民主主義への銃口? 異論が多い2022年07月13日 13:02

民主主義への銃口? 異論が多い
 元首相が選挙の応援演説中に銃撃されれば、政治的確信犯による暗殺だと咄嗟に思い込む人がいるのは仕方ない。しかし、始めから違和感はあった。改憲や集団的自衛権に反対するような人は他国の兵が領土に攻めてきても武器を取らずに無抵抗を貫くようなタイプ。そういう思想の人たちが銃口で意見を主張する手段を選ぶのか。整合性が取れなくなり、困るのは自分たちだ。むしろ、九条放棄、核武装支持の人たちの方がやりそうなこと。自分にとって正しい目的のためなら暴力や脅迫も許されるという思想と整合性があるからだ。最初のニュースはともかく、その後もマスメディアや与野党が「言論の自由への暴力は許さない」路線を軌道修正しないまま走っていることにけっこう異論を聞く。「民主主義や言論の自由のために戦ってテロリストの凶弾に倒れた政治家や言論人とは違う。神格化するべきでない」というような意見だ。私も怨恨による殺人事件の一種に過ぎないという意見に賛成。恨む相手がいささかお門違いだが。