白身魚はネコ型短距離選手 マゴチ(真鯒) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(15) ― 2025年09月02日 23:54
マゴチ(カサゴ目コチ科コチ属)は英語でFlathead(平たい頭)。頭はスコップの先のような形をしている。
「白身の魚って、コチに限らず、海の底でジッとしているイメージがありますよね」
ヒラメや穴子など海底の砂地に埋もれた感じ。メバルなんて岩の間でずっと休憩してるみたいに見えるから鮴と書く。
いつも休んでいるのはネコみたいだと思わないだろうか。
白身や赤身は筋肉の色だ。実は、人間など地上の動物にも白い筋肉や赤い筋肉がある。赤い筋肉、つまり、赤身の肉が赤いのは血が赤いのと同じでヘムという鉄化合物の色だ。ヘムは酸素を抱え込む性質がある。筋肉の中ではミオグロビンというたんぱく質の部品として酸素を貯蔵し、血液中ではヘモグロビンというたんぱく質の部品として酸素を運ぶ。
ミオグロビンの少ない白身の筋肉は、瞬発力に優れる。このことから速筋とも呼ばれる。だが、すぐばててしまう。糖質を酸素を使わずに分解してエネルギーにする。
ミオグロビンの多い赤身の筋肉は遅筋と呼ばれ、速筋ほどの瞬発力はないが、持久力がある。糖質や脂質を酸素を使って分解し、エネルギーにする。
白い筋肉が多いのが短距離選手、ネコ科の動物だ。例えば、チーターは秒速30m、時速100km以上で走れるが、その速度を出せるのはせいぜい10数秒。500mぐらいで失速する。
そのため、ネコ科の動物の狩りは獲物にそっと近づいて、一気に襲いかかり、急所に鋭い爪や牙を打ち込む。一撃必殺タイプだ。初手で逃げられてしまうとあきらめが良い。
これに対し、赤い筋肉が多いのがマラソンなどの長距離選手、イヌ科の動物だ。一撃必殺のワザがなく、獲物が疲れるまで追い回す。
休まず泳ぎ続けないと死んでしまうマグロやカツオなどの回遊魚は赤い遅筋の多いイヌ型。そして、海底でジッとしていることの多い白身魚たちはネコ型。人間が近づくと急に大慌てで逃げていく。
鯒の漢字の由来には諸説あり、その1つは、餌を襲う時や天敵から逃げる時、砂の中から踊るように跳びはねるからというもの。瞬発力の白身ならではだ。
白身の魚が同じぐらいのサイズの赤身の魚に比べて熟成に時間がかかる。いざというときにしか使わない筋肉が多いため、たんぱく質などを分解してうま味成分のアミノ酸などに変える酵素の働きが遅いのかもしれない。
◆今日の29貫
宮城県の平目、カンパチ、三陸サゴシ、茨城スミクイウオ、銚子のイワシ、三重メイチダイ、淡路島の鯵、北海道のぼたん海老、シンコ3尾、ぼたん海老の頭揚げ、シンイカ、ゲソ、キス醤油、愛知県マゴチ、気仙沼メカジキ、式根島タカベ、コハダ、生いくら、カツオ、キンメダイ昆布締め、車海老塩、アオリイカ、東京湾タチウオのお腹、三重のイサキ、エボダイ、生ダコ、春子鯛、キス塩、マコガレイ
◆そのほか
お通し 真鯛
徳島岩カキポン酢
卵焼き
◆今日の酒
澤の花、山本(秋田)
■のぶっこ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/01/20/9748644
■寒鰆(カンザワラ) ピンク色は赤身白身どっち? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/07/9753032
■豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外 曇りSAKE
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/13/9753885
■黒鮪(クロマグロ) 海の可変翼戦闘機 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(3) スズキ目サバ科マグロ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/27/9757648
■アイナメ(鮎魚女)飯泥棒みたいな二つ名 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(4)カサゴ目アイナメ科アイナメ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9757858
■初鰹は本当は旬ではない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9764356
■だいぶ遠い他人のアヤカリタイ 金目鯛 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/11/9767684
■本鱒(ホンマス) 区別に意味がないサケとマス 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/26/9771020
■ウッカリカサゴ、ユメカサゴ 仔魚を産むと思われていたのに 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/10/9774518
■鱚(キス) BSS(僕が先に好きだったのに) 白身は釣りたて締めたてはうまくない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9778112
■塩も体の膜を通る 鱸(スズキ) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/12/9782032
■豊洲一の人気店・寿司大とは 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/26/9784957
■寿司大ってどうやって入る? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/29/9785666
■新子(シンコ) 出世するほど評価が下がる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(11)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/08/9787571
■ワラサ ハマチは禁句 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(12)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/26/9791486
■ニシン(鰊、鯡) 青魚は赤の他人のそら似 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(13)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/05/9794186
■親の七光りとは失礼な カスゴダイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(14)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/22/9797667
「白身の魚って、コチに限らず、海の底でジッとしているイメージがありますよね」
ヒラメや穴子など海底の砂地に埋もれた感じ。メバルなんて岩の間でずっと休憩してるみたいに見えるから鮴と書く。
いつも休んでいるのはネコみたいだと思わないだろうか。
白身や赤身は筋肉の色だ。実は、人間など地上の動物にも白い筋肉や赤い筋肉がある。赤い筋肉、つまり、赤身の肉が赤いのは血が赤いのと同じでヘムという鉄化合物の色だ。ヘムは酸素を抱え込む性質がある。筋肉の中ではミオグロビンというたんぱく質の部品として酸素を貯蔵し、血液中ではヘモグロビンというたんぱく質の部品として酸素を運ぶ。
ミオグロビンの少ない白身の筋肉は、瞬発力に優れる。このことから速筋とも呼ばれる。だが、すぐばててしまう。糖質を酸素を使わずに分解してエネルギーにする。
ミオグロビンの多い赤身の筋肉は遅筋と呼ばれ、速筋ほどの瞬発力はないが、持久力がある。糖質や脂質を酸素を使って分解し、エネルギーにする。
白い筋肉が多いのが短距離選手、ネコ科の動物だ。例えば、チーターは秒速30m、時速100km以上で走れるが、その速度を出せるのはせいぜい10数秒。500mぐらいで失速する。
そのため、ネコ科の動物の狩りは獲物にそっと近づいて、一気に襲いかかり、急所に鋭い爪や牙を打ち込む。一撃必殺タイプだ。初手で逃げられてしまうとあきらめが良い。
これに対し、赤い筋肉が多いのがマラソンなどの長距離選手、イヌ科の動物だ。一撃必殺のワザがなく、獲物が疲れるまで追い回す。
休まず泳ぎ続けないと死んでしまうマグロやカツオなどの回遊魚は赤い遅筋の多いイヌ型。そして、海底でジッとしていることの多い白身魚たちはネコ型。人間が近づくと急に大慌てで逃げていく。
鯒の漢字の由来には諸説あり、その1つは、餌を襲う時や天敵から逃げる時、砂の中から踊るように跳びはねるからというもの。瞬発力の白身ならではだ。
白身の魚が同じぐらいのサイズの赤身の魚に比べて熟成に時間がかかる。いざというときにしか使わない筋肉が多いため、たんぱく質などを分解してうま味成分のアミノ酸などに変える酵素の働きが遅いのかもしれない。
◆今日の29貫
宮城県の平目、カンパチ、三陸サゴシ、茨城スミクイウオ、銚子のイワシ、三重メイチダイ、淡路島の鯵、北海道のぼたん海老、シンコ3尾、ぼたん海老の頭揚げ、シンイカ、ゲソ、キス醤油、愛知県マゴチ、気仙沼メカジキ、式根島タカベ、コハダ、生いくら、カツオ、キンメダイ昆布締め、車海老塩、アオリイカ、東京湾タチウオのお腹、三重のイサキ、エボダイ、生ダコ、春子鯛、キス塩、マコガレイ
◆そのほか
お通し 真鯛
徳島岩カキポン酢
卵焼き
◆今日の酒
澤の花、山本(秋田)
■のぶっこ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(1)
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■寒鰆(カンザワラ) ピンク色は赤身白身どっち? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(2)
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■豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外 曇りSAKE
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■黒鮪(クロマグロ) 海の可変翼戦闘機 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(3) スズキ目サバ科マグロ属
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■アイナメ(鮎魚女)飯泥棒みたいな二つ名 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(4)カサゴ目アイナメ科アイナメ属
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■初鰹は本当は旬ではない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(5)
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■だいぶ遠い他人のアヤカリタイ 金目鯛 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(6)
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■本鱒(ホンマス) 区別に意味がないサケとマス 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(7)
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■ウッカリカサゴ、ユメカサゴ 仔魚を産むと思われていたのに 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(8)
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■鱚(キス) BSS(僕が先に好きだったのに) 白身は釣りたて締めたてはうまくない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(9)
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■塩も体の膜を通る 鱸(スズキ) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(10)
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■豊洲一の人気店・寿司大とは 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
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■寿司大ってどうやって入る? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
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■新子(シンコ) 出世するほど評価が下がる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(11)
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■ワラサ ハマチは禁句 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(12)
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■ニシン(鰊、鯡) 青魚は赤の他人のそら似 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(13)
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■親の七光りとは失礼な カスゴダイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(14)
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本当は零式戦闘機も間違いだからね ― 2025年09月04日 17:01
女50歳からの東京 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(11) ― 2025年09月06日 17:40
広島生まれ、大学から大阪在住のジャーナリスト石野伸子さんの連載をまとめた著書「女50歳からの東京ぐらし」は、東京の大阪寿司を2回取り上げている。
連載はタイトルどおり、ずっと大阪で働いていた石野さんが2005年に転勤を命じられ、夫やすでに成人している子どもを置いて単身赴任、初めて東京に住むという内容だ。
「神楽坂の大阪寿司」は、知人たちとの小さな食事会で、大阪寿司の老舗「大〆」の大将夫婦に出会ったという話。
そして、「やっぱり絶滅品種?」は「神楽坂の大阪寿司」に対する読者からの反響を取り上げている。
ほぼ純粋な関西人であった石野さんがいつから「大阪寿司」という言葉を知っていたのか、興味がわく。なにしろ、2010年ごろ、関西厚焼工業組合なる組織が9月15日を「大阪寿司の日」と定め、何年かイベントを開いていたにもかかわらず、いまだ大阪寿司なる用語を知っている関西人に会ったことがない。
たまたま行きつけのカフェの店長が石野さんと同じ会社にいたことがあったので、同期など知人の知人のつてをたどって、連絡先を調べてもらった。
そして、石野さんに問い合わせると、とても丁寧なご返事をいただいた。
<神楽坂の「大〆」さんを知ったとき、「大阪ずし」という言い方はごく自然に受け止めました。そのとき初めて知った言葉、というような印象、あるいは違和感はなかったように思います。だからといって、その前の大阪時代に、「大阪ずし」という言葉を使っていたかとなると、あいまいです>
<とくに東京で、特徴をあらわすために使われてきた、というのは十分理解できます。では地元大阪ではどうだったか。吉野ずしの元会長のインタビュー記事などから、近年、大阪の寿司店自体がブランディングとして「大阪ずし」という言葉をひとつの看板として使い始めたのではないか、という鍛治さんの指摘は、なるほどと思いました。ただ、その時期がいつだったか、は気になるところです。
何かヒントはないか、と手元の本などを見てみましたが、よく分かりません。我が家にある広辞苑(第2版補訂版1977)に「大阪ずし」はありました。古い大阪ことばを調べるのによく使う牧村史陽「大阪ことば事典」(1979)に「大阪ずし」はなく、「箱ずし」はあり、この項目の説明に「大阪ずしの代表」というように登場しています。「小林カツ代のおいしい大阪」(文春文庫2008)には、「大阪のおいしいもん」の思い出として箱寿司、蒸し寿司、節分の太巻きなどが登場しますが、「大阪ずし」という言葉は使っていません>
結局分からないわけだが、それは自分に投影してみれば当然そうだろうと思う。
自分は東京生まれの東京育ち、就職するまで東京以外に住んだことがないどころか、父方母方双方の祖父母、叔父叔母、いとこすべてが東京在住だから、正月も麹町の本家に集まるだけ。年350日東京暮らしだから他府県の文化に接する機会はほぼなかった。
にもかかわらず、「あかん」、「ほかす」など関西の言葉を知っていたし、何なら「しんどい」を使うこともあった。それをいつ、なんで知ったのかなんて全く記憶にない。
明確に覚えているのは「体がえらい」ぐらい。小学生の時に読んだ小林信彦のエッセーにお笑い番組「スチャラカ社員」のミヤコ蝶々のセリフとして出てきた。
あかんなども本やあるいはテレビで放映された藤山寛美の松竹新喜劇などで覚えたのかもしれない。
これら全国区の関西弁に比べると、大阪寿司はかなりマイナーな東京方言だが、それでも本当に東京でしか通じなかったのは明治、大正、昭和初期ぐらいまでだろう。
ちなみに、「大阪寿司の日」は、日本記念日協会に問い合わせたところ、確かに一時期、記念日として登録されていたが、今は登録からはずれたそうだ。
◆インド名物はインドカレーと言われたような違和感 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/19/9776452
◆大阪のお寿司との違いは? 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/21/9777055
◆いつから使われ出した?「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(3)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/23/9777235
◆残る老舗3店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(4)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9777405
◆茶巾は東京生まれ 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/26/9778091
◆リトル大阪があった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/30/9778999
◆ 消えた名店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/03/9779832
◆確かにあった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/13/9788348
本物の箱寿司は卵焼きが甘かった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/02/9793037
半世紀前から辞書に掲載 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/18/9796765
連載はタイトルどおり、ずっと大阪で働いていた石野さんが2005年に転勤を命じられ、夫やすでに成人している子どもを置いて単身赴任、初めて東京に住むという内容だ。
「神楽坂の大阪寿司」は、知人たちとの小さな食事会で、大阪寿司の老舗「大〆」の大将夫婦に出会ったという話。
そして、「やっぱり絶滅品種?」は「神楽坂の大阪寿司」に対する読者からの反響を取り上げている。
ほぼ純粋な関西人であった石野さんがいつから「大阪寿司」という言葉を知っていたのか、興味がわく。なにしろ、2010年ごろ、関西厚焼工業組合なる組織が9月15日を「大阪寿司の日」と定め、何年かイベントを開いていたにもかかわらず、いまだ大阪寿司なる用語を知っている関西人に会ったことがない。
たまたま行きつけのカフェの店長が石野さんと同じ会社にいたことがあったので、同期など知人の知人のつてをたどって、連絡先を調べてもらった。
そして、石野さんに問い合わせると、とても丁寧なご返事をいただいた。
<神楽坂の「大〆」さんを知ったとき、「大阪ずし」という言い方はごく自然に受け止めました。そのとき初めて知った言葉、というような印象、あるいは違和感はなかったように思います。だからといって、その前の大阪時代に、「大阪ずし」という言葉を使っていたかとなると、あいまいです>
<とくに東京で、特徴をあらわすために使われてきた、というのは十分理解できます。では地元大阪ではどうだったか。吉野ずしの元会長のインタビュー記事などから、近年、大阪の寿司店自体がブランディングとして「大阪ずし」という言葉をひとつの看板として使い始めたのではないか、という鍛治さんの指摘は、なるほどと思いました。ただ、その時期がいつだったか、は気になるところです。
何かヒントはないか、と手元の本などを見てみましたが、よく分かりません。我が家にある広辞苑(第2版補訂版1977)に「大阪ずし」はありました。古い大阪ことばを調べるのによく使う牧村史陽「大阪ことば事典」(1979)に「大阪ずし」はなく、「箱ずし」はあり、この項目の説明に「大阪ずしの代表」というように登場しています。「小林カツ代のおいしい大阪」(文春文庫2008)には、「大阪のおいしいもん」の思い出として箱寿司、蒸し寿司、節分の太巻きなどが登場しますが、「大阪ずし」という言葉は使っていません>
結局分からないわけだが、それは自分に投影してみれば当然そうだろうと思う。
自分は東京生まれの東京育ち、就職するまで東京以外に住んだことがないどころか、父方母方双方の祖父母、叔父叔母、いとこすべてが東京在住だから、正月も麹町の本家に集まるだけ。年350日東京暮らしだから他府県の文化に接する機会はほぼなかった。
にもかかわらず、「あかん」、「ほかす」など関西の言葉を知っていたし、何なら「しんどい」を使うこともあった。それをいつ、なんで知ったのかなんて全く記憶にない。
明確に覚えているのは「体がえらい」ぐらい。小学生の時に読んだ小林信彦のエッセーにお笑い番組「スチャラカ社員」のミヤコ蝶々のセリフとして出てきた。
あかんなども本やあるいはテレビで放映された藤山寛美の松竹新喜劇などで覚えたのかもしれない。
これら全国区の関西弁に比べると、大阪寿司はかなりマイナーな東京方言だが、それでも本当に東京でしか通じなかったのは明治、大正、昭和初期ぐらいまでだろう。
ちなみに、「大阪寿司の日」は、日本記念日協会に問い合わせたところ、確かに一時期、記念日として登録されていたが、今は登録からはずれたそうだ。
◆インド名物はインドカレーと言われたような違和感 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/19/9776452
◆大阪のお寿司との違いは? 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/21/9777055
◆いつから使われ出した?「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(3)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/23/9777235
◆残る老舗3店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(4)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9777405
◆茶巾は東京生まれ 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/26/9778091
◆リトル大阪があった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/30/9778999
◆ 消えた名店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/03/9779832
◆確かにあった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/13/9788348
本物の箱寿司は卵焼きが甘かった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/02/9793037
半世紀前から辞書に掲載 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/18/9796765
イ、痛い! ― 2025年09月08日 12:04
ウマ娘でホントに娘はハルウララだけだかんね 後は種馬 ― 2025年09月10日 19:40
娘とか言ってるけど、テイオーも、シンボリルドルフも、エルコンドルも、ミスターシービーも、ハイセイコーも、ナリタブライアンも、メジロマックイーンも、かわいい顔してみんな種馬(種牡馬)だからね。
まあ、歌舞伎の女形みたいなもん。
ていう話をこの前寿司大でしたら、店長は「それは気づかなかった」とちょっとおどろいてた。
まあ、歌舞伎の女形みたいなもん。
ていう話をこの前寿司大でしたら、店長は「それは気づかなかった」とちょっとおどろいてた。
ヒンバはブルマて 馬ならいいのか ― 2025年09月11日 11:50
ウマ娘の性別の見分け方なんてプレイマーなら誰でも知ってる常識だそうだ。
髪飾りを左耳に付けているのが牝馬。
出走の時にショートパンツをはいてるのが牡馬、ブルマをはいてるのが牝馬。って、学校現場でもう30年も前に廃止されてるのに、馬だったらいいのか?
社会現象になって一般ニュースでも取り上げられるような伝説のサラブレッドはみな牡馬。一目で見分けが付くのは基本能力値が違うから性別はプレイヤーにとって重要情報ということなのかと。
◆ウマ娘でホントに娘はハルウララだけだかんね 後は種馬
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/10/9802263
◆【ウマ娘】牡馬・牝馬の見分け方と一覧
https://gamewith.jp/uma-musume/article/show/347028
髪飾りを左耳に付けているのが牝馬。
出走の時にショートパンツをはいてるのが牡馬、ブルマをはいてるのが牝馬。って、学校現場でもう30年も前に廃止されてるのに、馬だったらいいのか?
社会現象になって一般ニュースでも取り上げられるような伝説のサラブレッドはみな牡馬。一目で見分けが付くのは基本能力値が違うから性別はプレイヤーにとって重要情報ということなのかと。
◆ウマ娘でホントに娘はハルウララだけだかんね 後は種馬
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/10/9802263
◆【ウマ娘】牡馬・牝馬の見分け方と一覧
https://gamewith.jp/uma-musume/article/show/347028
主役降板はホント?マイワシ、サンマ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(16) ― 2025年09月12日 19:46
主役降板はホント? マイワシ(真鰯)、サンマ(秋刀魚) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(16)
フランス大使館に関するこんなエピソードを聞いたことがある。
大使館員が日本人の料理人にアンチョビ(anchois)が食べたいと言った。アンチョビとはカタクチイワシ(ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属)の塩漬けのこと。しかし、大使館に雇われるほどの料理人。プライドにかけてイワシなんて下魚を出すわけにいかないと「アンチョビは売ってない」とウソをついた。大使館員は自ら築地市場に行き、「あるじゃないか。これを料理しろ」と怒ったという。
イワシ類は大量に取れて安く、飼料や肥料にも使う下魚の代表選手だった。
ところが、1990年代までは100万トン単位だったマイワシ(ニシン目ニシン科マイワシ属)の漁獲量が90年代に急減し、2000年代には1000トンほどにまで落ち込んだ。価格も高騰し、当時、築地にあった寿司大でも「イワシはもう高級魚」と言っていた。
「あのころはキロ5、6000円もしたからとても使えなかった」。
2010年代から増え、2022年の日本の漁獲量は56万トン。
そして、近年、不漁が続いているのがサンマ(ダツ目サンマ科サンマ属)。1999年に13万トン台だった漁獲量が2000年代から20万トンを超えた。08年の34万トン台をピークに下がりだし、23年には2万トン台、24年も4万トン弱だった。15年間で10分の1以下になってしまったのだ。
日本近海では、マイワシが減るとカタクチイワシやサンマが増え、カタクチイワシやサンマが減るとマサバ(スズキ目サバ科)が増え、マサバが減るとマイワシが増えるとされている。魚種交代という現象だ。
これらの青魚は近縁種ではないが、大きさや住んでいる場所、食べる物が似通っている。そのため、ある種が増えるとほかの種が減るのではないか。成長に適した水温が違うため、海水温の変化によって交代するのではないか。魚種交代の原因についてそのような説がある。
「でも、それってピンと来ないなあ」と店長。「今年はサンマもイワシも豊漁だけど、サバが全くない」。
研究者の間でも、本当に魚種交代が起きているのかどうかも含め、異論も多い。漁獲量が減るのは乱獲が原因であり、自然現象だからまた増えると安易に構えていると漁業資源が枯渇すると警鐘を鳴らす。
(写真上は、右からアジ、サンマ、マイワシ、ニシン)
◆今日の27貫
気仙沼カツオ、千葉真鯛、神奈川真蛸、三重メイチダイ、青柳、エボダイ江戸前、鯵、秋刀魚、イワシ、ニシン、平目エンガワ、平目、イトヨリダイ、北海道ぼたん海老、長崎ヤリイカ、(ぼたん海老頭唐揚げ)、三重サゴシ、神奈川甘鯛昆布〆、山口煮アワビ、小笠原メカジキ、赤貝、東京湾タチウオ、スミイカ、北海道生いくら、マゴチ塩、車海老ボイル、キンメダイ昆布締め、北海道ウニ
◆そのほか
お通し カンパチ
秋刀魚、赤貝肝
卵焼き
中落ち鉄火巻き
◆今日の酒
ササ正宗、上喜元純米吟醸、山形正宗
■のぶっこ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/01/20/9748644
■寒鰆(カンザワラ) ピンク色は赤身白身どっち? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/07/9753032
■豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外 曇りSAKE
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/13/9753885
■黒鮪(クロマグロ) 海の可変翼戦闘機 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(3) スズキ目サバ科マグロ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/27/9757648
■アイナメ(鮎魚女)飯泥棒みたいな二つ名 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(4)カサゴ目アイナメ科アイナメ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9757858
■初鰹は本当は旬ではない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9764356
■だいぶ遠い他人のアヤカリタイ 金目鯛 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/11/9767684
■本鱒(ホンマス) 区別に意味がないサケとマス 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/26/9771020
■ウッカリカサゴ、ユメカサゴ 仔魚を産むと思われていたのに 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/10/9774518
■鱚(キス) BSS(僕が先に好きだったのに) 白身は釣りたて締めたてはうまくない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9778112
■塩も体の膜を通る 鱸(スズキ) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/12/9782032
■豊洲一の人気店・寿司大とは 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/26/9784957
■寿司大ってどうやって入る? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/29/9785666
■新子(シンコ) 出世するほど評価が下がる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(11)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/08/9787571
■ワラサ ハマチは禁句 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(12)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/26/9791486
■ニシン(鰊、鯡) 青魚は赤の他人のそら似 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(13)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/05/9794186
■親の七光りとは失礼な カスゴダイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(14)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/22/9797667
■白身魚はネコ型短距離選手 マゴチ(真鯒) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(15)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/02/9800496
フランス大使館に関するこんなエピソードを聞いたことがある。
大使館員が日本人の料理人にアンチョビ(anchois)が食べたいと言った。アンチョビとはカタクチイワシ(ニシン目カタクチイワシ科カタクチイワシ属)の塩漬けのこと。しかし、大使館に雇われるほどの料理人。プライドにかけてイワシなんて下魚を出すわけにいかないと「アンチョビは売ってない」とウソをついた。大使館員は自ら築地市場に行き、「あるじゃないか。これを料理しろ」と怒ったという。
イワシ類は大量に取れて安く、飼料や肥料にも使う下魚の代表選手だった。
ところが、1990年代までは100万トン単位だったマイワシ(ニシン目ニシン科マイワシ属)の漁獲量が90年代に急減し、2000年代には1000トンほどにまで落ち込んだ。価格も高騰し、当時、築地にあった寿司大でも「イワシはもう高級魚」と言っていた。
「あのころはキロ5、6000円もしたからとても使えなかった」。
2010年代から増え、2022年の日本の漁獲量は56万トン。
そして、近年、不漁が続いているのがサンマ(ダツ目サンマ科サンマ属)。1999年に13万トン台だった漁獲量が2000年代から20万トンを超えた。08年の34万トン台をピークに下がりだし、23年には2万トン台、24年も4万トン弱だった。15年間で10分の1以下になってしまったのだ。
日本近海では、マイワシが減るとカタクチイワシやサンマが増え、カタクチイワシやサンマが減るとマサバ(スズキ目サバ科)が増え、マサバが減るとマイワシが増えるとされている。魚種交代という現象だ。
これらの青魚は近縁種ではないが、大きさや住んでいる場所、食べる物が似通っている。そのため、ある種が増えるとほかの種が減るのではないか。成長に適した水温が違うため、海水温の変化によって交代するのではないか。魚種交代の原因についてそのような説がある。
「でも、それってピンと来ないなあ」と店長。「今年はサンマもイワシも豊漁だけど、サバが全くない」。
研究者の間でも、本当に魚種交代が起きているのかどうかも含め、異論も多い。漁獲量が減るのは乱獲が原因であり、自然現象だからまた増えると安易に構えていると漁業資源が枯渇すると警鐘を鳴らす。
(写真上は、右からアジ、サンマ、マイワシ、ニシン)
◆今日の27貫
気仙沼カツオ、千葉真鯛、神奈川真蛸、三重メイチダイ、青柳、エボダイ江戸前、鯵、秋刀魚、イワシ、ニシン、平目エンガワ、平目、イトヨリダイ、北海道ぼたん海老、長崎ヤリイカ、(ぼたん海老頭唐揚げ)、三重サゴシ、神奈川甘鯛昆布〆、山口煮アワビ、小笠原メカジキ、赤貝、東京湾タチウオ、スミイカ、北海道生いくら、マゴチ塩、車海老ボイル、キンメダイ昆布締め、北海道ウニ
◆そのほか
お通し カンパチ
秋刀魚、赤貝肝
卵焼き
中落ち鉄火巻き
◆今日の酒
ササ正宗、上喜元純米吟醸、山形正宗
■のぶっこ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/01/20/9748644
■寒鰆(カンザワラ) ピンク色は赤身白身どっち? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(2)
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■豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外 曇りSAKE
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■黒鮪(クロマグロ) 海の可変翼戦闘機 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(3) スズキ目サバ科マグロ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/02/27/9757648
■アイナメ(鮎魚女)飯泥棒みたいな二つ名 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(4)カサゴ目アイナメ科アイナメ属
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9757858
■初鰹は本当は旬ではない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/28/9764356
■だいぶ遠い他人のアヤカリタイ 金目鯛 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/11/9767684
■本鱒(ホンマス) 区別に意味がないサケとマス 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/04/26/9771020
■ウッカリカサゴ、ユメカサゴ 仔魚を産むと思われていたのに 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/10/9774518
■鱚(キス) BSS(僕が先に好きだったのに) 白身は釣りたて締めたてはうまくない 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9778112
■塩も体の膜を通る 鱸(スズキ) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/12/9782032
■豊洲一の人気店・寿司大とは 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/26/9784957
■寿司大ってどうやって入る? 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました 番外
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/29/9785666
■新子(シンコ) 出世するほど評価が下がる 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(11)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/08/9787571
■ワラサ ハマチは禁句 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(12)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/26/9791486
■ニシン(鰊、鯡) 青魚は赤の他人のそら似 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(13)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/05/9794186
■親の七光りとは失礼な カスゴダイ 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(14)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/22/9797667
■白身魚はネコ型短距離選手 マゴチ(真鯒) 豊洲おさかな図鑑-今日も寿司大に行ってきました(15)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/02/9800496
伊藤博文が史上最年少首相だって初めて知った ― 2025年09月14日 11:31
44歳と3カ月。
2位が近衛文麿の45歳、3位が黒田清隆の47歳。
昔は寿命も短いし、早熟だったんですね。
小泉Jr.が勝つと、約3カ月差で歴代2位、戦後最年少。
https://japaneserecords.org/japanese-records/17478/
2位が近衛文麿の45歳、3位が黒田清隆の47歳。
昔は寿命も短いし、早熟だったんですね。
小泉Jr.が勝つと、約3カ月差で歴代2位、戦後最年少。
https://japaneserecords.org/japanese-records/17478/
薩摩揚げも東の方言 大阪寿司は江戸の方言 東京土着民にしか通じない(12) ― 2025年09月16日 12:15
東京人の九州出張あるある。
帰りに土産を買おうとして、九州では薩摩揚げを薩摩揚げと言わないことを初めて知る。そういや、この前、寿司大で隣の客が宮崎の人だったので、「薩摩揚げって言わないんですよね」と言ったら「よく知ってますね」と感心された。店長も「そうなんですか」と驚いていた。
この塗り分けられた地図を見てほしい(https://togetter.com/li/1120967)。鹿児島では「つけ揚げ」。鹿児島以外の西日本(沖縄と広島は別)では「天ぷら」。薩摩揚げと呼ぶのは、「はんぺん」の岐阜、愛知より遠い東日本と石川、富山だけなのだ。
第3回で紹介した江戸前の老舗の3代目・吉野曻雄の言葉<たしかに、東京にもってきたからこそ「大阪ずし」であって、地元の大阪の人々にとっては、それぞれ箱ずし、押しずし、バッテラ、雀ずしである。大阪の人々が「大阪ずし」と名のることはありえまい>がよみがえる。
大阪寿司に限らず、ある地方の特産品や名物が遠く離れた地に伝わった時、伝来元の地名が付くのだ。
唐辛子は日本から韓国に伝わったため、韓国では最初、倭芥(日本からし)と呼ばれていたという記録があるそうだ。
日本人が唐辛子のことを日本辛子とは絶対に言わないが、遠方でのそうした呼び名を知った際、地元の人たちが取る対応は分かれる。
断固拒否派が広島焼き。広島県民は広島焼きと言わないどころか、広島焼きと言うと抗議殺到だ。
鹿児島県民も身内では薩摩揚げを使わないだろうが、土産を買う東日本の人間が質問したら、「それは薩摩揚げのことです」と説明はしてくれるだろう。
そして、大阪では、大阪寿司の日を制定して、積極的に活用しようとしたが、知る限り全く定着していないし、ましてや周辺の京都や兵庫では全く使われていない。
今年の大阪寿司の日、古市庵という寿司のテイクアウト専門チェーンがキャンペーンをしていたが、福岡県久留米市の会社。東京で北海道フェアや沖縄フェアをやるようなもの。やはり、「地名付きがはやるのは遠方」の法則が効いている(https://www.nishinippon.co.jp/item/1387252/)。
地元民も積極的に取り入れて、定着しているのは野沢菜。発祥の野沢温泉などではカブナ(蕪菜)や菜っ葉と呼ばれていた。一説によると、東京からのスキー客が野沢菜と呼んだのが広まったそうだ。
農水省の郷土料理のページを見ると、地元がこのような地名呼びを受け入れているかどうかが分かっておもしろい。
◆インド名物はインドカレーと言われたような違和感 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/19/9776452
◆大阪のお寿司との違いは? 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/21/9777055
◆いつから使われ出した?「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(3)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/23/9777235
◆残る老舗3店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(4)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9777405
◆茶巾は東京生まれ 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/26/9778091
◆リトル大阪があった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/30/9778999
◆ 消えた名店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/03/9779832
◆確かにあった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/13/9788348
◆本物の箱寿司は卵焼きが甘かった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/02/9793037
◆半世紀前から辞書に掲載 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/18/9796765
◆女50歳からの東京 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(11)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/06/9801365
帰りに土産を買おうとして、九州では薩摩揚げを薩摩揚げと言わないことを初めて知る。そういや、この前、寿司大で隣の客が宮崎の人だったので、「薩摩揚げって言わないんですよね」と言ったら「よく知ってますね」と感心された。店長も「そうなんですか」と驚いていた。
この塗り分けられた地図を見てほしい(https://togetter.com/li/1120967)。鹿児島では「つけ揚げ」。鹿児島以外の西日本(沖縄と広島は別)では「天ぷら」。薩摩揚げと呼ぶのは、「はんぺん」の岐阜、愛知より遠い東日本と石川、富山だけなのだ。
第3回で紹介した江戸前の老舗の3代目・吉野曻雄の言葉<たしかに、東京にもってきたからこそ「大阪ずし」であって、地元の大阪の人々にとっては、それぞれ箱ずし、押しずし、バッテラ、雀ずしである。大阪の人々が「大阪ずし」と名のることはありえまい>がよみがえる。
大阪寿司に限らず、ある地方の特産品や名物が遠く離れた地に伝わった時、伝来元の地名が付くのだ。
唐辛子は日本から韓国に伝わったため、韓国では最初、倭芥(日本からし)と呼ばれていたという記録があるそうだ。
日本人が唐辛子のことを日本辛子とは絶対に言わないが、遠方でのそうした呼び名を知った際、地元の人たちが取る対応は分かれる。
断固拒否派が広島焼き。広島県民は広島焼きと言わないどころか、広島焼きと言うと抗議殺到だ。
鹿児島県民も身内では薩摩揚げを使わないだろうが、土産を買う東日本の人間が質問したら、「それは薩摩揚げのことです」と説明はしてくれるだろう。
そして、大阪では、大阪寿司の日を制定して、積極的に活用しようとしたが、知る限り全く定着していないし、ましてや周辺の京都や兵庫では全く使われていない。
今年の大阪寿司の日、古市庵という寿司のテイクアウト専門チェーンがキャンペーンをしていたが、福岡県久留米市の会社。東京で北海道フェアや沖縄フェアをやるようなもの。やはり、「地名付きがはやるのは遠方」の法則が効いている(https://www.nishinippon.co.jp/item/1387252/)。
地元民も積極的に取り入れて、定着しているのは野沢菜。発祥の野沢温泉などではカブナ(蕪菜)や菜っ葉と呼ばれていた。一説によると、東京からのスキー客が野沢菜と呼んだのが広まったそうだ。
農水省の郷土料理のページを見ると、地元がこのような地名呼びを受け入れているかどうかが分かっておもしろい。
◆インド名物はインドカレーと言われたような違和感 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(1)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/19/9776452
◆大阪のお寿司との違いは? 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(2)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/21/9777055
◆いつから使われ出した?「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(3)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/23/9777235
◆残る老舗3店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(4)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/25/9777405
◆茶巾は東京生まれ 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(5)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/26/9778091
◆リトル大阪があった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(6)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/05/30/9778999
◆ 消えた名店 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(7)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/06/03/9779832
◆確かにあった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(8)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/07/13/9788348
◆本物の箱寿司は卵焼きが甘かった 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(9)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/02/9793037
◆半世紀前から辞書に掲載 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(10)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/08/18/9796765
◆女50歳からの東京 「大阪寿司」は東京土着民にしか通じない江戸の方言(11)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/06/9801365
薩摩揚げ補足 天ぷらうどんはどっち? ― 2025年09月17日 12:03
薩摩揚げ補足 天ぷらうどんはどっち?
ちなみに、九州や関西では、衣を付けて揚げる方の天ぷらとどうやって区別するのか聞いたら、大阪のおばあちゃんが「天ぷらを買ってきた」と言ったらどっちか予想が付かないそうだ。
博多では、天ぷらうどんでは通じないので、薩摩揚げを乗せるなら、丸天、角天と形で言い、衣を付ける方は海老天、いか天など具材で識別するという。
さらにちなみに、薩摩揚げをはんぺんという愛知などでは、茶色くなくておでんに入れるはんぺんのことは「白はんぺん」と呼んで区別するそうだ。
◆薩摩揚げも東の方言 大阪寿司は江戸の方言 東京土着民にしか通じない(12)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/11/9802502
◆丸天うどん 博多ではこれも天ぷら
https://hakatanomiryoku.com/mame/%E4%B8%B8%E5%A4%A9%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93
ちなみに、九州や関西では、衣を付けて揚げる方の天ぷらとどうやって区別するのか聞いたら、大阪のおばあちゃんが「天ぷらを買ってきた」と言ったらどっちか予想が付かないそうだ。
博多では、天ぷらうどんでは通じないので、薩摩揚げを乗せるなら、丸天、角天と形で言い、衣を付ける方は海老天、いか天など具材で識別するという。
さらにちなみに、薩摩揚げをはんぺんという愛知などでは、茶色くなくておでんに入れるはんぺんのことは「白はんぺん」と呼んで区別するそうだ。
◆薩摩揚げも東の方言 大阪寿司は江戸の方言 東京土着民にしか通じない(12)
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/09/11/9802502
◆丸天うどん 博多ではこれも天ぷら
https://hakatanomiryoku.com/mame/%E4%B8%B8%E5%A4%A9%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93









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