ジョブズはリンゴと雨具を間違えた MAC伝説2020年01月10日 15:13

リンゴでないマック
 家を出た時は雨でなかったのに、地下鉄を降りたら、けっこう降っていた。この季節こういう事は珍しくないが、無精なので傘がない。そんな時、着ているのがMackintoshだと、助かったと思う。
 Charles Mackintoshが設立したブランドMackintoshはイギリスでは雨具の代名詞。彼らが19世紀に発明したマッキントッシュクロスという防水性の高い生地は、コットンの二重構造の間にゴムを挟んで圧着したものだそうだ。雨と雪の多いイギリス人の生活に革命をもたらしたという。
一方、Mcintoshはカナダの農夫John Mcintoshが見つけたリンゴの品種。日本では旭と名付けられている。
 さて、アップルコンピュータの創設者スティーブ・ジョブズはAppleII、Lisaに続く製品にMacintoshと命名した。ジョブズがアップルに返り咲く前の伝記に「ジョブズはリンゴつながりで名前を付けるつもりが、スペルを間違えて雨がっぱという名前を付けてしまった」と書いてあった。正確には雨具のMackintoshともスペルが違うが。しかし、イギリス人やアメリカ人がこのスペルMacin~で思い浮かべるのはリンゴではなく、雨がっぱなのだろう。
 日本では馴染みの薄かった雨具のMackintoshも、バーバリーに切られたサンヨーが新たに提携した事で多少は知名度が上がったのだろうか。私もセールで買うまで実物は見たことがなかった。

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