かじヤンの科学する心

　都が連休明けから発表するようになった陽性率。そのグラフの意味が分かりにくく、あれこれ考えるのもめんどうになったので、都に聞いてみた。ただし、たまたま出た担当課の広報職員の説明なので、都の公式見解ではない。

１）陽性者数＋陰性者数の人数（例えば、5/7は1200人弱）は、平均ではなく、この日に検査結果が判明した件数。
２）陽性率は１週間の陽性者数を１週間の検査実施件数で割ったもの。
３）5/7がいきなり跳ね上がっているのは医療機関を含めたのと、連休明けに大量に結果が判明したのと両方の効果
４）陽性者数と陰性者数はそれぞれ同じ人が複数回受けている重複は取り除いている。
５）5/6までは４）を医療機関分に関してはできなかったが、5/7からできるようになったので、医療機関分を加えるようにした。
６）コロナページにある実施人数には医療機関分はまだ含まれていないがいずれ含むようになるであろう。

だそうだ。

　グラフは5/12発表分を元にしているので、更新されると数字が変わる。例えば、5/7の人数は、約700 → 約800 → 約1200と増えている。
これは、報告が上がってきた段階で、検査結果判明日に遡って集計するので、医療機関などからの遅い報告が来ると、過去の数値が変わるのだ。

＜新型コロナウイルス感染症のPCR検査の陽性率・陽性者の発生動向について＞
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/youseiritsu.html