卵焼き戦争 美味しんぼに投稿した過去2024年06月28日 18:08

卵焼戦争 美味しんぼに投稿した過去
美味しんぼ」のネタを考えて、小学館に送った事がある、もちろん、ノーリアクション。こんなネタだった。
近畿地方出身の女性と関東地方出身の男性が婚約。挨拶に行った女性の実家で彼女の手料理につい一言言ったために大げんかに。
彼氏「君はべたべたに甘いカレーを作るくせに、何で卵焼きが塩っ辛いんだ。砂糖を入れ忘れたのか?」
彼女「何言ってるのよ。甘い卵焼きなんておやつじゃないんだから」
彼女の母「まあ、卵焼きに甘くなるまで砂糖を入れるなんて気持ち悪いわ」
両者の家族まで巻き込んで破談になりそうになり、男性が山岡に泣きつく。
で、山岡はいつものように両方の家族を呼んで、京都の老舗卵焼き屋「吉田喜」に連れて行き、社長に会わせる。
(男性の実家が江戸前の寿司屋で、彼女の家族を店に招いてごちそうし、大げんかになるという逆設定だったかもしれない)
実は、このけんか自体、大学時代の横浜出身の先輩とその姫路出身の彼女のほぼ実話。
で、他人事だと思ってそのけんかを笑って聞いていた自分だが。見ると聞くでは大違い。
初めて大阪に転勤になって、社食で卵焼きを食べたとき、悶絶した。
「なんだ、この塩コショウを入れ忘れ、火を通しすぎて固くなったプレーンオムレツが冷えたような味は」
この衝撃に似たものを探すと、子どものころ、昼ご飯のデザートだと思ってプリンを食べたら、茶碗蒸しだったときの絶望感を思い出す。
茶碗蒸し自体は好きだが、視覚から甘い物が口の中に入ってくると準備しているところに薄ぼんやりした塩味が入ってくると脳が拒否反応を起こす。
見た目が全く同じだからこその反応。日本人にとって好みに合わない味付けの卵焼きがどれほど苦痛か思い知った瞬間だった。
京都風のだし巻き卵は東京でも蕎麦屋で酒の肴の定番。大人の食べ物だ。
子どもの好きな物「巨人、大鵬、卵焼き」は巨人が入ってる時点ですでに近畿地方には通用しない概念と言える。写真はおでん屋の卵焼き。見ただけでは味は分からない。

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