後から発売したぱくり商品の方が商標登録している不思議2025年02月25日 12:31

後から発売したぱくり商品の方が商標登録している不思議
 金精軒の社長、まるで、信玄餅の元祖みたいに言ってるが、実際は、桔梗屋信玄餅がオリジナルで、そっくりモノマネした物。信玄餅で先に商標登録されている金精軒の方が元祖だと誤解されているケースが多いようだ。時系列を要約すると、

金精軒が信玄最中という最中を発売。
その後に、桔梗屋がオリジナル信玄餅を発売。
金精軒が桔梗屋の信玄餅を信玄最中の商標侵害で訴え、勝訴。
桔梗屋が信玄餅を桔梗信玄餅に改名。
金精軒が信玄餅を商標登録。桔梗信玄餅の類似品(もろぱくり)を発売。

 つまり、和菓子に信玄の名前を付けたのは金精軒の方が先だが、実体としての信玄餅そのもののオリジナリティーは桔梗屋にある。どれぐらい似ているかという、包装のデザインと黒蜜のキャップの色が違うだけで見た目も味もそっくり。誤認して買うことを意識してるとしか考えられない。名の元祖と実の元祖。本物はどっち?。私は桔梗屋に1票を入れる。

https://w.atwiki.jp/kainokunio/
 会社に聞いても本当の事を言うか分からないからという理由で、公に残っている記録を丹念に調べたこの人はエライ。プロの民俗学者や社会学者並みの知恵と根性だ。私も一次情報をまだ確認していないので、今度、山日の縮刷版を見に行こうかと思う。
 しかし、この記事↓、山梨版に載せてよく桔梗屋から文句を言われなかったなあ、と。「信玄餅の由来は諸説あるが、」と逃げてるからだろうか。

◆金精軒の「生信玄餅」、地元米使い消費期限は3日間 山梨県北杜市
https://digital.asahi.com/articles/AST1M3R8JT1MUZOB002M.html

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