AIの5.9<5.11に既視感 サクシン、サクシゾン取り違え医療事故 500 < 50 ― 2025年04月01日 13:41

生成AIに5.9と5.11の大小を比較させると、ことごとく5.11が大きいと誤答するのが話題になっている。PCを使っていると、これと似た現象もしくは逆張りの現象をよく見かける。
昔、富山の病院で、サクシゾンと間違えて筋弛緩剤のサクシンを注射する医療事故が起きた。このとき、医師は病院のシステムで「サク」と検索。エクセルで作ったと思われるシステムは該当する薬品のリストを図のように表示した(*)。
人間であれば、同じ薬なら量の少ない物から多い物の順で並べる。エクセルも純粋な数値ならそうするのが、アルファベットなどの文字が混ざると、500 < 50という順番になってしまう。ただでさえ名称がややこしいのに、サクシゾンの中で一番量の少ないサクシゾン50mgの次に、サクシンの中で一番量の多いサクシン100mgが並んでしまい、誤って行をずれて入力してしまったのだ。
おそらくですが、エクセルなどのロジックは、先頭の文字から順に大小(前後)を比較し、アルファベットは数字より後ろなので、500対50mは0の方がmより前と判定するのだろう。
フォルダの名前順の並びも奇妙だが、こちらはロジックがよく分らない。
(*)当時の病院がどういうサクシゾン、サクシンのラインナップを持っていたのかデータが見つからなかったので、量は正確ではない。
昔、富山の病院で、サクシゾンと間違えて筋弛緩剤のサクシンを注射する医療事故が起きた。このとき、医師は病院のシステムで「サク」と検索。エクセルで作ったと思われるシステムは該当する薬品のリストを図のように表示した(*)。
人間であれば、同じ薬なら量の少ない物から多い物の順で並べる。エクセルも純粋な数値ならそうするのが、アルファベットなどの文字が混ざると、500 < 50という順番になってしまう。ただでさえ名称がややこしいのに、サクシゾンの中で一番量の少ないサクシゾン50mgの次に、サクシンの中で一番量の多いサクシン100mgが並んでしまい、誤って行をずれて入力してしまったのだ。
おそらくですが、エクセルなどのロジックは、先頭の文字から順に大小(前後)を比較し、アルファベットは数字より後ろなので、500対50mは0の方がmより前と判定するのだろう。
フォルダの名前順の並びも奇妙だが、こちらはロジックがよく分らない。
(*)当時の病院がどういうサクシゾン、サクシンのラインナップを持っていたのかデータが見つからなかったので、量は正確ではない。
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