ジャニー喜多川の犯罪に新聞などはなぜ無関心だったのか(2) テレビ芸能はニュースカースト最下層2023年10月26日 12:19

ジャニーの犯罪に新聞はなぜ無関心だったか(2) テレビ芸能はニュースカースト最下層
ジャニーの犯罪に新聞はなぜ無関心だったか(2) テレビ芸能はニュースカースト最下層
 古い新聞用語に、硬派記事、軟派記事という言葉がある。硬派記事とは新聞の1、2面に載るような政治記事のことであり、軟派記事とは社会面の記事のことだ。
そして、この軟派記事の意味の中に、芸能ニュースは含まれていなかった。
美味しんぼの山岡・栗田夫妻が所属する文化部・学芸部といった芸能ニュースを扱う部署はある。しかし、美味しんぼを読めば分かる通り、社内でのカーストはかなり低めだ。今はさほど身分差別は感じないが、かつて新聞社のトップカーストは政治部、経済部、社会部の三強で、国際部(外報部)がほぼ同格。文化(学芸)部、運動(スポーツ)部は低く、「科学部? そんな部あったっけ?」という有り様だった。
 さらにその文化学芸部の担当分野の中も細かくカーストが分かれており、高いのは、小説、演劇(芝居、歌舞伎、能狂言など)、美術(絵画、彫刻など)、音楽などで、映画もほぼ同格。最も低いのはテレビ、マンガ、アニメなどだった。
 芸能、エンタメ系のニュースが1面や社会面に載ることはめったになく、中の方の文化面、家庭面に押し込められていた。
四半世紀も前だが、少年ジャンプが低迷し、少年マガジンに部数で間もなく抜かれるという記事が夕刊の1面トップになったことがあった。内容よりもその扱いで出版業界に激震が走った。講談社の人が「我々の漫画業界の話を新聞が1面にすることがあるんだ」と驚いていたのを覚えている。読者も同様で、今でも歌舞伎役者の親子襲名を1面に出すと、「人間国宝でもないし、今だ何も成し遂げていない役者をなぜ1面にするのか。藤井聡太とは違う」などと電話がかかってくるし、志村けんの訃報を1面で大きな記事にしたことにもクレームが来た。芸能界のニュースを下に見る風潮、報道機関が扱うようなニュースではないという意識が書く側にも読む側にもあったのだ。

◆ジャニー喜多川の犯罪に新聞などはなぜ無関心だったのか(1) 所詮河原乞食の世界の出来事
https://kajiyan.asablo.jp/blog/2023/10/24/9627973

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