ルメイ将軍はこの戦争に負けたら俺達は戦争犯罪者だとも言ってる2025年03月10日 17:12

ルメイ将軍はこの戦争に負けたら俺たちは戦犯だとも言ってる
 東京大空襲は、当時の国際法に照らしても、違法なジェノサイドだ。作戦を立案、遂行したカーチス・ルメイ将軍の言い訳は、通常の爆撃は兵器や軍事物資を生産する工場を破壊することで敵の戦争継続能力を絶つが、日本では軍需工場が独立しておらず、都市の民家で家内工業的に行われているので、町ごと焼き払わねばならないという理屈だった。
 しかし、ケネディ政権の国防長官だったロバート・マクナマラが半生を語るドキュメンタリー映画The Fog of Warの中で、副官だったマクナマラにルメイ将軍は「この戦争に負けたら俺たちは戦争犯罪者だ」と言っていたと回想している。
 マクナマラはさらに続ける。
「負けたら戦争犯罪者。では、勝ったらどうなのか。勝っても、あれは明らかに戦争犯罪だ」。
 ベトナム戦争を過ちだと最後まで認めなかったマクナマラが、東京大空襲を明確に戦争犯罪だと断定しているのだ。
 日本では戦犯(戦争犯罪人)の意味を間違えて使ってる。試合やプレゼンなどで負けたときに、負ける原因になった人のことを指すが、戦争(戦い)に勝とうが負けようが、「戦争だから何でもあり」と捕虜の拷問のような残虐行為や民間人の虐殺など違法な行為をした人のことだ。勝った国だけが負けた国を戦争裁判にかけ、負けた国の人間だけ罪を問うのは正義ではない。

◆東京大空襲を「画期的」と自賛した少将 今も変わらぬ殺す側の論理
https://digital.asahi.com/articles/AST38535NT38UTIL014M.html

◆フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
https://eiga.com/movie/1393/

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kajiyan.asablo.jp/blog/2025/03/10/9760087/tb