確率で騙す厚労省 若年層ワクチン2021年12月04日 12:55

確率で騙す厚労省 若年層ワクチン
 社会防衛のためには接種可能な全人口がワクチンを打つことは利益になる。しかし、そのために個人の利益が多少犠牲になってしまうリスクはある。
ドイツのように個人の人権をある程度蹂躙する強制で社会を守るのと、厚労省のように騙すのとどっちがいいのだろうか。
この引き上げは、後で罪に問われないための逃げかもしれない。

◆心筋炎を「重大な副反応」に 厚労省、警戒度引き上げ 共同通信
https://nordot.app/839455145033760768?c=39546741839462401

>>一方で心筋炎などは新型コロナ感染の合併症として起こることもあり、その頻度はワクチン接種後よりも高いことが分かっている。
>>そのため厚労省は「接種によるメリットの方が副反応などのデメリットよりも大きい」として引き続き接種を推奨する。

 若年層を含めた全世代で接種のメリットの方がデメリットより大きいと結論するには、未接種の若年人口100万人あたりで、新型コロナに感染して心筋炎を起こす人数
(=100万人×[若年層が新型コロナウイルスに感染する確率]×[若年層が新型コロナ感染した場合、心筋炎を起こす確率])と、若年人口100万人当たりの接種後心筋炎を起こす人数を比べなければならない。
 ワクチンを接種した場合、若年層が心筋炎を起こす確率は100万人あたり20人ぐらい。接種しない若年層が新型コロナウイルスに感染した場合、心筋炎を起こす確率は0.1%ぐらい。しかし、これは感染した場合なので、感染しなければ確率はゼロ。感染する確率が0.5%ぐらいだったら、感染で心筋炎を起こす人数は5人にしかならないのだ。
 実際はどれぐらいなのかという疫学データが日本にはないので比較ができない。アメリカはこういう疫学調査をして、その結果からどの年代でも接種のメリットはデメリットは大きいと結論した。感染する確率が高いから当然で、日本のように感染する確率が低いと、若年層では微妙になってくるのだ。

◆お茶大で1コマ,コロナの話をしてきた
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/11/21/9441961

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