FBの正気の沙汰でない仕様 アカブロ食らうと己のコメも閲覧・修正・削除不能に2019年07月31日 20:40

 Facebookの設計者はどうかしてると前々から思っていたが、まさかこれほどイカレてるとは。
 5月に書いた記事「私立は国旗は関係ないって校長でも勲章出しちゃう 文科省意外に太っ腹」(http://kajiyan.asablo.jp/blog/2019/05/17/9073706)。叙勲を知ったのは約3000人が参加しているFBのグループだ。特に親しいわけではないが昔から知っている人が、そのグループで5/15に「超速報 ○○先生 瑞宝小綬章決定」なる投稿をした。その後、5/21に同じ人の「瑞宝小綬章 正式に発表されました」と新しい投稿があった。両方の投稿に私はいくつかコメントを付けていた。
 ところが、5/23ごろ、その2つの投稿だけが急に消えた。一体何事か。まさか先生が叙勲を辞退したんじゃ。驚いて、グループの知人に問い合わせると、私には見えないその2つの投稿がその知人からは見えているという。「たぶん、投稿主が鍛治君のアカウントをブロックしたから見えなくなったんだよ」と言われた。
 さて、その投稿に付けていた私自身のコメントが私からは見えなくなったので、当然、グループの他のメンバーにも見えなくなっているのだろうと思っていた。ところが、他の人には未だに見えているという。
 例えば、ブロックされた理由だと思うが、「正式になる前の事を書いちゃいけないんじゃ(笑)」という私のコメントが私には見えないのに、他の3000人ぐらいのメンバーには見えている(この程度の冷やかしでアカブロするとは器の小さいヤツという感想は置くとして)。
 もしも、このコメントに誰かがさらにコメントを付けてくれても、自分では分からないから、周りの人に無視しているように見えるのだ。
 さらに、後日、自分のコメントに事実誤認があったことが分かったとしても、自分では修正する事も削除する事もできないのだ。
 FBに関する説明文を読むと、アカウントブロックした場合、お互いがこの世からいなくなったかのようになるとある。ブロックされた者はブロックした者が書いた投稿は自分の付けたコメントも含めて見えなくなる。ブロックした者は自分の投稿に関するコメントのうち、ブロックされた者が付けたコメントとその下に連なるコメントが見えなくなる。だが、説明文には、ブロックしても、されてもいない他の人からどう見えるのか書かれていない。
 なんでこんな設計なのか知らないが、これは言論の自由に対する重大な侵害だ。言論、表現の自由には自分の書いた物を訂正したり、削除したりする権利も当然含まれているのだ。
 それに、この仕様が分かっていれば、自分が気に入らない人を罠にはめる事ができる。相手を挑発するような投稿をし、怒った相手がひどい罵詈雑言のコメントを付けた所でアカウントブロック。すると、相手の罵詈雑言を人質にできる。その上で、元々の投稿を当たり障りのない文面に直せば、相手を一方的にひどいコメントを付けた人として永久にさらし者にできる。
 以上の仕様は友人の協力を得て、実験し、確かめた。もしも、私に誤解があり、アカウントブロックで見えなくなった自己コメントを修正、削除する方法がある事をどなたかが教えていただけたら、この記事は訂正します。
 また、もしも、これがFBに特徴的な仕様ではなく、SNSでよくある仕様なのを私が知らないだけなのだとしたら、もはやSNSという世界自体が正気の沙汰ではないと思う。

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