はしかワクチン接種済が返って流行源 半端な免疫 何故30,40代  麻疹ワクチンは1978年から定期接種になった。厚労省の2001年度の調査で20歳以下(今の40歳以下)の麻疹ワクチンの接種率は各年齢80%を超えている。当時の25、30歳ぐらい、つまり、今の40代半ばから50代だと50%前後だ。  問題は、ワクチンを1回しか打ってない人が多い20-40代だ。接種1回だけだと獲得免疫が中途半端になることがある。接種済みでもはしかに感染するのだが、修飾麻疹といって、体中に赤い発疹が出るような典型症状が出ない。軽症ではしかだと気づかず、元気に出歩いてそこら中に感染を広げてしまう。