アビガンに不都合な点ごまかしてない? 開発者の緊急提言 ― 2020年03月31日 15:35
テレビにも出てくるアビガンの開発者白木さんの緊急提言。
「発症6日までにアビガン治療を開始すれば,ウイルスの早期消失,咳嗽の軽減,肺炎の進行や重症化が阻止され,それにより死亡率が激減するであろう」とのことだが、アビガンに都合の悪いデータについてはなんかお茶を濁してる感じが。
>>アビガンに関しては,抗ウイルス活性濃度(EC50)がエボラウイルスと新型コロナウイルスで同じであることが報告された9)10)。
ツッコミ(1) 確かにエボラとは同じぐらいだが、本来のターゲットであるインフルと比べると18倍ぐらい濃いことには触れていない。アビガンの濃度をインフル向けの時より相当濃くしないとダメなのでは。
>>このことは,細菌でいえば,大腸菌とブドウ球菌でMIC(最小発育阻止濃度)が同じであれば,同じ投与量で同様に効果があることを意味する。細胞培養レベルで効くことがわかれば,EC50値の大小は投与量が変わるだけで,有効性は維持される。
ツッコミ(2) 投与量を増やせば濃度が上がって有効性は維持されるかもしれないが、現在の投与量は人間の酵素を阻害してしまうIC50との比がそれほど大きくない濃度であることには触れていない。投与量を増やした場合、人間の細胞の活動を阻害してしまうかもしれない。副作用の問題はどうなの?
さて、中国のアビガンの臨床試験では従来の投与量で効果があったとされてる。
1)投与群と非投与群で、年齢、基礎疾患などの偏りがない分け方になっているか。
2)偽薬を使い、患者本人にも医者にも本物かどうか区別がつかないダブルブラインドになっているか。
3)臨床試験の責任者や医師に利益相反がないか。(アビガンを中国で委託販売する企業から研究費をもらっていないか、その会社の株主でないかなど)
以上の点をクリアしても、なおかつ、通常の用法量で効くなら、これまでの薬剤の用法は何だったのか。EC50の100倍ぐらいの濃度になる量を飲んでますが、その10分の1ぐらいで十分なのではないかと。
ウイルス感染症(COVID-19)治療候補薬アビガンの特徴(白木公康)
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14305
「発症6日までにアビガン治療を開始すれば,ウイルスの早期消失,咳嗽の軽減,肺炎の進行や重症化が阻止され,それにより死亡率が激減するであろう」とのことだが、アビガンに都合の悪いデータについてはなんかお茶を濁してる感じが。
>>アビガンに関しては,抗ウイルス活性濃度(EC50)がエボラウイルスと新型コロナウイルスで同じであることが報告された9)10)。
ツッコミ(1) 確かにエボラとは同じぐらいだが、本来のターゲットであるインフルと比べると18倍ぐらい濃いことには触れていない。アビガンの濃度をインフル向けの時より相当濃くしないとダメなのでは。
>>このことは,細菌でいえば,大腸菌とブドウ球菌でMIC(最小発育阻止濃度)が同じであれば,同じ投与量で同様に効果があることを意味する。細胞培養レベルで効くことがわかれば,EC50値の大小は投与量が変わるだけで,有効性は維持される。
ツッコミ(2) 投与量を増やせば濃度が上がって有効性は維持されるかもしれないが、現在の投与量は人間の酵素を阻害してしまうIC50との比がそれほど大きくない濃度であることには触れていない。投与量を増やした場合、人間の細胞の活動を阻害してしまうかもしれない。副作用の問題はどうなの?
さて、中国のアビガンの臨床試験では従来の投与量で効果があったとされてる。
1)投与群と非投与群で、年齢、基礎疾患などの偏りがない分け方になっているか。
2)偽薬を使い、患者本人にも医者にも本物かどうか区別がつかないダブルブラインドになっているか。
3)臨床試験の責任者や医師に利益相反がないか。(アビガンを中国で委託販売する企業から研究費をもらっていないか、その会社の株主でないかなど)
以上の点をクリアしても、なおかつ、通常の用法量で効くなら、これまでの薬剤の用法は何だったのか。EC50の100倍ぐらいの濃度になる量を飲んでますが、その10分の1ぐらいで十分なのではないかと。
ウイルス感染症(COVID-19)治療候補薬アビガンの特徴(白木公康)
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14305
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