美しくない日本語は見たくない2019年02月18日 17:39

同級生から山中さんに関する質問メールが来た。
返事する気になれなかったので、無視した。
その後も、他の質問に加えて、同じ質問が3、4回来たが、他の質問には答えても無視した。
さらにしつこく聞いてきたので「空気読め」と返した。

 なぜ、返事する気になれないのか。理由は、その文面にある。

質問メールの中に、狂うに大きいと書いて「キョウダイ」。
あるいは「脳減ル賞受賞者」などと書かれている。

 一般社会では固有名詞の誤字は極めて非礼な行為だが、マナーが悪かろうが無礼だろうが面白ければ私は許す。だが、笑いのセンスが欠片もない。

 こんなのは鼻水垂らしている中高生が面白がるような事。今時、発展途上地域のヤンキーでもやらない。
もしも、面白いと思ってやっているなら、六本木や表参道を界隈とし、周囲はJGや館に囲まれている町で育った人間の感性としてダサすぎる。
 それを指摘する事さえセンスを疑うので、華麗に無視していたのだが。

 かてて加えて、私の職業は毎日、日本語と向き合う仕事だ。
私は日本語やフランス語を世界的にも極めて美しい言語だと思っている。職業柄、その美しき言語を汚すような美しくない文字を書いたり、口にすることもしないよう心がけている。社内メールで厳しく他人を非難するようなことを書いたり、口頭で大げんかすることはよくあるが、そのような際にも、相手がどのように口汚く罵ろうと、自分は汚ない言葉を絶対使わないようにしている(関西弁で言えば、ボ○、カ○の類いの罵倒語など。ヤンキーやイナカなどもあまり美しくはないかもしれないが、日本語を汚すほどではない)。
 実際、BBSなどで、匿名とは言え、他人をハ××、テ×××、キ×××などと罵っているのを見ると、この人は本当に、日本語を、日本の伝統文化を、愛しているのだろうか、と信じられない思いになる。
 私だったら同じ事を表現するにしても、「先ほどからあなたの言っている事はとても正気の沙汰とは思えませんが」とか「頭の中の重要な神経が何本か断線してませんか」と正しい日本語で返す。
 従って、そのような文字列に対して、まじめに相手をする気はない。面白ければ別だが。