ローハイド 我が家の伝統保存食復活してみた2019年12月30日 17:49

ローハイド 我が家の伝統保存食
 数年前まで年末になると父が作っていた正月用保存食を復活してみた。
母方の祖母が大阪にいたころ、近所の料理上手と評判の人から習った牛肉の網焼き。父はこれにローハイドと勝手に名付けていた。
(1)あまりサシの入っていない赤身肉をすき焼きより少し厚めに切ってもらう。普通の焼き肉の厚さではやや厚すぎ。今回は820gほど買った。近所の肉屋は父を覚えていた。
(2)肉を網で素焼き。少々赤みが残っていても大丈夫。
(3)醬油、砂糖、みりんでタレをつくり、一煮立ち。かなり甘め。
(4)素焼きした肉をタレに漬けて、焼くを2回繰り返す。父は3、4回やっていたような気もするが、2回で十分そうだ。
(5)しばらくタレに漬けて寝かす。

 ローハイドとはクリント・イーストウッドが2番手で出ていたアメリカのドラマ。数千頭の牛を運ぶカウボーイたちの言わば車がない時代のロードムービーだ。父は彼らの保存食の干し肉からイメージして命名したようだ。アメリカのカウボーイが醬油とみりんで網焼きはしないだろうが。
 これが、東京風のあっさりした雑煮とあう。以前、父がガスコンロの上で、付け焼きしていたら、コンロが傷んでしまった。そこで、今回は素焼きのみ、コンロを使い、付け焼きは受け皿のあるグリルに長方形の網を置いてやった。