勝てば100勝62敗で並び優勝なので逆王手だ。
逆王手とは相手のかけた王手を無効にして王手仕返すことだ。1-0を1-1のタイにすることをあえてゲーム用語で言うなら、逆王手ではなく、追っかけリーチ。
ポストシーズンのように直接対決で何勝した方が優勝という試合では逆王手はありえない。
リーグ戦なら逆王手がある。
例えば、162試合制のMLBで、1位のヤンキースが99勝61敗、2位のレッドソックスが98勝61敗、ヤンキースはレッドソックスとの直接対決2試合を残し、レッドソックスはその後に1試合残しているとする。また、レッドソックスはヤンキースに勝ち越しが決まっていて、同率なら優勝とする。
さて、直接対決の1試合目。ヤンキースが勝って100勝61敗。レッドソックスは98勝62敗。ヤンキースが2試合目も勝てば優勝なので王手だ。
ところが、2試合目はヤンキースが負け、100勝62敗でシーズン終了。自力優勝が消える。レッドソックスは99勝62敗で、最後の試合に勝てば100勝62敗で並び優勝なので逆王手だ。
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