中国ワクチン効果小に失望 今さら何言ってんの 最初から分かってる事に2021年05月02日 14:44

中国ワクチン効果小に失望 今さら何言ってんの 最初から分かってる事に
 前にも書いたが、不活化ワクチンの効果が低いのは常識。別に中国製だからではなく、日本のインフルワクチンだって(ほとんど)効いてない。だが、4000-6000円もするワクチン界のフェラーリ、ポルシェと言われるmRNAワクチンを途上国で全国民に使えるわけがない。いいじゃないの、安くて安全なら効かなくても。半分でも発病を防ぎ、重症化を防げれば十分では。その代わり古い技術で安全性が高いという利点もある。安く、速く、大量に接種を済ませる事も重要だ。経験がないコロナ用のワクチンをわずか1年で作るには「100万人を救うが100人ワクチンで死ぬのは仕方ない」と覚悟を決めるか「安全だが毒にも薬にもならないワクチン」でお茶を濁すかの2択だ。

◆中国ワクチン、有効率わずか50% 南米に動揺と失望が広がる
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/50-49.php

◆中国製ワクチンは「効果小さい」 中国当局者が発言、すぐ修正
https://www.bbc.com/japanese/56714802

◆安全だが効かないワクチン 日中の選択 犠牲を厭わず効く欧米
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/04/18/9368564

◆血栓ワクチン不要なら買うとか日本じゃ考えられない
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/04/18/9368473

◆血栓は死ぬから当然だろう AZ,J&Jのワクチンもう買わない
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/04/18/9368409

新型コロナ存在せずの根拠がコッホのバカらしさ2021年05月01日 12:16

新型コロナ存在せずの根拠がコッホのバカらしさ
新型コロナウイルスがコッホの4原則を満たしてないから存在しないというトンデモ理論に対して「おおむね満たしている」という医学研究者からの反論がある。そんな検証自体時間の無駄だ。いくらコッホが偉大でも、ウイルスの存在もDNAもRNAも知らなかった時代の経験則がそのまま現代に通用するわけがない。
「病原体候補を実験動物に感染させると同じような病気になり、その病巣から同じ病原体が検出される」。
 そんな事を言ったら、C型肝炎ウイルス(HCV)はどうするのだ。HCVは基本、人間以外の動物に感染しない。チンパンジーなら無理やり感染させる事はできるようだが、現代の科学研究ではチンパンジーを病気の実験に使えない。さて、免疫不全マウスに人間の肝臓細胞を植え付けて人間の肝臓を持ったマウスをつくることができる。このマウスのヒト肝臓にはHCVを感染させられる。ところが、このマウスの肝臓は病気にならない。HCVそれ自体には毒性や病原性はなく、HCVに対する免疫反応で起きる炎症が肝炎や肝硬変や肝がんの原因であるという説を裏付ける(これも広義の病原性だが)。免疫システムを持たなければ病気にもならないのだ。献血血液をPCR検査する事でHCVの新規感染はほぼなくなった。特効薬で既感染者からのHCV排除もできる。効いてるかどうかモニタリングするのもPCRだ。おかげでHCVによる肝がん発生が激減している。それでもHCVがC型肝炎の原因ウイルスであることを否定するのだろうか。
 大昔のエラい先生が言った事を満たさなければ証明できない。それは科学ではない。
 かつて、京大が「われわれの祖先はホヤだという生物学の常識」を覆す発見をした。我々の祖先はホヤではなく、ナメクジウオだったというのだ。で、教授に「どうして、ホヤが我々の祖先だというのが長年の常識だったんですが?」と質問したら、「昔、生物学のエラい先生がそう言ったのがずっと常識になってたんです」。「どうしてそう言ったんですか?」。「形態からの印象でしょう。単純な構造の物の方が古いと考えたんだと思います」って、オイッ!
◆本学名誉教授 大橋眞氏の活動に対する苦情について
https://www.tokushima-u.ac.jp/docs/22379.html

攻撃力のN501Y 防御力のE484K 両方持てばスーパー無敵コロナとかないからね2021年04月17日 13:10

攻撃力N501Y 防御力E484K 両方あればスーパー無敵コロナとかないからね
 最近はやりのN501Y変異。英国由来のVOC-202012/01株で有名になったこの変異は感染効率を上げ、感染速度を加速するとされる。いわば、攻撃力をアップする変異。これに対し、もう一つ有名なのが、E484K変異。感染回復者の血清やワクチンでできる抗体の攻撃を回避する変異とされる。いわば、防御力をアップする変異。じゃあ、両方の変異を持てば、攻撃力も防御力も最高なスーパー最悪コロナが誕生するとか、そういう安いSFみたいな事はない。どちらも、コロナウイルスが細胞にとりつく時のアンカーに使うスパイクたんぱく(王冠のギザギザ部分)に起きる変異です。501番目と484番目のアミノ酸なので、たんぱくでの位置は違うが。N501Yはスパイクがより細胞にくっつきやすくなる変異。E484Kは抗体がスパイクにくっつきにくくなる変異。これってけっこう矛盾する変異なのだ。両方変異すれば、どっちも最強って、そんなチートゲーマーみたいな事は自然界では起きない。人間のゲーマーだって限られたポイントを攻撃力と防御力にどう振り分けるかでかなり悩むわけで、どっちも最大値とかできない。防振り(防御力に極振り)をテーマにした人気小説があるぐらいだ。
 もう20年以上前の満屋裕明さんたちのHIVの研究だが、AZTやddIといった抗HIV薬が複数入った多剤環境でHIVを育てると、最初に起きる変異で多剤耐性を得るが、その代わり増殖能力が大幅に落ち込む。そして、次に起きる変異で、薬剤耐性能力を少し犠牲にして、増殖能力をそこそこ取り戻すという多段階変異をする。
 N501Y変異が入った英国由来のVOC-202012/01株は感染が速いので席巻してるが、ワクチンの効果はそれほど落ちない。N501Y変異とE484K変異の両方が入った南ア由来の501Y.V2株やブラジル由来の501Y.V3株は試験管内実験ではワクチンの効果が結構落ちる。しかし、同時に感染速度も上がっているかというと疑問。感染速度が速いというのは、元の株を押しのけてメジャーになることから速度が速いと推定するわけだが、感染速度が遅くても、抗体からの攻撃を避ける能力が高ければ結果的に古い株を押しのけて幅を利かす。それと変異によって試験管内で抗体との反応が弱まっても、人体でも同じ結果になるとは限らない。抗体の能力が半分になっても、抗体の濃度が10倍あれば効く。もともと大して効いてないインフルの不活化ワクチンと違って、コロナのmRNAワクチンは免疫を刺激する効果が引くほど強いので。鬼神のごとき武田や上杉を相手に、兵士1人1人が織田軍のように弱くても、100倍いれば勝てるという事だ。

◆英国型変異株、5月中に全国で主流の可能性 専門家組織
https://digital.asahi.com/articles/ASP4H63V7P4HULBJ00J.html

コロナ重症化は円谷特撮状態 怪獣よりウルトラマンの迷惑の方が大きい2021年01月14日 14:06

 季節性インフル感染者の致死率は0.1%とされるのに対し、新型コロナウイルスは0.5~1%と少し高めだ。しかし、ウイルス自体の粗暴性はインフルの方が上の印象がある。
 新型コロナウイルスは本来コソ泥のような気弱なウイルスで、空き巣に入ったところを近所の人で取り押さえればおとなしく捕まるような小悪党。ところが、長年の楽園だったコウモリの体内と違い、人体は初めて来る国なので、右も左も分からずそこら中の警報器や火災報知機を踏みまくり。免疫の方も、これまで侵入を受けた事がない未知の敵性勢力が現れたと大騒ぎになり、機動隊と自衛隊が出動。武器も持たないコソ泥1人に、戦車砲をぶち込むわ、ガンシップからスティンガー発射するわ、周辺の住宅ごと吹き飛ばしている。「やさしい怪獣よりウルトラマンやウルトラ警備隊の破壊行為による街の被害の方が大きい」状態。それが、おそらく重症化の主因だ。新型肺炎もウイルス自体が肺に侵入して感染、増殖して起きるのではなく、免疫の過剰反応(サイトカインストーム)で全身を巡る炎症性物質が血液を通して到達し、肺炎を起こしているのではないかとみられている。重症患者に見られる血栓もいかにもな症状だ。そのため、免疫を抑制する薬がよく効き、免疫を抑えた事でウイルスの活動が高まって悪化するという報告もあまり見られない。
 感染を繰り返すうちに、ウイルスと免疫双方の馴れが生じる事で、やがては風邪のような常在ウイルスと化し、穏やかに終息するのだろう。

◆コロナ入院患者の致死率はインフルの3倍 仏の研究結果
https://digital.asahi.com/articles/ASP1D66VGP19ULBJ00Q.html?iref=pc_ss_date_article

コロナ免疫 長期or短期 矛盾する欧中と日米の研究2021年01月13日 14:06

 新型コロナウイルスに関して、主にヨーロッパと中国から、一度治癒してウイルスが消えても、すぐに再感染する例が多数あり、免疫は長続きしないという研究報告がある一方、日米からは、患者は回復後、ウイルスを攻撃する獲得免疫の免疫記憶が長期にわたって高水準に保たれているという矛盾する研究報告が出ている。
 コロナウイルスは、インフルのように免疫記憶が無効になる大変異が突然起きる事はないし、免疫記憶があるのに、それをすり抜ける性質があるなんて北里柴三郎以来の免疫学、ウイルス学の常識に反する。妥当な判断としては、マクロ的には日米の報告が実態を反映していて、欧中の報告は、何かの理由で免疫がつかなかった全体から見れば少数の症例を集めただけなのではないかと。特定のウイルスに対して世界的にこれほど細かく症例研究がされた例がないだけで、インフルでもすぐに再感染している例が今まで考えられてきた以上に多いのかもしれない。

◆Rapid generation of durable B cell memory to SARS-CoV-2 spike and nucleocapsid proteins in COVID-19 and convalescence

There have been some studies reporting that the Bmem cell response to SARS-CoV may not be long-lived (54, 55), however, our results indicate that SARS-CoV-2 infection generates long-lasting B cell memory up to 8 months post-infection that could be protective against systemic disease upon reinfection.
https://immunology.sciencemag.org/content/5/54/eabf8891

変異種 変異型 変異株 同じ事に違う言葉を使うな2020年12月29日 14:08

新型コロナウイルスの変異で同じ事を言ってるんだから、統一するべきだと思う。
改めてまとめると、

1)種が違う 新型コロナウイルスと風邪のコロナウイルスの違い、インフルエンザのA型とB型の違い、などに相当する

2)同種だが、亜種、変異種、亜型の違い 新型コロナウイルスとSARSウイルスの違い、インフルエンザA型のA香港型、A新型、Aソ連型の違い(亜型の違い)などに相当する

3)株の違い インフルエンザA香港型のシドニー株、パナマ株、ニューヨーク株などの違い。

 現在見つかっている新型コロナウイルスの変異は3)のインフルの株の違いと同程度か、もっと細かい差異

 同種でも、2)の違いは、遠い先祖が共通というだけで、感染を続けているうちに一方が他方に変わるという事はない。長年共存してきた宿主の動物や人間に媒介した動物などの出自が違うからだ。
 例えば、インフルエンザA型の高病原性鳥インフルエンザ(AH7N9型)は、人間には直接感染する事はめったにない。しかし、ブタは両方に感染するので、ブタに人間のインフルエンザA香港型(AH3N2型)と高病原性鳥インフルエンザ(AH7N9型)が同時感染すると、混血が起こる。例えば、インフルエンザAH7N2型という人間に感染しやすい新しい亜型が生まれ、これが人間に感染すると、これまでの免疫やワクチンが効かないのでパンデミックを起こす。過去のスペイン風邪などのパンデミックもこういうインフルの混血による新亜型が原因と考えられている。香港型もソ連型も最初はそういう感染爆発を起こした。やがて、ウイルスが行き渡ると集団免疫が生じ、比較的おとなしい季節性インフルエンザとして定着した。
 インフルのこのような亜型の違いは、感染を繰り返しているうちに、少しずつ変異して生じる事はないので、「不連続変異」(大変異)と言う。現在、新型コロナウイルスに見つかっている変異は、A香港型の株の違いと同じ「連続変異」(小変異)だ。

https://digital.asahi.com/articles/ASNDX7D1RNDXULBJ010.html?fbclid=IwAR0MNx8bnYv9wmMYeiFe3sHbfXqcBemREiXAIK0EtwTZhA-wOE7RBIeKDJA

コロナ微少変異をインフルと混同 恐怖を煽るワイドショー2020年12月24日 13:40

 新型コロナウイルスのちょっとした変異が見つかるたびにワイドショーが大騒ぎする。まるで、変異ウイルスは、一度かかって回復した人にも襲いかかり、ワクチンも効かない凶悪犯かのようだ。インフルの変位速度は非常に速いが、同じRNAウイルスでもコロナウイルスは例外的に変異しにくいウイルス。変異の主な原因であるRNAの複製ミスの頻度は一般的RNAウイルスの15分の1以下という論文がある。
 今、非常に細かい変異を見て、無数に分けているだけ。問題は、その変異によって、以前に新型コロナウイルスを経験した免疫(獲得免疫)が同じウイルスだと認識できなくなり、有効な攻撃をできなくなるかどうかだ(抗原性が違うと言う)。
 ワイドショーなどは、インフルのA香港型にかかってもAソ連型やA新型にもかかるのと同レベルの違いと勘違いしてるが、全く違う。A香港型とA新型の違いは、コロナで言えば、新型コロナウイルスとSARSウイルスぐらいの差があり、香港型用のワクチンはソ連型や新型には全く効かないようにSARSのワクチンは新型コロナウイルスには効かない。
A香港型にかかったばかりの人が同じ季節にA新型にかかることはよくある。しかし、変異の速いインフルでも同じ季節に同じA香港型に2回かかることは極めてまれ。
1年たつとかなり変異が大きくなり、前の季節にかかったA香港型にまたかかるということはよくある。
 このインフルのA香港型の変異や株の違いは、今、新型コロナウイルスで事細かに取りざたされている変異に比べたらずっと大きな変化。
新型コロナウイルスに一度かかった場合、その獲得免疫はインフルよりは長く保たれる可能性が高いだろう。
ワクチンに関しても同様だが、ワクチンの場合、さらに、新型コロナウイルス用のmRNAワクチンがインフルで使われている不活化ワクチンに比べずっと効果が高いという要素もある。
ウイルスの変異によって免疫の質的効果が下がっても、免疫が非常に強く誘導されていれば量でカバーできる。例えれば、抗体1人1人がダメ兵士でも大量動員すれば敵を倒せる。
 これまでのワクチンの常識は、実際にその病気にかかる事が最強のワクチンであり、ワクチンで得られる免疫は実際のウイルスに感染した場合に比べて弱いというものだ。しかし、mRNAワクチンは、これまでの研究だと免疫を刺激し、誘導する効果が非常に高く、下手したら、本物の新型コロナウイルスに感染した場合よりも強いかもしれないぐらいだ。常識を覆すワクチンだが、逆に強すぎる事による害が心配ではある。

モデルナワクチンの「感染」予防効果は63%?2020年12月19日 12:30

「2回目の接種前の検査で、無症状だが陽性判定された人が偽薬グループで38人いた。一方、ワクチングループでは14人にとどまったため、1回接種後、無症状感染者からウイルスが広がるのを減らせる可能性を示したという」
計算上、感染予防効果は63%。雑な言い方をすれば、感染者(の増える速度)を3分の1ぐらいに減らせるかもしれない。しかし、サンプルの人数が少なすぎる。また、1回目と2回目の間の間隔は4週間だが、感染していたけど検査で検出可能になる前の空白期間だった人が含まれていた可能性がある。それと効果がどれぐらい続くのかも分からない。

 ただ、楽観材料もある。

 3)ワクチンは発病を95%以上抑えるという。新型コロナウイルスは発病する前の潜伏期無症状感染者から他人への感染は多いが、最後まで無症状なままの人からは感染しにくいというデータ*1があるので、ワクチンで発病しなくなった感染者からは感染は広がらないかもしれない。ただし、このデータはそれほど証拠能力の強いものではないが。
 4)コロナウイルスはRNAウイルスとしては例外的に変異しにくいウイルスなので、ワクチンの効果が長続きするかもしれない。インフルでは同じ季節にA香港型とA新型とB型にかかることがあり、これはSARSやMARSにかかって治っても新型コロナウイルスには無効なのと同じ事だ。しかし、インフルでも同じ季節に同じA香港型にかかるということは極めてまれ。それでも1年ぐらい立つとかなり変異して、前年にかかったA香港型にまたかかることがある。それに比べると新型コロナウイルスは変異の度合いが少ない可能性がある。当初言わ
れたS型にかかってもL型にはまたかかるというのはワイドショーが元論文をねじ曲げていて、実際はそういう事はないだろうというのがウイルス学者の見方。

◆無症状者からの拡大抑制か モデルナワクチン週内許可
https://www.muromin.jp/news.php?id=18841
◆コロナワクチン効果は発病予防でやはり感染予防ではない
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/11/26/9320689
◆誰か先に使うのを待つチキンレース コロナワクチン
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/12/15/9327127
◆感染は止められない? ファイザーのコロナワクチン
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/11/10/9315160
◆何かあっても責任取らない? FDA 分かりづらいワクチン承認
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/12/16/9327382

*1  Contact Tracing Assessment of COVID-19 Transmission Dynamics in Taiwan and Risk at Different Exposure Periods Before and After Symptom Onset
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2765641

コロナは高温多湿に弱いと専門家は言わない 情報の出方をコントロールするのも使命だから?2020年05月26日 14:42

コロナは高温多湿に弱いと専門家は言わない 情報の出方をコントロールするのも使命だから?
 WHOには、情報の出し方をコントロールして、パニックなどを防ぐという裏の使命があると言われている。例えば、致死率を実際の感触より多めや少なめに言って、騒動が落ち着いてから修正したり。専門家会議も同じなのでは。
 連休中に、気温が25度を超えた辺りから、コロナの勢いは衰えた感がある。しかし、専門家でそれをあえて言う人はほとんどいない。言うと、浮かれ出す愚か者が出るのだろう。猛暑の間は黙っていて、9月末ごろになって、急に「これまで抑えられていたのは高温と高湿度の影響が考えられ、気温が下がるこれからの警戒を高めなければならない」とか言い出すのではと疑っている。
 さて、コロナウイルスの風邪は冬が中心。また、インフルの動物実験で、温度と湿度を上げると感染しにくくなるという結果がある。経験則から常識だが、なぜ、インフルやコロナが高温多湿で感染しにくくなるのか、明確な説明を見た事がない。おそらく、まだ分かっていないのでは。

アビガンやはり残念そう 厚労省はどうする?2020年05月20日 13:35

アビガンやはり残念そう 厚労省はどうする?
 以前に、アビガンの新型コロナウイルスに関するデータを見る限り、用量を20倍ぐらいに増やさないと効かない計算になると書いた。

<アビガン濃度20倍!にすれば効くかも コロナ 大丈夫か?>
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/03/07/9221674

また、試験管内で効果が見られないことも。

<アビガンで残念なお知らせ まだ希望はあるが>
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/04/26/9239404

そして、昨夜の共同通信のニュース
<治療薬アビガン、有効性示せず 月内承認への「前のめり」指摘>
https://www.47news.jp/news/4827439.html

 予想通りの結果になりそうだ。
アビガンの開発元がやっている本命の臨床試験ではなく、藤田医大などがやっているもの。アビガンの投与時期による効果の差を見るというので、薬の最終試験である無作為化比較試験ではないようだ。
 開発元の富山化学がやっている試験は6月に結果が出るそうだが、1日に使う量はインフルの時に比べて少し多いだけ。しかも目標人数が100人なので、仮に少しぐらい効果があっても、統計的に証明できるとは考えにくい。
 5月中の条件付き早期承認、200万人分の備蓄を目指すなど、有効という結果が出ると信じ込んでいるかのように突っ走ってしまった政府・厚労省はどうするのだろう?
 ウイルスや薬は権力に忖度しないから、何がどうなるか科学知識だけで大体予想がつくが(このデータじゃ、臨床で効きそうにないなあ、とか)、霞が関と永田町の生物の行動は予想がつかない。
 研究不正につながらないか心配。