国内のL452Rが全てデルタ株とは限らない ― 2021年07月19日 12:06

N501YやL452Rを変異株の名前だと誤解している者もいる。従来株と比べて複数のカ所に変異が入っている変異株の変異の1カ所に過ぎない。PCRでL452R変異を持つことが確認されると、デルタ株と確定したような報道もある。そうとは限らない。デルタ株だと確定するには国立感染研などでRNAの配列調べる「全ゲノム解析」が必要で、それには1日以上かかる。L452R変異を持つ変異株には、デルタのほかに、アメリカ由来のイプシロン株、かつて、インドの二重変異株と持てはやされたカッパ株などデルタより格下の株がある。PCR検査だけで、すべでデルタだとは決めつけられないのだ。しかし、アメリカのイプシロン株の確認例はごくわずか。大騒ぎした割に雑魚キャラだった二重変異とやらも日本にはほとんど入ってきていないので、ほぼデルタが占めていると考えてもおそらく間違いなのだが。
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