人格・パワハラ以前にホントに医学部教授? ― 2026年10月18日 20:28

人格・パワハラ以前にホントに医学部教授?
横浜市長選挙が終わったので書くが、、コロナの頃に「この人ホントに医学部の教授なのか?」と思った。
 2つおかしいところがあって、
「ほかの感染症に目を向けてみても、ウイルスの種類によってさまざまな対応が考えられます。たとえば、水ぼうそうでは、感染して回復した人には免疫がつくので、ワクチンを接種する必要はありません。一方インフルエンザでは、毎年接種する必要があります。新型コロナの場合、そのどちらなのかまだ分かっていないのが実態です」
 何でよりによって、DNAウイルスで体内から一生排除できない水ぼうそう(ヘルペスウイルス)を例に出すのか。再活性化を防ぐため、ワクチンを打つ選択肢もある。元気なうちは当面、水ぼうそうのワクチンは必要なくても、水ぼうそうにかかったことのある高齢者こそ帯状疱疹のワクチンを打つべきだと勧められていて定期接種になっている。ちなみに帯状疱疹の生ワクチンは子どもの水ぼうそうワクチンと同じ物だ。
例に挙げるなら、ほかに麻疹とか風疹とか一度回復すれば二度がかりはないとされている終生免疫のRNAウイルスがあるのに。
 もう1カ所は少しマニアック。
<世界で行われているファイザー社やモデルナ社のワクチンの治験は、「感染したことのない人」を対象に行われているため、「1度感染した人は打たなくてもよいのか」ということについて、世界でもまだ定まった見解はありません>
 ファイザーのプロトコル(実験計画書のようなもの)を読むと、感染歴のある人も含む臨床試験もやっている。資料を読んでないのか、読んでも読み飛ばしているのか、ざっくり言えば大外れはしてないけど、自分の発言のチェックが雑だ。
「この教授、ウイルスのことわかってるのかなあ」と疑問だったが、経歴を見ると医者ではなかった。経済学と数学をやっているから、統計とかには強そうだけどウイルス学は勉強してないのだろう。
 こういう人にこういうテーマでインタビューすること自体間違ってると思う。
 コロナのワクチンを打った人の血液サンプルを集めて、抗体が何カ月ぐらい残ってるかとか、変異株への中和力があるかとか、別に難しいことじゃないけど、メディアの注目を集めるような発表をするのが得意でよく取り上げられていた。そのうち、横浜市長選に出ていた。

■ワクチン、感染した人も必要? 割れる見解「現状では全員に」 横浜市立大医学部・山中竹春教授に聞く
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14815920.html

謎は解けない マダイより赤いチダイの子 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(42) ― 2026年10月17日 22:46

謎は解けない マダイより赤いチダイの子 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(42)
 チダイ(血鯛)はマダイによく似た近縁だが一回り小さい。えらぶたの後ろの方が血がにじんだように赤いからこの名がついたとされる。血は縁起がよくないからか関東地方ではハナダイ(花鯛、鼻鯛)と呼ばれる。
 タイの子どもであるカスゴダイ(春子鯛)という光り物を有名にしたのは人気マンガ「将太の寿司」だと以前に書いた。ただし、マンガで描かれたようにマダイの子どもではなく、チダイの子どもが使われることが多い。親と違ってマダイの子どもはあまり赤くないからだ。
 それで店長から出ていた宿題。なぜ、チダイは子どもの時から赤いのか。
水産学の教授たちに会う機会があったので聞いてみた。
 残念ながらチダイがどうやって赤くなっているかを詳しく調べている研究者はたぶんいないだろうとのこと。おそらく、マダイと同じくエビやカニを食べることでその赤色の色素(主にアスタキサンチン)を取り込んで流用していることは同じなのではないかという。取り込みの効率などがマダイよりいいことなどが赤くなりやすい理由と推測していた。そして、仕組みはともかく、チダイの方が早く赤くなるのは、マダイの子どもよりチダイの子どもの方が幼いうちから早く深いところに移動するからではないかという。これまで何度か書いてきたように、深いところには青い光しか届きにくく、色鮮やかな赤は保護色になって天敵から見つかりにくくなるからだ。
 だが、店長は納得しなかった。
「食べてるプランクトンの色が出るとかマダイとは違うメカニズムがあるんだと思う。だって、ホントに鮮やかだもん」
宿題は減らない。
 ニザダイ目タイ科チダイ属(タイ目とも)
◆今日の26貫
北海道ぶり、三重オオモンハタ、淡路島サゴシ、三重いさき、茨城スミクイウオ、岩手〆鯖、淡路島釣り鯵、東京湾?、東京湾春子鯛、千葉真鯛、鹿児島カンパチ、気仙沼戻りカツオ、東京湾鱚、北海道青柳、赤貝、長崎ヤリイカ、熊本こはだ、東京湾エボダイ、北海道松川カレイ、大間赤身漬け、那智勝浦メカジキ、北海道生蛸、煮アワビ、熊本車えび、長崎穴子、北海道バフンウニ
◆そのほか
お通し 鹿児島カンパチ
宮城カマスアブリ塩スダチ、赤貝肝
卵焼き、ネギトロ巻き(ネギなし)

ノーベル化学賞の硤合反応を最初にたまたま記事にした ― 2026年10月07日 22:01

ノーベル化学賞の硤合反応を最初にたまたま記事にした
 たまたまだが、今年のノーベル賞受賞対象の硤合反応を実際にやった理科大硤合研の院生だか助手だかだった柴田さんが、うちの会社で科学部長や社会部長をやったOBの親戚(確か甥)。
 当時の理科大は発信力が弱く、今回のノーベル賞の対象となった論文がネイチャーに載ってもどこも取材に来てくれないので、柴田さんがおじ(たぶん)にあたるうちのOBに相談。たまたま当時、物理・化学基礎担当だった私が「別に原稿にしなくていいから、硤合教授に会いに行ってほしい」と頼まれ行った。そんな強引なOBじゃないし、メディアは身内ネタを忌避しがちだが、硤合教授の話を聞いたらおもしろかったのでネイチャーから3週間遅れ(1996年1月17日)ですが、科学の記事にした。
 メディアが硤合反応を取り上げたのはこれが初めてだが、別に先見の明があったわけではなく、単なるOBつながり。
アイスキューブを最初に記事にしたのもあり、結構今年のノーベル賞は縁があった。
 去年の化学賞より納得だ。
アミノ酸や糖質などの分子には、右手と左手のように、鏡に写すと対称な右手系分子と左手系分子があり、性質は全く同じなのに生体に与える影響が全く違う。
その右手系と左手系を作り分ける不斉合成で2001年に野依さんらに化学賞が出た。そもそもなぜ右手系と左手系で味や薬効など生物に与える影響が全く違うのかというと、生き物の体を形作るアミノ酸(たんぱく質の材料)が左手系しかないため、右手系の物質と左手系の物質で結合しやすさなどが全く違うからだ。同様にDNAは右手系に偏っている。
自然界で普通に反応すれば、右手系と左手系の物質が半々にできるのに、生物だけはなぜ極端に偏っているのか。それは生命の誕生と進化の謎だ。
硤合反応はその謎に迫る業績だ。

あきれたよJP ゆうパック行方不明事件 ― 2026年10月06日 21:45

あきれたよJP ゆうパック行方不明事件
 私用で土日をはさんで関西方面に行ってきました。
あらかじめ自宅最寄りのコンビニから大阪のホテルにユーパックで荷物を送りました。どでかいリュックです。
それが3日間行方不明になるという稀な経験をしました。
 中継局の新大阪郵便局で、荷物とラベル(手書きの伝票)を結ぶゴムが切れて泣き別れになったのが、直接の原因。だけど、その後のリカバリー対応がひどすぎて、最初は怒っていたが、最後はちょっと笑けてしまいました。
●JPの信じられない対応の数々
1)門前払いするコールセンター
 金曜の午前中の指定なのに届かないので、12時30分ごろ、JPの「お客様サービス相談センター」に(ナビダイヤル料金自己負担で)電話。男性オペレーターが「日付と時間帯が指定なしになっている。コンビニのミスなので、コンビニに問い合わせてください」。こちらは伝票を持っていて、日付が書かれ、午前中にしっかり○がついていると説明したのに門前払い。問い合わせ番号の追跡システムには当日午前4時に中継局の新大阪郵便局に着いた履歴になっているのに。
2)トラブル通報せず
 中継局の新大阪郵便局では荷物が付いていないラベルだけが落ちているのが朝から見つかった。荷物を引き受けた東京の局にすぐ連絡し、荷物を出した客に連絡させなければならないのに、引き受け局に電話とFAXで連絡したのは午後3時。
3)送り先が分からないはずなのに無関係な郵便局に発送
 3日後に判明したが、中継の新大阪郵便局からホテルがある地域(どちらかと言えば南)の郵便局ではなく、あさっての方向の淀川郵便局(大阪市内のド北)に送られていた。なぜラベルが付いてない(送り先の分からない)荷物を送ってしまったのかは不明。
4)3日間放置
 淀川郵便局ではラベルが付いてない(からどこにも送れない)巨大なリュックを何もせず3日間放置した。その荷物を送ってきた新大阪郵便局にすぐ問い合わせをし、また、送り主も受け取り主も分からない荷物は特徴などを記して他の郵便局が検索できるデータベースに入力する決まり(できれば写メを添付する)なのに、どちらもしなかった。
5)問い合わせは近場だけ
 中継の新大阪郵便局がラベルに書いてある宛先の郵便局とその近くの郵便局だけにしか問い合わせの連絡をしなかった。(荷物にはラベルがついてないんだから近くに行ったとは限らない)。
6)土日は引き継ぎなし
 2日後の日曜日になっても何の音沙汰もないので東京の引き受け郵便局に電話したら、サポートが「その担当(行方不明などの調査)は今日は休みなので分かりません」「じゃあ、どうするんですか」「担当が出勤日に対応します」。さすがに怒ったら、その後、郵便部の別の人から電話があったが結局状況は分からずじまい。
7)本気で探し始めたのは3日後
 月曜日になってようやく東京の引き受け局の担当が朝から全国各地の郵便局に電話しまくったが見つからないので、再度、新大阪郵便局に問い合わせると「周辺の郵便局にしか問い合わせていない」というので驚き、「管内全部やるしかないでしょう。やってください」と再度依頼。大阪市内に20か30ある郵便局に片端から電話して、ようやく淀川郵便局にあることがわかった。
8)無言のドライバー
 見つかったと連絡があった月曜午後はすでに新幹線で帰る途中。世田谷郵便局に戻して、自宅に配送する対応になったが、その配送を郵便局員ではなく、普通のゆうパックで処理し、配送を委託している会社に丸投げ。委託会社のドライバーが通常の配達業務をするついでに配達させた。14~16時の指定にしたが、届いたのは15:50。事情を知らない委託先のドライバーは何も言わずに荷物を渡しただけで帰って行った。
なお、世田谷郵便局の担当者は、委託会社のほかのドライバーには事情を説明し、届ける時に謝罪するように「お願い」したが、それが実際に届けたドライバーに伝わっていなかったのではないかとのこと。
9)料金返却のみ
 大阪で使うはずの荷物を全く使えないまま戻された。旅行計画に多少の支障、何度も有料で問い合わせ、一時は二度と戻ってこないかもしれないと不安にさせ、1泊分の着替えしかないからコインランドリーで2度も洗濯。これだけ迷惑をかけておいて、口先だけの謝罪と最初のゆうパックの料金返却以外何もなし。
10)誰に謝っとんねん?
 ゆうパック料金返還請求用の用紙が送られてきて、謝罪文が付いていたが、冒頭の○○様の名前が2カ所間違っていた。1カ所はよくある間違いで仕方ないが、もう1カ所はめったにない間違いで、なぜか封筒の表書きは正しかった。

●対応の悪さ順位
ワースト1 1)の「お客様サービス相談センター」の態度です。今回聞き取りした東京、新大阪郵便局、淀川郵便局の局員は口をそろえてこれはありえない対応と言ってます。なぜならコンビニの店員は使い方がよく分かっていなくて誤入力することがあり、郵便局ではあまり信じてないからです。仮に端末に日時のデータが入っていないとしても手書きのラベル(伝票)に日時が明記されていたらラベルの内容最優先で配送するそうです。コンビニのミスが本当にあったとしても、すでに新大阪郵便局まで荷物が行ってるのに「コンビニに問い合わせてください」はありえないでしょう。そう言われたので、コンビニの本部に問い合わましたが。地区担当のコンビニ社員がコンビニの荷物を受けた郵便局に何度も(ナビダイヤルで)問い合わせたけどなかなかつながらなかったそうです。
最初に電話した時に、すぐ東京と大阪の郵便局に情報をつないでいれば、当日中に見つかった可能性もかなりあります。
「サービス向上のために通話を録音している」(コールセンターのテンプレ)と言うので、後日、録音を聞いたかどうか問い合わせました。
「録音を聞いた上で、内容は言えませんが、センターの責任者が当人に指導しました」
「対応に問題があったと判断したということですね」
「判断したかどうかは言えません」
「いや、指導したって言いましたよね。問題があったから指導したんでしょう。適切な対応をしているのに指導するんですか?」
「ちょっとお待ちください」(上司とやりとりしているのでしょう)
「対応に不適切な点があったので、指導しました」
「こういう不手際があったことは部内の週報などで周知するんですか?」
「責任者からセンター員全員に今回のことを周知します」
「これから周知するんで、まだ周知してないということですね」
「すでに周知したかどうかはお答えできません」
「さっき、センター員全員に周知と言いましたよね。(今に電話に出ている)○○さんは業務メールとか欠かさずにチェックしてそうな真面目そうな人ですが、その○○さんが知らないんだから、まだやっていないということでしょう?」
「はい、これから周知します」
とまあ、これ以外のオペレーターも分かりきったことをいちいち答えられないと応答します。例えば「この相談センターはJPとは別会社のコールセンター専門会社がやっているんですよね」と言ったら「そういうことはお答えしません」。通販業務に強かったツーウェイシステムがJPグループに入ったJPツーウェイコンタクトがやっていると公表してます。
最初に「コンビニに聞け」とあり得ない応答をした原因として考えられること
①オペレーターがたまたまJPのセンターに配属されたばかりで郵便業務に詳しくなかったため、郵便局はコンビニの入力内容優先で仕事をしていると勘違いした。
②コールセンターには少数ながら正社員が配属されている場合もある。コールセンター業務に不慣れだったため、つい愛社精神!で「日本郵便に落ち度はない」とコンビニに責任転嫁するコールセンターマニュアル的に失格なことを言ってしまった。
ワースト2 8)の事故荷物配送・謝罪下請けに丸投げ対応
郵便局から通常のゆうパックで出したため、自宅で2時間近くどこにも行けず待機させられた。普通のゆうパックなら当たり前だが、事故荷物の返却なんだから通常の委託先の配達員任せにするのではなく、こちらに都合がいい時間ピンポイントに正社員が運ぶべきでしょう。
対面での謝罪を、その件と全く関係がない委託先のドライバーにやるよう命じたわけです。「委託先であるという弱みにつけ込んで命令したのか」と聞いたら、「そんなに強く言ってないんですが」と言うので、「下請けの出入り業者が発注元から言われたら、それはどんな言い方だろうと命令と同じですよ」と言ったら、それは認めてました。
普通の民間企業なら、社員(たぶん係長ぐらいのレベルの人)が直接荷物を持ってきて対面で謝罪します。自分は謝りに行った経験も、普通の企業から謝りに来られた経験もどちらもあるけど、どちらの場合も菓子折り持参でした。それが普通です。
担当者は「今考えれば対応がよくなくて、配送の部門にも正社員がいるので、事情を説明して正社員に行かせるべきでした」と反省していたので、1)よりはマシです。
例えば、東名高速の渋滞が原因で配達局への到着が遅れた場合、受け取り主に配達する委託先のドライバーに数時間の遅延について対面の謝罪を依頼することはあるそうです。それとは迷惑の質が違うことは認めてました。

ツッコミ満載、笑かされてしまったやりとり
◆新大阪郵便局
「新大阪郵便局から東京の引き受け局に連絡したのはいつなんですか?」
「午後3時にFAXと電話で連絡しました」
その後、しばらく話してから、
「ラベルだけを発見したら、すぐに引き受け局に連絡して、引き受け局からお客に連絡をとってもらうことになっているんです」
「連絡したのは午後3時じゃないですか」
「えっ、午後三時は遅いなあ」
「あなたがさっき午後3時って言ったじゃないですか」
「ホントだ。いや、郵便局同士は午前9時からしか電話がつながらないんです」
それでも6時間たってるじゃん。てか、FAXならいつでも送れるじゃん。
◆東京の引き受け郵便局
「ラベルの付いていない荷物があったら、すぐ送ってきた中継局に問い合わせ、データベースに入れるのがルールなのに、何もせず3日間も寝かせるなんて。そんな郵便局があるのかって、話です」
いや、他人事みたいに言うな。 表示を縮小
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赤と黒 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(41) ― 2026年10月04日 21:34

赤と黒 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(41)
 脂肪をため込んだアンコウ(鮟鱇)の肝臓「アン肝」は海のフォアグラと呼ばれる。アンコウは濃い焦げ茶色の深海魚だ。以前、青い光しか届かない深海では、赤い色素は光を反射しないので目立たず保護色になると書いた。そのため、キンメダイやキンキなど地上では目立つ鮮やかな赤い色をした深海魚がいる。その一方、アンコウやスミクイウオのように黒っぽい深海魚もいる。赤と黒、それぞれ長所と短所がある。
 赤い色素はアスタキサンチンなどカロテノイドと呼ばれる色素で、エビやカニなどに含まれる。これらを食べて得る。これに対し、黒い色素はメラニンと呼ばれ、我々の日焼けの色と同じ。メラニンは自前で合成するから、赤の方が省エネだ。また、多少光が来る中程度の深海だと、あまりにも真っ黒なのはシルエットが浮かび上がってかえって目立つ恐れがある。とまあ、こんなのが赤にする利点。
 一方、深海には自ら発光する生物がいて、それらを食べると腹の中で光り、自分まで目立ってしまう。光が体の外にもれないようにするには赤では弱く、黒の方がより確実だ。
 これらを総合すると、比較的中層でエビやカニを食べている深海魚は赤くなり、より深いところで発光生物を食べている深海魚は黒くなるよう進化しそうだ。
そう理屈通りにならないのが生き物の世界。黒い魚の方が赤より深い場所にいるとは限らないし、また赤だから発光生物を食べない、黒だからエビ・カニを食べないということもない。
 アンコウ目アンコウ科アンコウ属

◆今日の30貫
岩手〆鯖、茨城スミクイウオ、青森平目、気仙沼戻りカツオ、塩釜トロ軍艦、北海道ブリ、銚子鰯、下田メカジキ、東京湾ウッカリカサゴ、徳島鯵、カワハギ、熊本こはだ、淡路島真鯛、淡路島サゴシ、東京湾春子鯛、鱚塩、醤油、北海道松川カレイ、銚子金目鯛昆布〆、鹿児島カンパチ、東京湾エボダイ、塩釜炙りトロ、三重オオモンハタ、三重カマス、台湾煮アワビ、北海道生ミズダコ、北海道本マス、利尻塩水ムラサキウニ、函館バフンウニ、熊本車えび
◆そのほか
お通し 鹿児島カンパチ
東京湾クロムツ、北海道アン肝ポン酢、カワハギ大分
卵焼き
◆今日の酒
高千代、田酒特別純米酒

■のぶっこ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/01/20/9748644
■寒鰆(カンザワラ) ピンク色は赤身白身どっち? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/07/9753032
■豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外 曇りSAKE
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/13/9753885
■黒鮪(クロマグロ) 海の可変翼戦闘機 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(3) スズキ目サバ科マグロ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/27/9757648
■アイナメ(鮎魚女)飯泥棒みたいな二つ名 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(4)カサゴ目アイナメ科アイナメ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9757858
■初鰹は本当は旬ではない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9764356
■だいぶ遠い他人のアヤカリタイ 金目鯛 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/11/9767684
■本鱒(ホンマス) 区別に意味がないサケとマス 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/26/9771020
■ウッカリカサゴ、ユメカサゴ 仔魚を産むと思われていたのに 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/10/9774518
■鱚(キス) BSS(僕が先に好きだったのに) 白身は釣りたて締めたてはうまくない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9778112
■塩も体の膜を通る 鱸(スズキ) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/12/9782032
■豊洲一の人気店・寿司大とは 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/26/9784957
■寿司大ってどうやって入る? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/29/9785666
■新子(シンコ) 出世するほど評価が下がる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(11)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/08/9787571
■ワラサ ハマチは禁句 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(12)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/26/9791486
■ニシン(鰊、鯡) 青魚は赤の他人のそら似 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(13)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/05/9794186
■親の七光りとは失礼な カスゴダイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(14)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/22/9797667
■白身魚はネコ型短距離選手 マゴチ(真鯒) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(15)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/02/9800496
■主役降板はホント? マイワシ、サンマ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(16)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/12/9802499
■鮭は白身 赤い理由が赤身と違う 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(17)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/10/15/9809531
■氷見のブリなんて誰も買わねーよ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(18)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/10/25/9812578
■DHA、EPAは初鰹の8、10倍 カツオが戻ってきた 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(19)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/11/07/9815360
■やっと会えた海のピラニア 鮍 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(20)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/11/28/9820292
■初サバ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(21)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/12/05/9821526
■フランスを救った東北の真牡蠣 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(22)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/12/23/9825613
■サヨリは悪口 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(23)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/01/09/9828406
■真鯛 釣った鯛に海老はやらないので化粧品の原料を食べてます 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(24)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/01/27/9833305
■ネギトロはネギなしで 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(25)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/02/09/9835772
■ホウボウ 鳴いて歩く 魚は我らの先祖 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(26)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/02/27/9838872
■海のクジャク ハッカク 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(27)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/03/13/9841881
■スミクイウオ 腹黒いわけ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(28)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/03/31/9845434
■シラウオ(鮊)シロウオやシラスとは別物 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(29)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/04/15/9848542
■のれそれは誰の子ども? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(30)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/05/09/9853356
■今日は店長おまかせセット 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/04/24/9850660
■スズキがスズキ目をクビになった 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(31)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/05/26/9856758
■アラと言っても 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(32)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/06/02/9857962
■海老は生に限るとか言う食通は早く滅びろ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(33)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/06/27/9862314
■タカベ 漢字の由来は 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(34)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/10/9864760
■ヤツメウナギより人間や鯨の方が鰻に近い 豊洲おさかな図鑑-今日は寿司大の隣の鰻屋(35)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/18/9866244
■刺し身にしないわけ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(36)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/31/9868475
■回遊魚なのになぜ短距離型の白い筋肉なのか 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(37)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/08/08/9869771
■深さで色が変わる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(38)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/08/21/9872159
■赤いのには深ーい訳がある キンキ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(39)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/09/05/9874787
■ 熱すると色が変わる秘密 ホッキガイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(40)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/09/18/9877390

熱すると色が変わる秘密 ホッキガイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(40) ― 2026年09月18日 20:30

熱すると色が変わる秘密 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(40)
「カニを使うことはないよね」
「うちではないね」
「加熱すると何で色が変わるかを書くんで。クルマエビはもう書いたし。じゃあ、北寄貝を刺し身とあぶりで」
北寄貝は名前の通り、北の冷たい海でよく捕れる。標準和名はウバガイ(姥貝)。
生だと青紫色なのがゆでると赤くなる。
海の幸には加熱で色が変わるものがよくある。
クルマエビやズワイガニなどをゆでると赤くなるのはタイやイクラの赤い色素「アスタキサンチン」が原因だ。
北寄貝の場合もアスタキサンチンが関係している可能性があるが、貝類はエビ・カニ(甲殻類)ほど研究が進んでいない。
アスタキサンチンは本来鮮やかな赤色だが、たんぱく質に取り込まれると青色になる。
熱を加えるとたんぱく質が変性してアスタキサンチン本来の色に戻る。
クルマエビの縞が濃い茶色なのはこの青が他の色素と混じっているからだ。
前回書いたようにアスタキサンチンの鮮やかな赤色は、深海では目立たない保護色になる。地上や浅瀬ではめちゃくちゃ目立つ。同じアスタキサンチンが地上では目立たない茶色や濃い灰色になるのに使われ、深海では赤くなるのに使われているのだ。
色が変わる理由を少し科学的に説明しよう。
アスタキサンチンが赤いのは、青色の光を吸収し、赤色の光は素通りさせるからだ。たんぱく質と結合すると、吸収する色が赤色の方にずれ、結果、青色に見えるようになる。
アスタキサンチンなどの色素でこの光の吸収を担っているのは色素の分子にある電子。電子の動向で吸収する光が変わるのは音と弦の長さの関係に似ている。
弦は長くなるほど周波数が小さくなり、低音になる。アスタキサンチンなどの分子にある電子も同じで、狭いところに閉じこもっていると周波数が大きいが、たんぱく質とアスタキサンチンが結合して動ける範囲が広くなると周波数が小さくなる。弦が音と共鳴するようにアスタキサンチンの電子も光と共鳴し、光を吸収する。弦の長さが光の波長に相当し、周波数と波長は反比例する。アスタキサンチン単体だと周波数が大きく波長が短い青い光を吸収し、たんぱく質と結合していると周波数が小さく波長が長い赤い光を吸収する。吸収する光の波長が短い方(周波数の大きい方)から長い方(周波数の小さい方)にずれる。この変化を深色移動(バソクロミックシフト)と呼ぶ。
 マルスダレガイ目バカガイ科ウバガイ属

◆今日の22貫
気仙沼カツオ、千葉メイチダイ、淡路島鯵、鹿児島カンパチ、東京湾鱚塩、梅肉、鹿児島春子鯛、青森平目、北海道アンキモ、東京湾エボダイ、三重コチ、千葉甘鯛、北海道青柳、三重サゴシ、長崎ヤリいか、天草こはだ、北海道塩水ムラサキウニ、東京湾クロムツ昆布〆め、山口煮アワビ、北海道松川カレイ、小笠原メカジキ、ボストン生とろ軍艦
◆そのほか
お通し メカジキ唐揚げ
ほっき貝刺身・アブリ、式根島タカベなめろう
卵焼き
◆今日の酒
澤の花超辛口純米吟醸、雑賀純米吟醸

■のぶっこ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/01/20/9748644
■寒鰆(カンザワラ) ピンク色は赤身白身どっち? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/07/9753032
■豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外 曇りSAKE
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/13/9753885
■黒鮪(クロマグロ) 海の可変翼戦闘機 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(3) スズキ目サバ科マグロ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/27/9757648
■アイナメ(鮎魚女)飯泥棒みたいな二つ名 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(4)カサゴ目アイナメ科アイナメ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9757858
■初鰹は本当は旬ではない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9764356
■だいぶ遠い他人のアヤカリタイ 金目鯛 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/11/9767684
■本鱒(ホンマス) 区別に意味がないサケとマス 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/26/9771020
■ウッカリカサゴ、ユメカサゴ 仔魚を産むと思われていたのに 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/10/9774518
■鱚(キス) BSS(僕が先に好きだったのに) 白身は釣りたて締めたてはうまくない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9778112
■塩も体の膜を通る 鱸(スズキ) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/12/9782032
■豊洲一の人気店・寿司大とは 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/26/9784957
■寿司大ってどうやって入る? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/29/9785666
■新子(シンコ) 出世するほど評価が下がる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(11)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/08/9787571
■ワラサ ハマチは禁句 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(12)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/26/9791486
■ニシン(鰊、鯡) 青魚は赤の他人のそら似 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(13)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/05/9794186
■親の七光りとは失礼な カスゴダイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(14)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/22/9797667
■白身魚はネコ型短距離選手 マゴチ(真鯒) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(15)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/02/9800496
■主役降板はホント? マイワシ、サンマ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(16)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/12/9802499
■鮭は白身 赤い理由が赤身と違う 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(17)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/10/15/9809531
■氷見のブリなんて誰も買わねーよ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(18)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/10/25/9812578
■DHA、EPAは初鰹の8、10倍 カツオが戻ってきた 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(19)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/11/07/9815360
■やっと会えた海のピラニア 鮍 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(20)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/11/28/9820292
■初サバ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(21)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/12/05/9821526
■フランスを救った東北の真牡蠣 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(22)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/12/23/9825613
■サヨリは悪口 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(23)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/01/09/9828406
■真鯛 釣った鯛に海老はやらないので化粧品の原料を食べてます 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(24)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/01/27/9833305
■ネギトロはネギなしで 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(25)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/02/09/9835772
■ホウボウ 鳴いて歩く 魚は我らの先祖 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(26)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/02/27/9838872
■海のクジャク ハッカク 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(27)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/03/13/9841881
■スミクイウオ 腹黒いわけ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(28)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/03/31/9845434
■シラウオ(鮊)シロウオやシラスとは別物 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(29)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/04/15/9848542
■のれそれは誰の子ども? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(30)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/05/09/9853356
■今日は店長おまかせセット 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/04/24/9850660
■スズキがスズキ目をクビになった 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(31)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/05/26/9856758
■アラと言っても 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(32)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/06/02/9857962
■海老は生に限るとか言う食通は早く滅びろ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(33)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/06/27/9862314
■タカベ 漢字の由来は 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(34)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/10/9864760
■ヤツメウナギより人間や鯨の方が鰻に近い 豊洲おさかな図鑑-今日は寿司大の隣の鰻屋(35)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/18/9866244
■刺し身にしないわけ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(36)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/31/9868475
■回遊魚なのになぜ短距離型の白い筋肉なのか 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(37)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/08/08/9869771
■深さで色が変わる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(38)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/08/21/9872159
■赤いのには深ーい訳がある キンキ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(39)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/09/05/9874787

少さい男の子のお父さんに恥をかかせてはいけない ― 2026年09月09日 12:37

父親に恥をかかせてはいけない
 行きつけの居酒屋。小学3、4年生ぐらいの男の子と父親と思われる男性が晩酌しながら食事をしていた。
男の子が「ねえ、日本酒とビールって何が違うの?」
お父さん「これ食べや」
話をそらした。
 しばらく無言で食べていたが、時間が立つと男の子がまた質問。
「ねえ、日本酒とビールって何が違うの?」
「そりゃあ、おまえ、何が違うって、おまえと○○が違うのってぐらい全然違うよ」
いやいやいや、原料が全然ちゃうやん。
米と麦やん。
誰でも分かる簡単なクイズじゃん。
相当な酒好きでも正しい答を知らない「カスクフィニッシュって何?」とかいう難問とちゃうやん。
頭の中をエセ関西弁なツッコミがぐるぐる。
 店でも電車の中でも何かに疑問を持っている人がいると、答を教えたくて我慢できなくなってしまうことってあるよね。
喫茶店で「ディスコなんて古いわね。今はクラブって言うんでしょう」と話していたマダムたちに「ディスコとクラブは別な物です。今でも両方あります」とディスコとクラブの見分け方を教えたり。
そば屋で「加速装置ってサイボーグ009とエイトマンどっちが先なんだろう?」と議論していた会社員たちに割って入り「石森章太郎も平井和正も、アメリカのSF作家ベスターの『虎よ、虎よ!』のパクリです」と豆知識を伝えたり。
とはいえ、さすがに今回は小さい子の前でお父さんに恥をかかせるわけにはいかない。
ツッコミを入れたくて仕方ないのを、ええ、それはもう我慢に我慢を重ねたよ。
2人が帰るまでおとなしくしていた。
そういえば昔、結構な酒好きなのに、ニッカウヰスキーの創業者をモデルにしたNHKの連ドラマッサンの主題歌がなぜ「麦の唄」なのか分かってない人もいたなあ。
「そりゃあ、ウイスキーは大麦を発酵させて、蒸留して作るからだよ」と言ったら、「そうなんだ」と感心された。
大の大人がこのレベルで大丈夫か新技術立国日本!

◆加速装置は009と8マンどっちが先?
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2023/08/31/9613989
◆ディスコとクラブは別物 ディスコの呼び方がクラブに変わったと勘違いしている人が多い
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/08/16/9871207
◆雨降ったらどうすんの
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/08/19/9871807

赤いのには深ーい訳がある キンキ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(39) ― 2026年09月05日 09:46

赤いのには深ーい訳がある キンキ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(39)
 「魚はキンキに限る」
マンガ「美味しんぼ」にこんな発言が元でいさかいが起きる回がある。おなじみ東西対決のエピソードだ。
山岡夫妻の隣に引っ越してきた西川は関西出身。何かにつけて東京の食べ物や文化を下に見る発言をする。そのことを江戸っ子大家の尾沢は嫌っていた。
そして、「魚は近畿のものでなければダメだ」と言われたと勘違いし、ついに「追い出してやる」と息巻く。
例によって、山岡が美味しいキンキ料理を振る舞ったぐらいでなぜ解決するのか、人間の好き嫌いはそんな簡単ではないというご都合主義は置いといて。
 アカムツ(ノドグロ)と並んで脂の乗った高級魚として有名。これらは白身のトロとも言われる。
キンキは北国発祥の呼び方で正式名はキチジ。漢字では喜知次、吉次、黄血魚などと書く。
 さて、キチジ、アカムツ、キンメダイなど深海魚はとても目立つ色鮮やかな赤色が多い。
太陽光はすべての色の光が混じった白色光。赤く見えるのは青や緑の光をよく吸収し、赤い光を反射しているということだ。
水は赤い光を吸収しやすい性質がある。そのため、水中では赤い光はほとんど届かず、青い光が深くまで届く。
前回書いたように海藻が深くなるほど赤くなるのは青や緑の光しか届きにくい環境で少ない光を効率よく利用するためだ。
光合成をしない魚までなぜ赤くなるのか。
 キチジのような赤い魚は青い光しか届かない深海では光を吸収するだけで反射する赤い光がないから真っ黒なのだ。
地上では目立つ赤色の皮が深海では保護色になる。
だが、キチジは青い光さえ届かないような深いところにもいる。光が来なければ何色でも同じではないか。
太陽光の届かない深海にも自ら光を出す発光生物がいる。せっかくエネルギーを使って光っても水中では目立たない赤では甲斐がないから青い光を出す種が多い。
その発光の使い方もいろいろだ。
1)コミュケーションツール。同種かどうか見分ける。
2)カウンターイルミネーション。上から来るわずかな青い光と同じぐらいの青い光を出して紛れる。
3)強い光を出して、目くらましにする。
4)サーチライト。エサを探す。
 ヒカリキンメダイという魚は目の下から青い光を出す。この光で照らしてエサのプランクトンを見つけているという研究結果がある。
万が一、青い光で照らされるようなことがあっても、赤ければ真っ黒いままなので、天敵に見つからずにすむ。
 ちなみにキンキなどの赤い深海魚の色は化粧品などで使われるアスタキサンチンの色。タイやいくらの赤い色と同じ。自分では作れないからエビやカニを食べてアスタキサンチンを利用している。
 スミクイウオは自分で作るメラニンという黒い色素で体表や消化器の中を黒くしている。我々が日焼けで黒くなるのと同じ色素だ。スミクイウオは光を出す小魚なども食べるので腹の中で光ってしまう。外から来る青い光を反射しないだけの赤いアスタキサンチンでは効果が足りないのだろう。
 ペルカ目フサカサゴ科キチジ属(カサゴ目とも)
◆今日の24貫
青森平目、銚子鰯、三重イサキ、島根鯵、タカベなめろう軍艦、長崎シロイカ、淡路島真鯛、三陸鰆、キンキ、気仙沼カツオ、鹿児島春子鯛、東京湾シンイカ、ゲソ、東京湾クロムツ、東京湾鱚梅肉、平目エンガワ、三重メイチダイ、鹿児島カンパチ、北海道生ダコ、熊本こはだ、千葉コチ、茨城スミクイウオ、山口煮アワビ、三国ウニ
◆そのほか
お通し 小笠原メカジキ唐揚げ
三陸帆立貝いそべ焼き、北海道キンキ、式根島タカベなめろう
卵焼き、ネギトロ巻きネギ無し
◆今日の酒
土佐しらぎく高育酒80号、望純米吟醸

■のぶっこ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/01/20/9748644
■寒鰆(カンザワラ) ピンク色は赤身白身どっち? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/07/9753032
■豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外 曇りSAKE
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/13/9753885
■黒鮪(クロマグロ) 海の可変翼戦闘機 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(3) スズキ目サバ科マグロ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/27/9757648
■アイナメ(鮎魚女)飯泥棒みたいな二つ名 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(4)カサゴ目アイナメ科アイナメ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9757858
■初鰹は本当は旬ではない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9764356
■だいぶ遠い他人のアヤカリタイ 金目鯛 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/11/9767684
■本鱒(ホンマス) 区別に意味がないサケとマス 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/26/9771020
■ウッカリカサゴ、ユメカサゴ 仔魚を産むと思われていたのに 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/10/9774518
■鱚(キス) BSS(僕が先に好きだったのに) 白身は釣りたて締めたてはうまくない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9778112
■塩も体の膜を通る 鱸(スズキ) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/12/9782032
■豊洲一の人気店・寿司大とは 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
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■寿司大ってどうやって入る? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
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■新子(シンコ) 出世するほど評価が下がる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(11)
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■ワラサ ハマチは禁句 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(12)
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■ニシン(鰊、鯡) 青魚は赤の他人のそら似 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(13)
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■親の七光りとは失礼な カスゴダイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(14)
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■白身魚はネコ型短距離選手 マゴチ(真鯒) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(15)
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■主役降板はホント? マイワシ、サンマ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(16)
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■鮭は白身 赤い理由が赤身と違う 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(17)
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■氷見のブリなんて誰も買わねーよ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(18)
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■DHA、EPAは初鰹の8、10倍 カツオが戻ってきた 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(19)
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■やっと会えた海のピラニア 鮍 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(20)
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■初サバ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(21)
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■フランスを救った東北の真牡蠣 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(22)
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■サヨリは悪口 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(23)
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■真鯛 釣った鯛に海老はやらないので化粧品の原料を食べてます 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(24)
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■ネギトロはネギなしで 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(25)
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■ホウボウ 鳴いて歩く 魚は我らの先祖 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(26)
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■海のクジャク ハッカク 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(27)
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■スミクイウオ 腹黒いわけ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(28)
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■シラウオ(鮊)シロウオやシラスとは別物 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(29)
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■のれそれは誰の子ども? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(30)
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■今日は店長おまかせセット 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/04/24/9850660
■スズキがスズキ目をクビになった 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(31)
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■アラと言っても 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(32)
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■海老は生に限るとか言う食通は早く滅びろ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(33)
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■タカベ 漢字の由来は 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(34)
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■ヤツメウナギより人間や鯨の方が鰻に近い 豊洲おさかな図鑑-今日は寿司大の隣の鰻屋(35)
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■刺し身にしないわけ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(36)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/31/9868475
■回遊魚なのになぜ短距離型の白い筋肉なのか 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(37)
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■深さで色が変わる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(38)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/08/21/9872159

産業廃棄物じゃないんだから オールドメディアともあろう者が変な日本語を広めないでほしい ― 2026年08月29日 20:22

産業廃棄物じゃないんだから オールドメディアともあろう者が変な日本語を広めないでほしい
 「輩出」は本来自動詞。人間を主語にして「大谷翔平らが輩出した花巻東高校」というように「が輩出する」が正しい。それを学校などの物を主語にし、人間を目的語とする「花巻東高校は大谷翔平らを輩出した」にする。他動詞にした「を輩出する」もよく使われるので多めに見ることになっている。ここまではまあいい。
 しかし、それをさらに受け身形にして「大谷翔平らが輩出された花巻東高校」とするのは無意味だし、主語が何なのかもよく分からなくなってしまう。尊敬語みたいにも見える。
「が輩出する」から「を輩出する」が生まれたのはたぶん「排出」とごっちゃになってるからではないかという意見があった。
なるほど。
産業廃棄物や温暖化ガスじゃないんだから「がハイシュツされた」はやめてほしい。オールドメディアは正しい日本語を読者に教えるのも仕事なのでは。

ブラウザーに食い意地が張ってると思われてるのか ― 2026年08月28日 12:42

ブラウザーに食い意地が張ってると思われてるのか
 こんなようなPRがよく来る。
昼時、店の中、外の1階2階合わせて30人ぐらいの行列。着席まで1時間ほど。
 「結果、てんや最強」とか言ってる客がいた。
900円ならまあまあのコスパだが、通常価格だと、やはり最近(といっても去年)できた店の方がずっとクオリティが高い。