バカっぽい用語・二重変異 日本でも定着か2021年04月23日 12:41

バカっぽい用語・二重変異 日本でも定着か
 二重変異株といういかにも頭の悪そうな人が使いそうな名前が厚労省でも定着するようだ。最初に見つけた研究者が自分の発見を魅力的に見せるため「何かキャッチーな呼び方を付けなきゃ」と思って、現地の記者にそう言ったんだと想像するのだが。鵜呑みにして流している通信社とかBBCとかバカっぽい。「一つのウイルスで二つの変異が起きる」。1つのウイルスで変異は1つだと思ってるのがもう。変異株のほとんどは5重、6重、7重・・・に変異してる。1年で23重変異株ぐらいにはなる。南アやブラジル由来の変異株も、攻撃力を高めるN501Y変異(感染速度を加速する)と防御力を高めるE484K変異(抗体からの攻撃を回避する能力を高める)の両方を併せ持つ二重変異株なのだが。今、大阪などを席巻しているイギリス由来の変異株は、スパイクたんぱくの主要な変異だけで、N501Y、A570D、P681Hなど5種類以上が変異している。
 また、ワイドショーが騒ぎそうだが。二重変異だから強いという発想がイタイ。重量挙げチャンピオン・世界一力の強い父親と、100m走世界一の母親のいい遺伝子だけを合わせて子どもを作ったら、世界一力が強く、世界一足の速い子が生まれるだろうか? 力が世界一だと筋肉が重くて邪魔になって速く走れない。2つの最強を合わせると両方最強ではなくどっちも中途半端になるのが普通。

◆インド二重変異株 頭の悪い人が書いてる感じで意味不明
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/04/19/9368814

◆二重変異株、国内で5件確認 加藤官房長官、拡大防止を徹底
https://www.47news.jp/news/new_type_pneumonia/6151929.html