土曜は寅さん生活再 ― 2021年10月23日 12:04

BSテレ東で1年間続いた「土曜は寅さん」がこの3月に終わったが、たった半年でまた第1作から放送が始まった。見逃したのもあるのでまた見るが。40作ぐらいを通してみて感じたのは、どんなすごい超人気女優をマドンナに連れてきても結局、誰も桜には勝てないってこと。最後は桜の引き立て役。おいしいところは桜が全部持って行く。何があっても兄を心配し続ける桜だが、時にもっとも厳しい言葉もはっきり言う。
一番響いた言葉は、第13作。第9作で寅さんの片思いを見事に粉砕し、幸せな結婚をしたはずの歌子(吉永小百合)が再登場。ちなみに同じ役でマドンナを再演したのはリリーの浅丘ルリ子以外ほかにいない。歌子が柴又で笑顔を取り戻し、この日々がずっと続けばいいと思ってるであろう寅さんに桜は「それはお兄ちゃんが幸せなだけで歌子さんが幸せなのとは違う」と静かなハンマーのような一撃。兄に幸せになってもらいたいという気持ちが他の誰よりも強いのに、そのために何かを見失ったりしない真に強い女性。
毎回オープニングの寅さんの夢のシーンは本当に夢だったら危ないと心理学者が言ってたが、寅さんではなく、要は山田洋次にとって倍賞千恵子が永遠のマドンナだって事だと思う。
一番響いた言葉は、第13作。第9作で寅さんの片思いを見事に粉砕し、幸せな結婚をしたはずの歌子(吉永小百合)が再登場。ちなみに同じ役でマドンナを再演したのはリリーの浅丘ルリ子以外ほかにいない。歌子が柴又で笑顔を取り戻し、この日々がずっと続けばいいと思ってるであろう寅さんに桜は「それはお兄ちゃんが幸せなだけで歌子さんが幸せなのとは違う」と静かなハンマーのような一撃。兄に幸せになってもらいたいという気持ちが他の誰よりも強いのに、そのために何かを見失ったりしない真に強い女性。
毎回オープニングの寅さんの夢のシーンは本当に夢だったら危ないと心理学者が言ってたが、寅さんではなく、要は山田洋次にとって倍賞千恵子が永遠のマドンナだって事だと思う。
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