インチキ試験データで国産ワクチンを通すなんて正気の沙汰ではない2021年12月08日 17:01

インチキ試験データで国産ワクチンを通すなんて正気の沙汰ではない
 数々の薬害を経験して、厚労省は先進国でもトップクラスに厳しい承認審査システムを作り上げてきた。国産ワクチン奨励のためにその場しのぎのインチキ承認制度をでっち上げていいのか。数万人規模の大規模臨床試験での有効性試験はできないから、先行ワクチンと比べて抗体が十分出来ているかで判定するという。しかし、日本で現在使われている新型コロナワクチンは抗体(液性免疫)だけで効いているわけではない。塩野義が作っている組み換えたんぱく質やKMバイオの不活化ワクチンにはない、細胞性免疫を誘導する効果がある。江戸の火消しのごとく、ウイルスに乗っ取られてしまった細胞ごとぶちこわす免疫だ。これがmRNAワクチンやウイルスベクターワクチンの効果が高い理由ではないかという説もある。さらに、安全性はどうなるのか。2万人に接種する臨床試験でも見つからなかった血栓や心筋炎が起きている。それよりもずっと小規模ではもっと確率の高い副反応も見過ごされる恐れがある。まあ、組み換えたんぱくや不活化ワクチン、そして、アンジェスのDNAワクチンは一般的に効果が劣るとされてるから、効きが悪い分、安全性も高いかもしれないが。

◆塩野義、コロナワクチン「一定の有効性」 初期治験
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF0432C0U1A201C2000000/
◆塩野義の開発中ワクチンに有効性、2回接種で回復者と同等の抗体量
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211204-OYT1T50161/