すばるに新しい目(網膜?) ― 2025年01月10日 17:55
ハワイにある日本の望遠鏡すばるに新たな目が取り付けられた。直径8.2mの鏡で集めた光を受け止め撮像する装置。視力120を誇ったこれまでの装置に代わり、今度は光ファイバーを使い2400の天体から光を同時に観測し、人間の可視領域の3倍の範囲の波長(380-1260nm)を4000色に分けて記録する。一晩で5万個、年間400万個の星や銀河を観測できる。
色(スペクトル)が分かるといろいろなことが分かる。まず、どんな元素がどんな割合で含まれているか分かる。また、星や銀河が遠ざかる速度が分かり、それから宇宙の膨張速度が分かる。宇宙が始まってから膨張速度の変化が分かれば、今後の宇宙の運命を予測できる。このままどんどん大きく薄くなって穏やかな終焉を迎えるのか。それとも、超絶的な急加速が起きて宇宙空間が裂けてしまうのか。
宇宙の始まりでは、元素は水素とヘリウムしかなかった。星が生まれ、核融合で炭素や酸素などができた。さらに、星の最後の爆発・超新星で鉄より重い重金属などが生まれ、周囲にばらまかれた。なので、古い星ほどその表面の組成は水素とヘリウム以外の元素の割合が少なくなる。それらを観測することで宇宙の進化の道筋が分かる。
https://www.nao.ac.jp/news/topics/2025/20250110-subaru.html
色(スペクトル)が分かるといろいろなことが分かる。まず、どんな元素がどんな割合で含まれているか分かる。また、星や銀河が遠ざかる速度が分かり、それから宇宙の膨張速度が分かる。宇宙が始まってから膨張速度の変化が分かれば、今後の宇宙の運命を予測できる。このままどんどん大きく薄くなって穏やかな終焉を迎えるのか。それとも、超絶的な急加速が起きて宇宙空間が裂けてしまうのか。
宇宙の始まりでは、元素は水素とヘリウムしかなかった。星が生まれ、核融合で炭素や酸素などができた。さらに、星の最後の爆発・超新星で鉄より重い重金属などが生まれ、周囲にばらまかれた。なので、古い星ほどその表面の組成は水素とヘリウム以外の元素の割合が少なくなる。それらを観測することで宇宙の進化の道筋が分かる。
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