なぜ武漢ウイルスと呼んではダメなのか 英国型、南ア型も科学を知らないド素人 ― 2021年03月13日 18:25
「新型コロナウイルスの変異を英国型、ブラジル型などと呼ぶのに、最初に発生した国の名前はなぜつかないのか」。こんな質問を受ける。こういう人は麻生大臣と同じで中国を差別したいだけなのかもしれないが。
2015年にWHOの声明が出ている。その中で、福田敬二事務局長補は、「新興ヒト感染症に対する豚インフルエンザ、中東呼吸器症候群といった名称は特定の集団に汚名を着せることで、特定の宗教や民族に対する反発や動物の不要な殺処分を招くなどの悪影響を及ぼす」と述べている。そのため、地名、人名、動物や食品名、文化、職業に関する用語などを避けるべき命名としている。
英国型、ブラジル型、南アフリカ型などは、新興感染症名ではなく、株の名前だからいいだろうという言い逃れもできるのかもしれない。が、そもそも変異株は「型」ではない。変異株を英国型などと呼ぶのは医学・科学が分かっていないド素人。そういう勝手な呼称の方が分かりやすいので、正式名より一般に定着してしまう恐れがある。
英国型、ブラジル型などが蔓延しているのは厚労省のせいかと思って、サイトを検索してみたが、「英国において報告された変異した新型コロナウイルス感染症(変異株) 」といった表現を使って避けていて、英国型などの表記は見つからない。厚労省は統計的に全く意味のない疫学調査をしたりするが、意外に科学が分かってるのかもしれない。
そういえば、変異種、変異型などは淘汰され、ようやくメディアも変異株に統一されてきた。
◆変異種 変異型 変異株 同じ事に違う言葉を使うな
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/12/29/9331669
2015年にWHOの声明が出ている。その中で、福田敬二事務局長補は、「新興ヒト感染症に対する豚インフルエンザ、中東呼吸器症候群といった名称は特定の集団に汚名を着せることで、特定の宗教や民族に対する反発や動物の不要な殺処分を招くなどの悪影響を及ぼす」と述べている。そのため、地名、人名、動物や食品名、文化、職業に関する用語などを避けるべき命名としている。
英国型、ブラジル型、南アフリカ型などは、新興感染症名ではなく、株の名前だからいいだろうという言い逃れもできるのかもしれない。が、そもそも変異株は「型」ではない。変異株を英国型などと呼ぶのは医学・科学が分かっていないド素人。そういう勝手な呼称の方が分かりやすいので、正式名より一般に定着してしまう恐れがある。
英国型、ブラジル型などが蔓延しているのは厚労省のせいかと思って、サイトを検索してみたが、「英国において報告された変異した新型コロナウイルス感染症(変異株) 」といった表現を使って避けていて、英国型などの表記は見つからない。厚労省は統計的に全く意味のない疫学調査をしたりするが、意外に科学が分かってるのかもしれない。
そういえば、変異種、変異型などは淘汰され、ようやくメディアも変異株に統一されてきた。
◆変異種 変異型 変異株 同じ事に違う言葉を使うな
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/12/29/9331669
緊急事態解除報道は観測気球? ― 2021年03月14日 12:30
昭和の記者が「政府がアドバルーンを上げる」と呼んでいた。欧米のメディアはフランス語でBALLON D' ESSAI(観測気球)という。政府が通りの悪い政策を計画している際、いきなり発表せず、例えばNHKみたいな主要メディアではないけど、それなりに信用があって話題にはなるところに書かせてみて、反応を見る。反発が大きかったら何事もなかったかのように葬り、意外にもすんなり受け入れそうだったら実行する。産経ぐらいがちょうどいいのだろう。
〈独自〉政府、21日で緊急事態宣言解除へ 1都3県
https://www.sankei.com/life/news/210313/lif2103130032-n1.html
〈独自〉政府、21日で緊急事態宣言解除へ 1都3県
https://www.sankei.com/life/news/210313/lif2103130032-n1.html
医者女性にアナフィラキシーが多い ソバ屋がソバ粉アレルギーになるのと同じ コロナワクチン ― 2021年03月15日 13:21
ビオンテック・ファイザーやモデルナのmRNAワクチンは、周りを包む粒子にくっついている生分解性の人工ポリマー「ポリエチレングリコール」(PEG)がアナフィラキシー・ショックの原因ではないかと言われている。PEGは親水性(炭素骨格C-Cの間に酸素Oが繰り返し挟まっている)なので、保湿効果や乳化作用があり、食べても安全性が高いため、化粧品や医療品に多種多様大量に使われている。、化粧品や医療品に多種多様大量に使われている。医療従事者や女性のアナフィラキシーが高率なのは、ソバ屋がソバ粉アレルギーになるのと同じかと。アレルゲンに何度もさらされていると感作を受け、IgE抗体ができてアレルギーの原因になる。IgE抗体が関わる、急性で放っておくと致命的なアレルギー反応がアナフィラキシー。
PEGは食品にも使われている。ポイントは、ソバを食べてもアレルギーにならないが、ソバ粉を触っているとアレルギーになることだ。腸の中に動物や植物など異種のたんぱくがあるのは普通。そんなことでいちいちアレルギーになったら生きていけない。しかし、皮膚から異物が侵入するのは非常事態。食べることは抗原への免疫寛容を呼び、皮膚から感作を受けるとアレルギーになることが知られている。小麦成分の入ったセッケンを使ったら、食べても平気だった小麦粉でアナフィラキシーを起こすようになった茶のしずく事件などがある。イギリスの幼児のピーナツバターアレルギーも食べていれば平気で、口の周りに付くからだという説がある。
ところで、日本の診断基準が甘いことを割り引いても発生頻度が高いというのは私も思っていた。やはり、藤井聡太二冠の言う「平均への回帰」前なのでは。
◆新型コロナウイルスワクチン接種にともなう重度の過敏症(アナフィラキシー等)の管理・診断・治療
https://www.jsaweb.jp/uploads/files/JSA2021COVID-19%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3_%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88_210312%E6%94%B9%E8%A8%82.pdf
◆アナフィラキシー多発 ユルイ判定など4つぐらい考えられるけど
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/03/12/9356302
PEGは食品にも使われている。ポイントは、ソバを食べてもアレルギーにならないが、ソバ粉を触っているとアレルギーになることだ。腸の中に動物や植物など異種のたんぱくがあるのは普通。そんなことでいちいちアレルギーになったら生きていけない。しかし、皮膚から異物が侵入するのは非常事態。食べることは抗原への免疫寛容を呼び、皮膚から感作を受けるとアレルギーになることが知られている。小麦成分の入ったセッケンを使ったら、食べても平気だった小麦粉でアナフィラキシーを起こすようになった茶のしずく事件などがある。イギリスの幼児のピーナツバターアレルギーも食べていれば平気で、口の周りに付くからだという説がある。
ところで、日本の診断基準が甘いことを割り引いても発生頻度が高いというのは私も思っていた。やはり、藤井聡太二冠の言う「平均への回帰」前なのでは。
◆新型コロナウイルスワクチン接種にともなう重度の過敏症(アナフィラキシー等)の管理・診断・治療
https://www.jsaweb.jp/uploads/files/JSA2021COVID-19%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3_%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88_210312%E6%94%B9%E8%A8%82.pdf
◆アナフィラキシー多発 ユルイ判定など4つぐらい考えられるけど
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/03/12/9356302
唯一の教訓は新型コロナから何も学ぶな 次期パンデミックに向け ― 2021年03月16日 14:17
まだ気が早いが、次の新たなるパンデミックに備えて、唯一教訓にするべき事は「今回の新型コロナウイルスの教訓からは何も学ぶな」だと思う。特に成功体験。初期の新型コロナウイルス対策の大失敗は、SARSウイルスとの性質の違いを理解しないまま、SARSの成功体験から同じようにすれば封じ込められると考えたことだ。また、全国一斉一律休校という疫学的にみればまったく無意味とやる前から分かっている政策を強行したのも、インフルでは学級閉鎖や休校に一定の効果があるから、専門家に相談もせず、素人考えでやってしまったのだろう。次のパンデミックがどんな特徴を持つ病原体か分からない。今回は失敗したこと、例えば、一斉休校が逆に非常に効果が期待できるのに、新型コロナウイルスで愚策だと叩かれたのがトラウマになってやらないかもしれない。今のところ大成功しているmRNAワクチンは、効果が極めて高いのに危険性はほとんどないというこれまでのワクチンの概念を覆す夢の技術なのかもしれないが、今回はたまたまうまくいっただけで、次の感染症でも同じと安易にやったら、まったく効かなかったり、重い副反応が出まくるかもしれない。過去の感染症と違うどのような性質を持つのか早く見極めることが先決。成功からも失敗からも学ぶな。それが私の意見だ。
と、書いたら、中学の時の理科の先生から、「最後の結論が違う」とダメ出しが。しかし、政治家やそのほかの人たちには、先人の行いを真似したり、パクル事が学ぶ事だと思っているかのごときが多いので。なぜ失敗したのか、どうして成功したのか、分析し、新たな病原体はどう違うのか理解し、過去の事例をどう応用すればいいか自分の頭で考えて適用できるならばいいが。
と、書いたら、中学の時の理科の先生から、「最後の結論が違う」とダメ出しが。しかし、政治家やそのほかの人たちには、先人の行いを真似したり、パクル事が学ぶ事だと思っているかのごときが多いので。なぜ失敗したのか、どうして成功したのか、分析し、新たな病原体はどう違うのか理解し、過去の事例をどう応用すればいいか自分の頭で考えて適用できるならばいいが。
昭和の記者が小中の常識を知らないのは仕方ないが ― 2021年03月17日 12:57
中高生のお手本にするコラムが現代の義務教育の常識を知らずにウンチクを垂れるのはよくない。が、小学時代の脳にすり込まれてしまうと容易には上書きされないだろう。特に科学常識なんて全然あてにならない。例えば、昔はメスはXX、オスはXYと習ったが、最先端研究では、メスでもXY、オスでもXXがある。たまに話題物的な特集があるが、昭和の教科書と令和の教科書の違いを全網羅した事典をどこかで出してほしい。
◆(天声人語)「士農工商」のいま 2021/3/17
>>先月、この欄で幕末の種痘を取り上げた際、「士農工商の身分を問わず」と書いた。小学校の元先生ら読者の方々から「士農工商の理解が古いのでは」とご指摘をいただいた
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14835437.html
◆士農工商、序列じゃない? 武士以外は横並び/「農民の心得」法令は創作
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14412165.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
◆(天声人語)「士農工商」のいま 2021/3/17
>>先月、この欄で幕末の種痘を取り上げた際、「士農工商の身分を問わず」と書いた。小学校の元先生ら読者の方々から「士農工商の理解が古いのでは」とご指摘をいただいた
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14835437.html
◆士農工商、序列じゃない? 武士以外は横並び/「農民の心得」法令は創作
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14412165.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
医療記事は面白く書いてはいけない ワクチンショックはソバ屋のアレルギーと同じとか ― 2021年03月18日 14:19

ワクチン接種後のアナフィラキシーはどうして女性ばかりなのかと質問され、「ソバを食べ続けてもそばアレルギーにならないが、ソバ粉に触り続けるソバ屋はそばアレルギーになるのと同じ」と答えると、分かりやすいのかウケはいい。個人の責任では書いても、マスメディアで書けるかというと。昔、医療・科学担当の記者が「宇宙の記事ならいいが、医療記事は絶対に面白く書いてはいけないんだよ」と言っていた。面白がってくれる人もいるが、患者団体、医療団体、製薬のどれか、あるいは、全部から、ミサイルが飛んでくるリスクが大きい。100億光年離れた先で何が起きてようと気にする人はいない。
ビオンテック-ファイザー、モデルナ2陣営のワクチンに含まれるポリエチレングリコール(PEG)は、化粧品や医薬品だけでなく、食品にも含まれている。内視鏡の腸管洗浄剤の主成分でもある。だから、一般人男性もけっこうPEGを食べているはず。しかし、腸の中に、動植物のたんぱくなど異物があるのは当たり前で、そんなことでいちいちアレルギーになっていたら生きていけない。むしろ、食べることで免疫が寛容になってアレルギーが回避される。これに対し、皮膚から異物が侵入するのは異常事態で、免疫が反応。これを経皮感作という。茶のしずく事件では、小麦成分の入ったセッケンを使った人が、それまでは普通に食べられた小麦粉食品でアナフィラキシーを起こすようになった。イギリスの幼児に見られるピーナツバターアレルギーは食べているとなりにくく、ピーナツオイルを原料にしたベビークリームを使ったのが原因ではないかと言われている。
ちなみにアストラゼネカ製にも、PEGそのものではないが、PEGに感作されているとアレルギー反応が出るポリマーが含まれているそうだ。
◆医者女性にアナフィラキシーが多い ソバ屋がソバ粉アレルギーになるのと同じ コロナワクチン
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/03/15/9357316
◆アナフィラキシー多発 ユルイ判定など4つぐらい考えられるけど
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/03/12/9356302
ビオンテック-ファイザー、モデルナ2陣営のワクチンに含まれるポリエチレングリコール(PEG)は、化粧品や医薬品だけでなく、食品にも含まれている。内視鏡の腸管洗浄剤の主成分でもある。だから、一般人男性もけっこうPEGを食べているはず。しかし、腸の中に、動植物のたんぱくなど異物があるのは当たり前で、そんなことでいちいちアレルギーになっていたら生きていけない。むしろ、食べることで免疫が寛容になってアレルギーが回避される。これに対し、皮膚から異物が侵入するのは異常事態で、免疫が反応。これを経皮感作という。茶のしずく事件では、小麦成分の入ったセッケンを使った人が、それまでは普通に食べられた小麦粉食品でアナフィラキシーを起こすようになった。イギリスの幼児に見られるピーナツバターアレルギーは食べているとなりにくく、ピーナツオイルを原料にしたベビークリームを使ったのが原因ではないかと言われている。
ちなみにアストラゼネカ製にも、PEGそのものではないが、PEGに感作されているとアレルギー反応が出るポリマーが含まれているそうだ。
◆医者女性にアナフィラキシーが多い ソバ屋がソバ粉アレルギーになるのと同じ コロナワクチン
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/03/15/9357316
◆アナフィラキシー多発 ユルイ判定など4つぐらい考えられるけど
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/03/12/9356302
歌って踊れないと作家になれないが如き 声優業の理不尽 ― 2021年03月20日 14:34

何と女性だけで掲載数955人。男性を含めると1500人を超えるそうだ。いくら需要が増えてるといっても仕事は特定の人気者に偏っている気がする。
声優のアイドル化は宇宙戦艦ヤマトの森雪(麻上洋子)ぐらいの頃から始まってるが、生身で表に出てきて、ライブ活動までする風潮は嫌いだ。
持って生まれた声質に、発声の技術。声優業とは高度な技に支えられた職人芸。ところが、最近は、歌って踊れないと、事務所の面接にすら通らないと聞く。まあ、歌はそういう役もあるから、うまい方がいいけど、表に出る役者だって音痴はいる。ましてや踊りって。歌と踊りがうまくないと出版社に作家デビューさせてもらえないとしたら。陶芸家になれないとしたら。そう考えたらその奇妙さが分かるだろう。作家なら、才能さえあれば、今は小説サイトに書いて、いずれは出版されるという道も開ける。声優は、自分の力だけで作品を作るというわけにはいかず、オーディションに受からない限り仕事はない。アイドルみたいな服を着て、歌って踊れないと、声の仕事につけないっておかしくないか。それに、何より、作品世界のイメージが壊れるので、生身で出てきてほしくない。
タレントや役者より出演料は格安な割に一定の固いファンがいるから、制作費を削っているテレビ側に取っては便利。アニメは作品本体だけでは元が取れないから、グッズ、CD、ライブで稼ぎたい。双方の利害が一致しているんでしょうけど。
声優のアイドル化は宇宙戦艦ヤマトの森雪(麻上洋子)ぐらいの頃から始まってるが、生身で表に出てきて、ライブ活動までする風潮は嫌いだ。
持って生まれた声質に、発声の技術。声優業とは高度な技に支えられた職人芸。ところが、最近は、歌って踊れないと、事務所の面接にすら通らないと聞く。まあ、歌はそういう役もあるから、うまい方がいいけど、表に出る役者だって音痴はいる。ましてや踊りって。歌と踊りがうまくないと出版社に作家デビューさせてもらえないとしたら。陶芸家になれないとしたら。そう考えたらその奇妙さが分かるだろう。作家なら、才能さえあれば、今は小説サイトに書いて、いずれは出版されるという道も開ける。声優は、自分の力だけで作品を作るというわけにはいかず、オーディションに受からない限り仕事はない。アイドルみたいな服を着て、歌って踊れないと、声の仕事につけないっておかしくないか。それに、何より、作品世界のイメージが壊れるので、生身で出てきてほしくない。
タレントや役者より出演料は格安な割に一定の固いファンがいるから、制作費を削っているテレビ側に取っては便利。アニメは作品本体だけでは元が取れないから、グッズ、CD、ライブで稼ぎたい。双方の利害が一致しているんでしょうけど。
ウイルスは無生物 混乱させる決定版 ― 2021年03月22日 13:52

同級生が紹介していたので買った。アメリカで使われれている決定版だとか。思えば、自分の生物学の知識は最先端の研究をしている人に会いに行って教えてもらったもの。「ちゃんと教科書を読んだ事がなかったな」と今更ながら思った次第。
導入部の第1章は生命に関する総論。さて、ウイルスは生物でないのかといった類いの質問をよく受けるのだが、この第1章には何と書いてあるか。生物の条件があって、その中に「細胞からなる」。そして、生物を真正細菌、古細菌、真核生物の3つに分けている。やはり、生物学ではウイルスは生物に含めないんだなと納得。ところが、「全ての生命が上に挙げた全ての性質を常に現しているとは限らない」「ウイルスは独立した細胞を持たず、その存在に宿主細胞を必要とするが、細胞を持った生物から進化した可能性が高い。そのため多くの生物学者は、ウイルスもまた生命の一部であると考えている」って、えっ? 生物ではないけど、生命の一部であるって何? 生物と生命の違いは何? 第1章から混沌とするのがまさに生物学らしい。
導入部の第1章は生命に関する総論。さて、ウイルスは生物でないのかといった類いの質問をよく受けるのだが、この第1章には何と書いてあるか。生物の条件があって、その中に「細胞からなる」。そして、生物を真正細菌、古細菌、真核生物の3つに分けている。やはり、生物学ではウイルスは生物に含めないんだなと納得。ところが、「全ての生命が上に挙げた全ての性質を常に現しているとは限らない」「ウイルスは独立した細胞を持たず、その存在に宿主細胞を必要とするが、細胞を持った生物から進化した可能性が高い。そのため多くの生物学者は、ウイルスもまた生命の一部であると考えている」って、えっ? 生物ではないけど、生命の一部であるって何? 生物と生命の違いは何? 第1章から混沌とするのがまさに生物学らしい。
エバギブンなのにエバグリンとは? ― 2021年03月25日 14:07
「スエズ運河で、台湾・長栄海運の大型コンテナ船エバーギブンが座礁」
何でEvergreenをエバーギブンと読むのかと思った人も多いだろう。この謎の答は、長栄海運(Evergreen Marine)。
張栄発さんが創立したけど、張栄より長栄の方がおめでたい字だから変えたのではないか。鍛治も職業姓で本来、鍛冶だったはずですが、森岡浩さんに会った時、「書き間違いの可能性もあるが、治めるはいい字だから、分家する時に意図的に変えた可能性がある」と分析していた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14845943.html?iref=pc_ss_date_article
何でEvergreenをエバーギブンと読むのかと思った人も多いだろう。この謎の答は、長栄海運(Evergreen Marine)。
張栄発さんが創立したけど、張栄より長栄の方がおめでたい字だから変えたのではないか。鍛治も職業姓で本来、鍛冶だったはずですが、森岡浩さんに会った時、「書き間違いの可能性もあるが、治めるはいい字だから、分家する時に意図的に変えた可能性がある」と分析していた。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14845943.html?iref=pc_ss_date_article
再感染0.65% 鵜呑みにできない デンマーク調査 ― 2021年03月27日 12:59
第1波(3-5月)でPCR陽性だった1万1068人中、第2波(9-12月)で陽性になった人は72人(0.65%)。第1波で陰性51万4271人中1万6189人(3.27%)が第2波で陽性になったのと比較すると、1回目の感染による感染防御効果は80%とのこと。意外に低い感じだが、0.65%が本当に再感染なのかどうかなど問題点がいくつかある
1)第1波のPCR検査陽性者では半分近い偽陽性(約5200人 45%)がいた可能性がある。第2波で陽性になった72人は既感染者ではなく偽陽性だったかもしれない。
2)人口の70%が1人当たり2.7回ほどPCRを受けているが、全員検査ではない。第1波で陽性だった人は疑わしい症状が出たなどよほどの事がなければ2回目の検査を受けないのではないか。2回目の検査で再感染率が高めになる可能性がある。
3)抗体のデータがない。仮に、72人が再感染だとして、(a)1回目の感染で抗体ができなかったのか、(b)抗体が一度はできたが消えてしまったのか、(c)抗体が残っていたにも関わらず再感染したのか、区別がつかない。
65歳以上ではこの防御効果が45%に落ちるから、高齢者は既感染でもワクチンを打つべきと推奨しているが、(a)、(b)、あるいは、1)なら、抗体検査をして抗体のない人だけ接種するべきだろう。(c)だったらそもそもその人にワクチンの効果があるのかどうか疑問だが。
◆ランセット
Assessment of protection against reinfection with SARS-CoV-2 among 4 million PCR-tested individuals in Denmark in 2020: a population-level observational study
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33743221/
◆デンマーク調査、コロナ再感染率は半年後0.65% 高齢者にリスク
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-reinfection-idJPKBN2BA0XX
1)第1波のPCR検査陽性者では半分近い偽陽性(約5200人 45%)がいた可能性がある。第2波で陽性になった72人は既感染者ではなく偽陽性だったかもしれない。
2)人口の70%が1人当たり2.7回ほどPCRを受けているが、全員検査ではない。第1波で陽性だった人は疑わしい症状が出たなどよほどの事がなければ2回目の検査を受けないのではないか。2回目の検査で再感染率が高めになる可能性がある。
3)抗体のデータがない。仮に、72人が再感染だとして、(a)1回目の感染で抗体ができなかったのか、(b)抗体が一度はできたが消えてしまったのか、(c)抗体が残っていたにも関わらず再感染したのか、区別がつかない。
65歳以上ではこの防御効果が45%に落ちるから、高齢者は既感染でもワクチンを打つべきと推奨しているが、(a)、(b)、あるいは、1)なら、抗体検査をして抗体のない人だけ接種するべきだろう。(c)だったらそもそもその人にワクチンの効果があるのかどうか疑問だが。
◆ランセット
Assessment of protection against reinfection with SARS-CoV-2 among 4 million PCR-tested individuals in Denmark in 2020: a population-level observational study
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33743221/
◆デンマーク調査、コロナ再感染率は半年後0.65% 高齢者にリスク
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-reinfection-idJPKBN2BA0XX
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