ノーベル賞 この人はすごい 私以外誰も推してないけど ― 2020年10月06日 16:31
どこの予想にも出てこない、プロの研究者はともかく、科学ジャーナリズムではおそらく誰も名前を挙げてないノーベル賞候補。素粒子物理学の柳田務さんを推す。といっても、今年という事はないだろうが。
日本の業績で、自然科学系のノーベル賞は24人になる。初受賞の湯川博士から朝永、南部、小林、益川さんと5人も素粒子理論の受賞者がいる。近年は、素粒子実験の小柴さんや梶田さん、実用的な発明の青色LED、リチウムイオン電池などが続き、お家芸の素粒子理論はやや影が薄い。
そんな中、柳田さんのシーソー機構はすごい。説明は難しいというか、よく分からない。
さて、現代の物理学の基本(標準理論)では、この宇宙のすべての物質は12種類の基本粒子でできているとしている。電子、クオーク、ニュートリノなどだ。その中で、ニュートリノだけ奇妙なのだ。我々の体などの元になる原子は電子、アップクオーク、ダウンクオーク、電子ニュートリノの4種類からできていて、これら4個の基本粒子を第1世代という。これら2つのクオークの重さは電子の5倍、9倍ぐらいなのだが、ニュートリノの重さだけ電子の何百万分の1以下。まだ、正式には重さが決まっていないが、これまでの観測結果から重さの上限は電子の200万分の1以下。なぜニュートリノだけがこんなに違うのか。晩年の南部陽一郎博士もテーマにしていた。
シーソー機構では、まだ見つかっていない非常に重いニュートリノがあると仮定する。このニュートリノが重いほど今見つかっているニュートリノが軽くなる。一方が上がるほどもう片方が下がる仕組みなので、シーソー機構、シーソー理論などと名付けた。これだけだと大したことがないように見えるが、実は、現代の物質の究極に挑む素粒子理論が抱える根幹の問題に関わっている。
ノーベル賞に届くにはもっと実験的裏付けが必要だが、アイデアとしてのインパクトが十分ある。道しるべになる業績。とりあえず、プロの研究者でなくても推薦できる賞に推しておいたのたが。
日本の業績で、自然科学系のノーベル賞は24人になる。初受賞の湯川博士から朝永、南部、小林、益川さんと5人も素粒子理論の受賞者がいる。近年は、素粒子実験の小柴さんや梶田さん、実用的な発明の青色LED、リチウムイオン電池などが続き、お家芸の素粒子理論はやや影が薄い。
そんな中、柳田さんのシーソー機構はすごい。説明は難しいというか、よく分からない。
さて、現代の物理学の基本(標準理論)では、この宇宙のすべての物質は12種類の基本粒子でできているとしている。電子、クオーク、ニュートリノなどだ。その中で、ニュートリノだけ奇妙なのだ。我々の体などの元になる原子は電子、アップクオーク、ダウンクオーク、電子ニュートリノの4種類からできていて、これら4個の基本粒子を第1世代という。これら2つのクオークの重さは電子の5倍、9倍ぐらいなのだが、ニュートリノの重さだけ電子の何百万分の1以下。まだ、正式には重さが決まっていないが、これまでの観測結果から重さの上限は電子の200万分の1以下。なぜニュートリノだけがこんなに違うのか。晩年の南部陽一郎博士もテーマにしていた。
シーソー機構では、まだ見つかっていない非常に重いニュートリノがあると仮定する。このニュートリノが重いほど今見つかっているニュートリノが軽くなる。一方が上がるほどもう片方が下がる仕組みなので、シーソー機構、シーソー理論などと名付けた。これだけだと大したことがないように見えるが、実は、現代の物質の究極に挑む素粒子理論が抱える根幹の問題に関わっている。
ノーベル賞に届くにはもっと実験的裏付けが必要だが、アイデアとしてのインパクトが十分ある。道しるべになる業績。とりあえず、プロの研究者でなくても推薦できる賞に推しておいたのたが。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/10/06/9302855/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。