大阪人は甘い卵焼きが嫌い 江戸前でも甘くしない: かじヤンの科学する心

　マグロの完全養殖成功で有名な近大が開発したアセロラブリヒラなどを試食。江戸前風にぎりに卵焼きがついていたので、当然、江戸前の甘い厚焼き卵かと思ったら、見た目は全く同じなのに、全然甘くないので驚いた。
「さすが大阪は卵焼きを甘くしないんですね」と話しかけたら、無表情に「だし巻きですから」。いやいや、ここは八重洲で、明らかに江戸前寿司の握りの皿に、塩とこしょうを忘れて火を通し過ぎて固くなったプレーンオムレツみたいな味の卵焼きが並んでいるのはおかしいから。なんというか、郷に入っても（東京に住んでも）郷に従わない（絶対に大阪弁をしゃべり続ける）精神を見た気がする。
　ちょうどこの日、NHKの情報バラエティーで関東と関西の卵焼きの味について東西結婚夫婦が議論していた。関西人妻は「寿司なら卵焼きが甘くてもぎりぎり許せるがおかずはあり得ない」と言っていた。
　クエタマは見たことあったが、ブリヒラは初めて見た。トウモロコシのハイブリッドのように、純粋系統を育て上げて、かけあわせる1代限りの混血種。ブリヒラはブリとヒラマサのハイブリッド。見た目はほとんど区別のつかない魚だが、ブリは身がかなりピンク色なのに比べ、ヒラマサはかなり白身寄り。ブリヒラはヒラマサに寄せてるそうだ。産卵する水温が違うのでそれなりに交配は難しいそうだ。

◆チコちゃんに叱られる!▽関東と関西
https://www.nhk.jp/p/chicochan/ts/R12Z9955V3/episode/te/EZV531ZRJ3/