南ア株が超悪魔ウイルス化しないの何故2021年05月17日 12:53

南ア株が超悪魔ウイルス化しないの何故
「人は何か望む物を得るためには何か大切な物を失わなければならない」。ウイルスも同じだ。南アフリカ、ブラジル由来の株は、主要な変異が2つもある。デーモン族の勇者アモンが人間・不動明と合体したデビルマンが以前にも増して超悪魔化したように、英国株を超えるスーパーウイルス(笑)になって大暴れするはずが、そうなってない。
>>国内では11日までに3211例解析され、英国型が3119例(97.1%)、南アフリカ型が23例(0.7%)、ブラジル型が69例(2.1%)だった。
 英国由来の株には、感染速度を速めるN501Yという変異がある。南アフリカ株とブラジル株は英国株と同じN501Yとともに英国株にはないE484Kという変異を持っている。この変異は抗体を回避する能力を高めるとされている。「南ア株とブラジル株はウイルスの攻撃力と防御力を高める主要な変異が2つもある二重変異株(笑)なんだからスーパースプレッダーと化す」とはなってない。英国由来の株が先に入ってきたため、たまたま勢力を伸ばしているだけかもしれないが。変異が重なったために返って弱体化している可能性もある。感染が速くなる変異というのは、細胞表面の鍵穴(ACE受容体)とコロナウイルス表面の鍵(スパイクたんぱく質)の結合が強くなる変化。これは接着剤が物をより強固にくっつけるようにする改良だ。抗体を回避する変異というのは、コロナウイルス表面の鍵に中和抗体が結合しにくくする変化。これは、接着剤が指に付きにくくするような改良だ。接着剤の材料に、物をより強く結合させる成分と指にくっつきにくくする成分の両方を入れたらどうなるか? ブラジルのように感染率が高く、すでに抗体を持っている人が多い国では、N501Yによる感染加速能力を犠牲にしても、E484Kの抗体回避能力を導入した方が勢力を伸ばせるが、日本のように抗体保有者が非常に少ない国はE484Kを二重に持たない、N501Yだけの英国株の方が有利なのかもしれない。
 元祖二重変異株(笑)発祥の地、インドの変異株にはL452Rという感染速度を速める変異があるが、もう一つのE484Qという変異があるものとないものがあり、どちらが優勢なのかそれほどはっきりしてない。

◆(新型コロナ)変異株、新たな危機
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14905500.html

◆インド変異株致死率低い 東大等の統計分析で
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/05/10/9376114

◆インド型変異ウイルスの正体と予防策 感染力は増強、ただし致死率は低下か
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65166

◆インドの二重変異博士は適当なワイドショー専門家と似ている
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/05/07/9375119

◆もう頭痛が 今度はインドの三重県の変異株かい 変異種とかお馬鹿用語が消えたと思えば
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/04/24/9370382

◆バカっぽい用語・二重変異 日本でも定着か
https://kajiyan.asablo.jp/blog/

◆インド二重変異株 頭の悪い人が書いてる感じで意味不明
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/04/19/9368814

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