英死亡激減ワクチンで説明できないのウソ 回答編 ― 2021年08月04日 19:48

前回の「英死亡率激減はワクチンで説明できない」は何故ウソかの回答。「イギリスの新規感染者の死亡率が20分の1に激減するには、ワクチンで死亡率がゼロになるとしても、新規感染者の95%が接種者でないと成り立たないから、ワクチンだけでは死亡率激減を説明できない」。これもまあ、典型的な統計でウソをつく法だ。ワクチン接種者、未接種者の本来の(ワクチンを打ってない場合の)死亡率が同じだとしているからだ。年齢や基礎疾患の要素を無視している。ワクチンを打ってなければ死亡率が非常に高くなる高齢者などハイリスク群がワクチン接種者に多く含まれているのだ。
ワクチン接種済みが人口の60%、ワクチン接種で感染率が半分に下がるとしよう。すると、新規感染者に占めるワクチン接種者と非接種者の比率は、0.6×0.5:0.4=3:4だ。ワクチン接種前の死亡率がどちらも2%で、仮にワクチン接種で死亡率が0になるとしても、死亡率は2%×4/7=1.1%で、約半分にしかならない。
しかし、ワクチン接種者(全人口の6割)の本来の死亡率が3%、非接種者(全人口の4割)の死亡率が0.2%とすれば、ワクチン接種前の平均の死亡率は1.88%。ワクチン接種率6割で、新規感染者に占める非接種者の比率が4/7となった場合、平均の死亡率は0.11%で約20分の1になる
◆この嘘見破れる? 英死亡率激減はワクチンで説明できない 統計でウソをつく法
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/07/26/9401963
ワクチン接種済みが人口の60%、ワクチン接種で感染率が半分に下がるとしよう。すると、新規感染者に占めるワクチン接種者と非接種者の比率は、0.6×0.5:0.4=3:4だ。ワクチン接種前の死亡率がどちらも2%で、仮にワクチン接種で死亡率が0になるとしても、死亡率は2%×4/7=1.1%で、約半分にしかならない。
しかし、ワクチン接種者(全人口の6割)の本来の死亡率が3%、非接種者(全人口の4割)の死亡率が0.2%とすれば、ワクチン接種前の平均の死亡率は1.88%。ワクチン接種率6割で、新規感染者に占める非接種者の比率が4/7となった場合、平均の死亡率は0.11%で約20分の1になる
◆この嘘見破れる? 英死亡率激減はワクチンで説明できない 統計でウソをつく法
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2021/07/26/9401963
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