ノーベル賞 今年の日本授賞は2020年10月02日 13:27

ノーベル賞 今年の日本授賞は
来週から始まるノーベル賞受賞者発表。各紙の予想が出そろった。日本人に関してはもう何年も代わり映えしない。もっとも期待されているのが医学生理学の京大・森和俊教授と阪大・坂口志文教授。どちらもふさわしい業績なのだが、森さんの場合、その元になる業績がまだ受賞していない。森さんに出すと、「ゴムを発明した人に授賞してないのに、タイヤを発明した人に先に授賞するのか」みたいな事になる。物理ではそういう順番が逆という事があるが、医学はそのへんきっちり順番を守っている。坂口さんは免疫学で、免疫では2018年に出たばかりなのでもう少し先ではないかと。やはり、物理だと極低温という同じ分野ばかり続いた事があるが、医学はわりと散らしている。
 なんと言っても、医学はゲノム編集のシャルパンティエ、ダウドナという大本命がいる。
 物理ではいろいろ名前が挙がっているが、筋がいいと思うのはネオジム磁石の佐川真人さん。ただ青色LEDやリチウムイオン電池ほど社会になくてはならないものかどうかは疑問。化学では、村井眞二阪大名誉教授の業績が光っている。だが、後続の広がりがもう少し必要だろう。
 田中耕一さんのようなノーチェックのダークホースは別として、今年は厳しいかも。

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