アルプス天然水かよ 後進水は差別だから途上水かい: かじヤンの科学する心

　東電が4/27に福島の処理水の呼称を再編した新呼称を（コソッと）発表した。

1)ALPS処理水　トリチウム以外の放射性物質が、安全に関する規制基準値を確実に下回るまで、多核種除去設備（ALPS）等で浄化処理した水
2)処理途上水　多核種除去設備等で浄化処理した水のうち、安全に関する規制基準を満たしていない水
3)ストロンチウム処理水　汚染水からセシウムとストロンチウムを除去した水
4)　1)+2)　ALPS処理水等

　これまでは、２）の、ALPSで1回しか洗ってない汚れた処理水の事を「処理済み汚染水」、「不完全処理水」、「二次処理が必要な処理水」などと勝手に呼んでいたが、正式な名前がついたわけだが。
　これまで２）を汚染水扱いすると、処理水絶対安全教信者が「マスコミがあ」と攻撃していたのだが、経産省や東電がむしろそっちに定義を寄せてきたわけで。
結構、大問題だと思うのだが、なぜか東京新聞以外はスルー。

https://www.tepco.co.jp/decommission/information/committee/roadmap_progress/pdf/2021/d210427_04-j.pdf#page=79

◆汚水を処理水と呼んでたが浄水だけにする　キリッ! 　by経産省
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/04/26/9371161