うさんくさい顔としゃべり方 ― 2026年11月02日 23:38
ファイナル行ってきた ― 2026年10月30日 18:51
今年で最後、東京ラーメンフェスタ2026。
まずは、あっさりそうな「羅臼昆布とシジミの黄金中華そば(大阪・金久右衛門)」。独特のスープでありながら懐かしい感じでもある。
次はちょっと縮れた平麺「純系名古屋コーチン汐らぁ麺(麺匠彩どり.)」。
〆は牛骨たっぷりの「牛白湯ラーメン(大阪・ラーメンまこと屋)」。2杯目でけっこう来てたので、白くてこってりしたスープが追い打ち。でも、肉はおいしかった。
なぜかクレープやたこ焼きの店も。
よく分からない(と言うとバカにされるのかな)アイドルのステージやよく分からないゆるキャラが。
なお、駒沢公園開催はファイナルですが、来年は場所を変えてやるのか、もう東京ではやらないのかは発表がない。
◆ ラーメンフェスタはガラガラだった
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2024/10/30/9727715
◆ラーメンフェスタでかき氷は食べない
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2024/11/10/9730403
◆ラーメンフェスには飲み物を忘れずに
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/10/26/9812574
◆やはり雨模様の平日は楽勝
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/11/01/9814031
◆ラーメンに比べるとフェス向きでない
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/05/06/9852859
まずは、あっさりそうな「羅臼昆布とシジミの黄金中華そば(大阪・金久右衛門)」。独特のスープでありながら懐かしい感じでもある。
次はちょっと縮れた平麺「純系名古屋コーチン汐らぁ麺(麺匠彩どり.)」。
〆は牛骨たっぷりの「牛白湯ラーメン(大阪・ラーメンまこと屋)」。2杯目でけっこう来てたので、白くてこってりしたスープが追い打ち。でも、肉はおいしかった。
なぜかクレープやたこ焼きの店も。
よく分からない(と言うとバカにされるのかな)アイドルのステージやよく分からないゆるキャラが。
なお、駒沢公園開催はファイナルですが、来年は場所を変えてやるのか、もう東京ではやらないのかは発表がない。
◆ ラーメンフェスタはガラガラだった
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2024/10/30/9727715
◆ラーメンフェスタでかき氷は食べない
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2024/11/10/9730403
◆ラーメンフェスには飲み物を忘れずに
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/10/26/9812574
◆やはり雨模様の平日は楽勝
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/11/01/9814031
◆ラーメンに比べるとフェス向きでない
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/05/06/9852859
硤合反応は人類アフリカ単一起源説のようなもの ― 2026年10月27日 19:23
サリドマイドの話ばかりしていてもあれなので、閑話。
会見で、「生命誕生(の硤合反応)はどこで起きたのか?」としつこく聞いてる記者がいたのだが。まさか、地球の生命の原初RNAは宇宙からもたらされたとか、地球外知的生命体が持ってきたとかオカルティックな人じゃないよね。
リドリー・スコットのプロメテウスとか西洋人の好きな設定だ。
しかし、右手系と左手系、最初はわずかな差だったのが、急激に一方だけになるというのは、人類アフリカ単一起源説と同じで、RNAとそれが決めているアミノ酸のセットが同時多発的ではなく、地球のどこか1カ所で生まれて起きたと考えるのが合理的だと思う。そうでないと、世界中どこでも生物の持つRNAが同じということはちょっと考えられない。
◆ノーベル賞報道のウソ(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/22/9882414
◆ノーベル賞報道のウソ(2)サリドマイドが化けるのは何故?
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/24/9882694
◆ノーベル賞報道のウソ(3)サリドマイドは右手系だけなら安全という誤りが何故広まったのか
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/25/9882943
会見で、「生命誕生(の硤合反応)はどこで起きたのか?」としつこく聞いてる記者がいたのだが。まさか、地球の生命の原初RNAは宇宙からもたらされたとか、地球外知的生命体が持ってきたとかオカルティックな人じゃないよね。
リドリー・スコットのプロメテウスとか西洋人の好きな設定だ。
しかし、右手系と左手系、最初はわずかな差だったのが、急激に一方だけになるというのは、人類アフリカ単一起源説と同じで、RNAとそれが決めているアミノ酸のセットが同時多発的ではなく、地球のどこか1カ所で生まれて起きたと考えるのが合理的だと思う。そうでないと、世界中どこでも生物の持つRNAが同じということはちょっと考えられない。
◆ノーベル賞報道のウソ(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/22/9882414
◆ノーベル賞報道のウソ(2)サリドマイドが化けるのは何故?
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/24/9882694
◆ノーベル賞報道のウソ(3)サリドマイドは右手系だけなら安全という誤りが何故広まったのか
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/25/9882943
ノーベル賞報道のウソ(3)サリドマイドは右手系だけなら安全という誤りが何故広まったのか ― 2026年10月25日 17:51
「サリドマイドは左手系(S体)にのみ催奇形性があるから、当時今の不斉合成技術があれば安全な右手系(R体)のみをつくることができ、サリドマイド薬害は起きなかった」。科学的に間違っているこの説がなぜ広く流布し、信じられているのか。
化学者がいわゆる右手系、左手系、鏡像異性体の存在に気づいたのは19世紀のことだ。そして、有機物質の場合、分子の不斉炭素などが原因であるという概念も確立していた。また、人工的につくった右手系(D体)のアミノ酸は左手系(L体)のアミノ酸と味がまるで違うことも知られていた。20世紀初頭には植物由来の抗コリン薬ヒヨスチアミンは右手系(D体)には全く薬効がないことがわかるなど鏡像異性体は生理活性が全然違うことが常識になっていた。
1960年代、サリドマイドの薬害が問題になった時、睡眠誘導作用と副作用は右手系(R体)と左手系(S体)で別々なのではないかと考えられたのだ。
1967年、ネイチャーでロンドン大のグループがウサギを使った催奇形性の実験結果を報告した。結果は左手系(S体)でも右手系(R体)でも催奇形性があったというものだ。
ところが、1979年、今度は独ミュンスター大のグループがマウスを使った実験で、左手系(S体)のみに催奇形性があったという結果を報告した。
結果が対立する2個の論文があるのに、なぜか後者の方だけが有名になり、「サリドマイドは左手系だけに副作用があり、右手系だけをつくる不斉合成技術があれば薬害を防げた」という言説が語られるようになった。その方が、薬学者の先入観と期待に応えるおもしろい話だからだろう。
しかし、現在では以下のような理由で、このマウスの実験は何かの間違いだったと考えられている。
1)誰もこの結果(S体のみに催奇形性があり、R体では起きない)を再現できない
2)マウスやラットなど齧歯類はサリドマイドの催奇形性に対して強い抵抗力があり、そもそもマウスで奇形が起きたという結果はおかしい
3)マウスと違い、サリドマイドで奇形が起きるウサギを使った実験ではS体、R体ともに奇形が起きた
おそらく間違いであるこの怪しい実験のおかげで、不斉合成というつくり分け技術が注目され、発展したことは事実だ。
だからといって、「サリドマイドは右手系だけを純粋につくって使えば安全だ」という危険なウソを発信し、誤解を放置していいということにならない。
◆ノーベル賞報道のウソ(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/22/9882414
◆ノーベル賞報道のウソ(2)サリドマイドが化けるのは何故?
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/24/9882694
◆1967年 ウサギの論文
https://scispace.com/pdf/toxicity-and-teratogenicity-of-optical-isomers-of-1gkp7zzpqo.pdf
◆1979年 マウスの論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/583234/
化学者がいわゆる右手系、左手系、鏡像異性体の存在に気づいたのは19世紀のことだ。そして、有機物質の場合、分子の不斉炭素などが原因であるという概念も確立していた。また、人工的につくった右手系(D体)のアミノ酸は左手系(L体)のアミノ酸と味がまるで違うことも知られていた。20世紀初頭には植物由来の抗コリン薬ヒヨスチアミンは右手系(D体)には全く薬効がないことがわかるなど鏡像異性体は生理活性が全然違うことが常識になっていた。
1960年代、サリドマイドの薬害が問題になった時、睡眠誘導作用と副作用は右手系(R体)と左手系(S体)で別々なのではないかと考えられたのだ。
1967年、ネイチャーでロンドン大のグループがウサギを使った催奇形性の実験結果を報告した。結果は左手系(S体)でも右手系(R体)でも催奇形性があったというものだ。
ところが、1979年、今度は独ミュンスター大のグループがマウスを使った実験で、左手系(S体)のみに催奇形性があったという結果を報告した。
結果が対立する2個の論文があるのに、なぜか後者の方だけが有名になり、「サリドマイドは左手系だけに副作用があり、右手系だけをつくる不斉合成技術があれば薬害を防げた」という言説が語られるようになった。その方が、薬学者の先入観と期待に応えるおもしろい話だからだろう。
しかし、現在では以下のような理由で、このマウスの実験は何かの間違いだったと考えられている。
1)誰もこの結果(S体のみに催奇形性があり、R体では起きない)を再現できない
2)マウスやラットなど齧歯類はサリドマイドの催奇形性に対して強い抵抗力があり、そもそもマウスで奇形が起きたという結果はおかしい
3)マウスと違い、サリドマイドで奇形が起きるウサギを使った実験ではS体、R体ともに奇形が起きた
おそらく間違いであるこの怪しい実験のおかげで、不斉合成というつくり分け技術が注目され、発展したことは事実だ。
だからといって、「サリドマイドは右手系だけを純粋につくって使えば安全だ」という危険なウソを発信し、誤解を放置していいということにならない。
◆ノーベル賞報道のウソ(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/22/9882414
◆ノーベル賞報道のウソ(2)サリドマイドが化けるのは何故?
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/24/9882694
◆1967年 ウサギの論文
https://scispace.com/pdf/toxicity-and-teratogenicity-of-optical-isomers-of-1gkp7zzpqo.pdf
◆1979年 マウスの論文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/583234/
ノーベル賞報道のウソ(2)サリドマイドが化けるのは何故? ― 2026年10月24日 12:14
どうして、サリドマイドは右手系(R体)と左手系(S体)が簡単に入れ替わる(異性化する)のか。
化学企業に務める先輩に聞いたら、「だまし船」で説明すればいいと言われた。なるほど。
最初の写真。左右対称、鏡像関係になっていて重ならない。ところが可動部を反転すると(2枚目の写真)、左右反転して同じになる(3枚目)。
サリドマイドはまさにこれ。
水に溶かして置いておくと、最初はR体だけを純粋にしても、勝手に異性化してR、S半々の混合物(ラセミ体)になってしまいう。
さて、ミクロなラセミ化を女性と男性が入れ替わり、また元に戻る異性化で例えてみる。
嫁入り前の女性が男性と間違いがあってはいけないと「全寮制、全教職員女性、男性立ち入り禁止、キャンパスの外に出るのも禁止」の女子大学をつくったとする(人権問題は置いといて)。これで、学生が男性と接することはないから安全なはずだ。
ところが、この女子学生たちは異性化するとしたら、どうなるか。
1時間ごとに女性は8分の1が男性、男性も同じく8分の1が女性になるとする。
最初、女性1024人で、男性0とする。
1時間後、8分の1が異性化するので、女性は896人、男性は128人になる。さらに1時間後、女性のうち、112人が男性化するが、男性も16人が女性に戻るので、差し引き、女性800人、男性224人になる。次の1時間で、女性のうち100人が男性化、男性のうち28人が女性化する。差し引き女性728人、男性296人になる。
この女性と男性の行ったり来たりを繰り返すと、1日後には女性と男性が半々の512人ずつになってしまうのだ。男性、女性どちらから始めても、どんなに純度を高めても、必ず半々になる。ポイントは、多い方が異性化する人数も多いから男女同数になるまで止まらない(実際は止まってないが同数が入れ替わるだけなので見かけ上増減がなくなる)ということだ。
もう少し化学的に言うと、不斉炭素の近くに電子吸引性の強いカルボニル基が4個もあるので、非常に電子不足になっており、そのため、プロトン(H+)がはずれやすく、傘がおちょこになるように反転する。
◆ノーベル賞報道のウソ(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/22/9882414
化学企業に務める先輩に聞いたら、「だまし船」で説明すればいいと言われた。なるほど。
最初の写真。左右対称、鏡像関係になっていて重ならない。ところが可動部を反転すると(2枚目の写真)、左右反転して同じになる(3枚目)。
サリドマイドはまさにこれ。
水に溶かして置いておくと、最初はR体だけを純粋にしても、勝手に異性化してR、S半々の混合物(ラセミ体)になってしまいう。
さて、ミクロなラセミ化を女性と男性が入れ替わり、また元に戻る異性化で例えてみる。
嫁入り前の女性が男性と間違いがあってはいけないと「全寮制、全教職員女性、男性立ち入り禁止、キャンパスの外に出るのも禁止」の女子大学をつくったとする(人権問題は置いといて)。これで、学生が男性と接することはないから安全なはずだ。
ところが、この女子学生たちは異性化するとしたら、どうなるか。
1時間ごとに女性は8分の1が男性、男性も同じく8分の1が女性になるとする。
最初、女性1024人で、男性0とする。
1時間後、8分の1が異性化するので、女性は896人、男性は128人になる。さらに1時間後、女性のうち、112人が男性化するが、男性も16人が女性に戻るので、差し引き、女性800人、男性224人になる。次の1時間で、女性のうち100人が男性化、男性のうち28人が女性化する。差し引き女性728人、男性296人になる。
この女性と男性の行ったり来たりを繰り返すと、1日後には女性と男性が半々の512人ずつになってしまうのだ。男性、女性どちらから始めても、どんなに純度を高めても、必ず半々になる。ポイントは、多い方が異性化する人数も多いから男女同数になるまで止まらない(実際は止まってないが同数が入れ替わるだけなので見かけ上増減がなくなる)ということだ。
もう少し化学的に言うと、不斉炭素の近くに電子吸引性の強いカルボニル基が4個もあるので、非常に電子不足になっており、そのため、プロトン(H+)がはずれやすく、傘がおちょこになるように反転する。
◆ノーベル賞報道のウソ(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/10/22/9882414
ノーベル賞報道のウソ(1) ― 2026年10月22日 17:56
この「盗まれたノーベル賞」の記事で、一番書きたかったのは、実は最後のサリドマイドに関する科学的に間違った言説だ。
今回も、「サリドマイドと呼ばれる薬害がございまして、その時も右手型の分子と左手型の分子が、生体内で異なる働きをするということが分かっていなかったために、このような薬害が起こったということがあります」という識者のコメント流していたテレビがあった。
睡眠薬として発売されたサリドマイドは1960年代に全世界で手足などに重い障害を持つ子どもが生まれる薬害を起こし、承認が取り消された。
その後、血液のがんやハンセン病、体中に潰瘍ができる難病などの特効薬になるとわかる。厳しい管理の下、1990年代から2000年代に再承認や初承認された。
右手系と左手系のつくり分け技術(有機不斉合成)がノーベル賞などで注目を浴びるたびに流されるウソ。「サリドマイドは右手系にのみ薬効があり、左手系にのみ副作用があるので、1960年代の発売当時、今のようなつくり分け技術があればサリドマイド薬害の被害は起きなかった」という言説だ。
右手系と左手系で体への作用が違うというのはいかにもありそうな話。しかし、それなら今の技術でつくり分けるのは簡単だから純粋な一方だけを販売すればいい。ところが、今でも普通につくって混合物のまま売られている。そしても、今でも被害が起きている。
サリドマイドは右手系と左手系が容易に入れ替わる。そのため、純粋に一方だけを飲んでも体内で数時間で両方の混合物になってしまうことが人体実験で確かめられている。
つくり分けても無駄だからしないし、つくり分けでも安全ではない。
「サリドマイドは今の技術で右手系だけを使えば安全だ」と誤解させるような記事は1行たりとも発信してはいけないと思うが、いまだになくならない。
https://dot.asahi.com/articles/-/295687
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ddaf2434f90a471caca2b89ea1a98114428b0a6
今回も、「サリドマイドと呼ばれる薬害がございまして、その時も右手型の分子と左手型の分子が、生体内で異なる働きをするということが分かっていなかったために、このような薬害が起こったということがあります」という識者のコメント流していたテレビがあった。
睡眠薬として発売されたサリドマイドは1960年代に全世界で手足などに重い障害を持つ子どもが生まれる薬害を起こし、承認が取り消された。
その後、血液のがんやハンセン病、体中に潰瘍ができる難病などの特効薬になるとわかる。厳しい管理の下、1990年代から2000年代に再承認や初承認された。
右手系と左手系のつくり分け技術(有機不斉合成)がノーベル賞などで注目を浴びるたびに流されるウソ。「サリドマイドは右手系にのみ薬効があり、左手系にのみ副作用があるので、1960年代の発売当時、今のようなつくり分け技術があればサリドマイド薬害の被害は起きなかった」という言説だ。
右手系と左手系で体への作用が違うというのはいかにもありそうな話。しかし、それなら今の技術でつくり分けるのは簡単だから純粋な一方だけを販売すればいい。ところが、今でも普通につくって混合物のまま売られている。そしても、今でも被害が起きている。
サリドマイドは右手系と左手系が容易に入れ替わる。そのため、純粋に一方だけを飲んでも体内で数時間で両方の混合物になってしまうことが人体実験で確かめられている。
つくり分けても無駄だからしないし、つくり分けでも安全ではない。
「サリドマイドは今の技術で右手系だけを使えば安全だ」と誤解させるような記事は1行たりとも発信してはいけないと思うが、いまだになくならない。
https://dot.asahi.com/articles/-/295687
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ddaf2434f90a471caca2b89ea1a98114428b0a6
どこのどいつやねん その2 ― 2026年10月21日 13:29
老いも若きもすごい行列。
警備の人に聞いちゃいました。
「これは何のイベントですか?」
「このインパクト26という」
「どこの人ですか?」
「えっ?」
「どこの国のグループですか?」
「いや、日本です」
タッキープロデュースのIMP.。今、日本でもっとも曲が売れている新人だそうだ。
◆えっ、誰?
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/16/9865835
警備の人に聞いちゃいました。
「これは何のイベントですか?」
「このインパクト26という」
「どこの人ですか?」
「えっ?」
「どこの国のグループですか?」
「いや、日本です」
タッキープロデュースのIMP.。今、日本でもっとも曲が売れている新人だそうだ。
◆えっ、誰?
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2026/07/16/9865835
人格・パワハラ以前にホントに医学部教授? ― 2026年10月18日 20:28
横浜市長選挙が終わったので書くが、、コロナの頃に「この人ホントに医学部の教授なのか?」と思った。
■ワクチン、感染した人も必要? 割れる見解「現状では全員に」 横浜市立大医学部・山中竹春教授に聞く
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14815920.html
2つおかしいところがあって、
「ほかの感染症に目を向けてみても、ウイルスの種類によってさまざまな対応が考えられます。たとえば、水ぼうそうでは、感染して回復した人には免疫がつくので、ワクチンを接種する必要はありません。一方インフルエンザでは、毎年接種する必要があります。新型コロナの場合、そのどちらなのかまだ分かっていないのが実態です」
何でよりによって、DNAウイルスで体内から一生排除できない水ぼうそう(ヘルペスウイルス)を例に出すのか。再活性化を防ぐため、ワクチンを打つ選択肢もある。元気なうちは当面、水ぼうそうのワクチンは必要なくても、水ぼうそうにかかったことのある高齢者こそ帯状疱疹のワクチンを打つべきだと勧められていて定期接種になっている。ちなみに帯状疱疹の生ワクチンは子どもの水ぼうそうワクチンと同じ物だ。
例に挙げるなら、ほかに麻疹とか風疹とか一度回復すれば二度がかりはないとされている終生免疫のRNAウイルスがあるのに。
もう1カ所は少しマニアック。
<世界で行われているファイザー社やモデルナ社のワクチンの治験は、「感染したことのない人」を対象に行われているため、「1度感染した人は打たなくてもよいのか」ということについて、世界でもまだ定まった見解はありません>
ファイザーのプロトコル(実験計画書のようなもの)を読むと、感染歴のある人も含む臨床試験もやっている。資料を読んでないのか、読んでも読み飛ばしているのか、ざっくり言えば大外れはしてないけど、自分の発言のチェックが雑だ。
「この教授、ウイルスのことわかってるのかなあ」と疑問だったが、経歴を見ると医者ではなかった。経済学と数学をやっているから、統計とかには強そうだけどウイルス学は勉強してないのだろう。
こういう人にこういうテーマでインタビューすること自体間違ってると思う。
コロナのワクチンを打った人の血液サンプルを集めて、抗体が何カ月ぐらい残ってるかとか、変異株への中和力があるかとか、別に難しいことじゃないけど、メディアの注目を集めるような発表をするのが得意でよく取り上げられていた。そのうち、横浜市長選に出ていた。
■ワクチン、感染した人も必要? 割れる見解「現状では全員に」 横浜市立大医学部・山中竹春教授に聞く
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14815920.html
2つおかしいところがあって、
「ほかの感染症に目を向けてみても、ウイルスの種類によってさまざまな対応が考えられます。たとえば、水ぼうそうでは、感染して回復した人には免疫がつくので、ワクチンを接種する必要はありません。一方インフルエンザでは、毎年接種する必要があります。新型コロナの場合、そのどちらなのかまだ分かっていないのが実態です」
何でよりによって、DNAウイルスで体内から一生排除できない水ぼうそう(ヘルペスウイルス)を例に出すのか。再活性化を防ぐため、ワクチンを打つ選択肢もある。元気なうちは当面、水ぼうそうのワクチンは必要なくても、水ぼうそうにかかったことのある高齢者こそ帯状疱疹のワクチンを打つべきだと勧められていて定期接種になっている。ちなみに帯状疱疹の生ワクチンは子どもの水ぼうそうワクチンと同じ物だ。
例に挙げるなら、ほかに麻疹とか風疹とか一度回復すれば二度がかりはないとされている終生免疫のRNAウイルスがあるのに。
もう1カ所は少しマニアック。
<世界で行われているファイザー社やモデルナ社のワクチンの治験は、「感染したことのない人」を対象に行われているため、「1度感染した人は打たなくてもよいのか」ということについて、世界でもまだ定まった見解はありません>
ファイザーのプロトコル(実験計画書のようなもの)を読むと、感染歴のある人も含む臨床試験もやっている。資料を読んでないのか、読んでも読み飛ばしているのか、ざっくり言えば大外れはしてないけど、自分の発言のチェックが雑だ。
「この教授、ウイルスのことわかってるのかなあ」と疑問だったが、経歴を見ると医者ではなかった。経済学と数学をやっているから、統計とかには強そうだけどウイルス学は勉強してないのだろう。
こういう人にこういうテーマでインタビューすること自体間違ってると思う。
コロナのワクチンを打った人の血液サンプルを集めて、抗体が何カ月ぐらい残ってるかとか、変異株への中和力があるかとか、別に難しいことじゃないけど、メディアの注目を集めるような発表をするのが得意でよく取り上げられていた。そのうち、横浜市長選に出ていた。
謎は解けない マダイより赤いチダイの子 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(42) ― 2026年10月17日 22:46
チダイ(血鯛)はマダイによく似た近縁だが一回り小さい。えらぶたの後ろの方が血がにじんだように赤いからこの名がついたとされる。血は縁起がよくないからか関東地方ではハナダイ(花鯛、鼻鯛)と呼ばれる。
タイの子どもであるカスゴダイ(春子鯛)という光り物を有名にしたのは人気マンガ「将太の寿司」だと以前に書いた。ただし、マンガで描かれたようにマダイの子どもではなく、チダイの子どもが使われることが多い。親と違ってマダイの子どもはあまり赤くないからだ。
それで店長から出ていた宿題。なぜ、チダイは子どもの時から赤いのか。
水産学の教授たちに会う機会があったので聞いてみた。
残念ながらチダイがどうやって赤くなっているかを詳しく調べている研究者はたぶんいないだろうとのこと。おそらく、マダイと同じくエビやカニを食べることでその赤色の色素(主にアスタキサンチン)を取り込んで流用していることは同じなのではないかという。取り込みの効率などがマダイよりいいことなどが赤くなりやすい理由と推測していた。そして、仕組みはともかく、チダイの方が早く赤くなるのは、マダイの子どもよりチダイの子どもの方が幼いうちから早く深いところに移動するからではないかという。これまで何度か書いてきたように、深いところには青い光しか届きにくく、色鮮やかな赤は保護色になって天敵から見つかりにくくなるからだ。
だが、店長は納得しなかった。
「食べてるプランクトンの色が出るとかマダイとは違うメカニズムがあるんだと思う。だって、ホントに鮮やかだもん」
宿題は減らない。
ニザダイ目タイ科チダイ属(タイ目とも)
◆今日の26貫
北海道ぶり、三重オオモンハタ、淡路島サゴシ、三重いさき、茨城スミクイウオ、岩手〆鯖、淡路島釣り鯵、東京湾?、東京湾春子鯛、千葉真鯛、鹿児島カンパチ、気仙沼戻りカツオ、東京湾鱚、北海道青柳、赤貝、長崎ヤリイカ、熊本こはだ、東京湾エボダイ、北海道松川カレイ、大間赤身漬け、那智勝浦メカジキ、北海道生蛸、煮アワビ、熊本車えび、長崎穴子、北海道バフンウニ
◆そのほか
お通し 鹿児島カンパチ
宮城カマスアブリ塩スダチ、赤貝肝
卵焼き、ネギトロ巻き(ネギなし)
タイの子どもであるカスゴダイ(春子鯛)という光り物を有名にしたのは人気マンガ「将太の寿司」だと以前に書いた。ただし、マンガで描かれたようにマダイの子どもではなく、チダイの子どもが使われることが多い。親と違ってマダイの子どもはあまり赤くないからだ。
それで店長から出ていた宿題。なぜ、チダイは子どもの時から赤いのか。
水産学の教授たちに会う機会があったので聞いてみた。
残念ながらチダイがどうやって赤くなっているかを詳しく調べている研究者はたぶんいないだろうとのこと。おそらく、マダイと同じくエビやカニを食べることでその赤色の色素(主にアスタキサンチン)を取り込んで流用していることは同じなのではないかという。取り込みの効率などがマダイよりいいことなどが赤くなりやすい理由と推測していた。そして、仕組みはともかく、チダイの方が早く赤くなるのは、マダイの子どもよりチダイの子どもの方が幼いうちから早く深いところに移動するからではないかという。これまで何度か書いてきたように、深いところには青い光しか届きにくく、色鮮やかな赤は保護色になって天敵から見つかりにくくなるからだ。
だが、店長は納得しなかった。
「食べてるプランクトンの色が出るとかマダイとは違うメカニズムがあるんだと思う。だって、ホントに鮮やかだもん」
宿題は減らない。
ニザダイ目タイ科チダイ属(タイ目とも)
◆今日の26貫
北海道ぶり、三重オオモンハタ、淡路島サゴシ、三重いさき、茨城スミクイウオ、岩手〆鯖、淡路島釣り鯵、東京湾?、東京湾春子鯛、千葉真鯛、鹿児島カンパチ、気仙沼戻りカツオ、東京湾鱚、北海道青柳、赤貝、長崎ヤリイカ、熊本こはだ、東京湾エボダイ、北海道松川カレイ、大間赤身漬け、那智勝浦メカジキ、北海道生蛸、煮アワビ、熊本車えび、長崎穴子、北海道バフンウニ
◆そのほか
お通し 鹿児島カンパチ
宮城カマスアブリ塩スダチ、赤貝肝
卵焼き、ネギトロ巻き(ネギなし)
ノーベル化学賞の硤合反応を最初にたまたま記事にした ― 2026年10月07日 22:01
たまたまだが、今年のノーベル賞受賞対象の硤合反応を実際にやった理科大硤合研の院生だか助手だかだった柴田さんが、うちの会社で科学部長や社会部長をやったOBの親戚(確か甥)。
当時の理科大は発信力が弱く、今回のノーベル賞の対象となった論文がネイチャーに載ってもどこも取材に来てくれないので、柴田さんがおじ(たぶん)にあたるうちのOBに相談。たまたま当時、物理・化学基礎担当だった私が「別に原稿にしなくていいから、硤合教授に会いに行ってほしい」と頼まれ行った。そんな強引なOBじゃないし、メディアは身内ネタを忌避しがちだが、硤合教授の話を聞いたらおもしろかったのでネイチャーから3週間遅れ(1996年1月17日)ですが、科学の記事にした。
メディアが硤合反応を取り上げたのはこれが初めてだが、別に先見の明があったわけではなく、単なるOBつながり。
アイスキューブを最初に記事にしたのもあり、結構今年のノーベル賞は縁があった。
去年の化学賞より納得だ。
アミノ酸や糖質などの分子には、右手と左手のように、鏡に写すと対称な右手系分子と左手系分子があり、性質は全く同じなのに生体に与える影響が全く違う。
その右手系と左手系を作り分ける不斉合成で2001年に野依さんらに化学賞が出た。そもそもなぜ右手系と左手系で味や薬効など生物に与える影響が全く違うのかというと、生き物の体を形作るアミノ酸(たんぱく質の材料)が左手系しかないため、右手系の物質と左手系の物質で結合しやすさなどが全く違うからだ。同様にDNAは右手系に偏っている。
自然界で普通に反応すれば、右手系と左手系の物質が半々にできるのに、生物だけはなぜ極端に偏っているのか。それは生命の誕生と進化の謎だ。
硤合反応はその謎に迫る業績だ。
当時の理科大は発信力が弱く、今回のノーベル賞の対象となった論文がネイチャーに載ってもどこも取材に来てくれないので、柴田さんがおじ(たぶん)にあたるうちのOBに相談。たまたま当時、物理・化学基礎担当だった私が「別に原稿にしなくていいから、硤合教授に会いに行ってほしい」と頼まれ行った。そんな強引なOBじゃないし、メディアは身内ネタを忌避しがちだが、硤合教授の話を聞いたらおもしろかったのでネイチャーから3週間遅れ(1996年1月17日)ですが、科学の記事にした。
メディアが硤合反応を取り上げたのはこれが初めてだが、別に先見の明があったわけではなく、単なるOBつながり。
アイスキューブを最初に記事にしたのもあり、結構今年のノーベル賞は縁があった。
去年の化学賞より納得だ。
アミノ酸や糖質などの分子には、右手と左手のように、鏡に写すと対称な右手系分子と左手系分子があり、性質は全く同じなのに生体に与える影響が全く違う。
その右手系と左手系を作り分ける不斉合成で2001年に野依さんらに化学賞が出た。そもそもなぜ右手系と左手系で味や薬効など生物に与える影響が全く違うのかというと、生き物の体を形作るアミノ酸(たんぱく質の材料)が左手系しかないため、右手系の物質と左手系の物質で結合しやすさなどが全く違うからだ。同様にDNAは右手系に偏っている。
自然界で普通に反応すれば、右手系と左手系の物質が半々にできるのに、生物だけはなぜ極端に偏っているのか。それは生命の誕生と進化の謎だ。
硤合反応はその謎に迫る業績だ。








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