アナフィラキシー多発 ユルイ判定など4つぐらい考えられるけど2021年03月12日 11:54

1)判定が甘い
深刻なアナフィラキシーは、瞬時に意識を失って転倒し、ICUに運び込まれるぐらいの事態だが、日本では強いアレルギー反応ぐらいでもカウントしてしまうそうだ。
2)単なる統計的現象
デビューした頃の藤井聡太の戦績は常識を超える高い勝率で、インタビューで質問され、「いずれ平均への回帰が起こる」と答えていた。最初は異常な値になっても全体数が増えるにつれて比率が標準的な値に近づくという意味。まだ接種人数が少ないので、これが数十万人、数百万人になれば発生率も落ち着くのかと思っていたが。20万人程度で37人というのは統計的な誤差の範囲内にしてはちょっと大きすぎる気はする。
3)遺伝的要因、人種差
アトピーに関わる遺伝子に人種で差があるらしい。アナフィラキシーの発生頻度に差があるという文献は知らない。
4)環境要因
欧米人では日常的にほとんどアレルギーの原因になってないものが日本では非常にありふれたアレルギーの抗原(アレルゲン)なのかもしれない。欧米ではmRNAワクチンを包む脂質に含まれる親水性で生分解性の人工ポリマー「ポリエチレングリコール」(PEG)がアナフィラキシーの原因ではないかと言われている。
 とりあえず、ショックを起こした人の抗体検査をするなどして、何がアレルゲンなのか突き止める必要がある。

>>国内では11日までに、約18万人の医療従事者がワクチンを接種。アナフィラキシーを発症したのは計37人となった。厚労省は12日に開催する会合で症例を検討するとしている。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG11DDR0R10C21A3000000/

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