よく燃えた方が植生の復活は速いが、保水力の復活は伴わない 大規模火災 ― 2026年01月26日 10:49
昨年2月の大船渡市大規模森林火災の研究グループが市民向けの現地報告会を開くというので覗いてみた。
下草や低木だけが燃える地表火だった焼損度中~大の場所と、樹冠(森の木の上部のカリフラワーみたいになってる部分)まで燃える損傷度大~激の場所がある。日本ではここまで大規模に樹冠火が起きたのはまれだそうだ。
燃えて土があらわになった地表が再び植生で覆われるには数カ月かかるが、植生の再生は焼損度の小さい場所より樹冠火が起きた場所の方が速かった。日当たりが良くなったからだ。
森林火災が起きると、灰の下の地中に水を通さない撥水性層というのができ蓋をする。そのため、水が土中に浸透しなくなり、雨が降ると水が撥水性層の上を横滑りし、流出が起きる。ついでに土砂も崩れて流れたりする。再び植物が生えることで撥水性層による蓋は解消していく。しかし、植生の復活が速かった損傷度の大きい地域で、植生の覆いがほぼ100%になっても水の流出率は減らなかったそうだ。植生の復活が遅い焼損度の小さい地域はゆっくり植生が復活するのに合わせ流出率も下がっていった。見た目の植生だけでは判断できないのでモニタリングが重要とのこと。
被害を受けた木は物理的強度に関しては健全な木と遜色なかったそうだ。しかし、いずれは枯死していつ倒木するか分からない危険地帯になってしまう。積極的な伐採、利用が望ましいとのことだ。化学的性質の変化については研究途中。低分子化と言っていたが、何のことなのか分からなかった。樹脂が熱で分解するんだろうか。
焼損地域で深さ2cmぐらいまで土の色が黒く変色していて、その下の変色していない土と比べると、pHが5.35から7.52に上昇。窒素濃度は7.5%→8.2%。全炭素量10.4%→15.6%。カルシウム濃度も3倍弱ぐらいに増えている。焼き畑農業の原理だ。
このほか、燃え広がり方のシミュレーション、飛び火の実験などまだまだ検証中。
全般的に「一般市民向けにしてはちょっと難しいんじゃないの」という報告会だった。
下草や低木だけが燃える地表火だった焼損度中~大の場所と、樹冠(森の木の上部のカリフラワーみたいになってる部分)まで燃える損傷度大~激の場所がある。日本ではここまで大規模に樹冠火が起きたのはまれだそうだ。
燃えて土があらわになった地表が再び植生で覆われるには数カ月かかるが、植生の再生は焼損度の小さい場所より樹冠火が起きた場所の方が速かった。日当たりが良くなったからだ。
森林火災が起きると、灰の下の地中に水を通さない撥水性層というのができ蓋をする。そのため、水が土中に浸透しなくなり、雨が降ると水が撥水性層の上を横滑りし、流出が起きる。ついでに土砂も崩れて流れたりする。再び植物が生えることで撥水性層による蓋は解消していく。しかし、植生の復活が速かった損傷度の大きい地域で、植生の覆いがほぼ100%になっても水の流出率は減らなかったそうだ。植生の復活が遅い焼損度の小さい地域はゆっくり植生が復活するのに合わせ流出率も下がっていった。見た目の植生だけでは判断できないのでモニタリングが重要とのこと。
被害を受けた木は物理的強度に関しては健全な木と遜色なかったそうだ。しかし、いずれは枯死していつ倒木するか分からない危険地帯になってしまう。積極的な伐採、利用が望ましいとのことだ。化学的性質の変化については研究途中。低分子化と言っていたが、何のことなのか分からなかった。樹脂が熱で分解するんだろうか。
焼損地域で深さ2cmぐらいまで土の色が黒く変色していて、その下の変色していない土と比べると、pHが5.35から7.52に上昇。窒素濃度は7.5%→8.2%。全炭素量10.4%→15.6%。カルシウム濃度も3倍弱ぐらいに増えている。焼き畑農業の原理だ。
このほか、燃え広がり方のシミュレーション、飛び火の実験などまだまだ検証中。
全般的に「一般市民向けにしてはちょっと難しいんじゃないの」という報告会だった。

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