恩師の酒 日本のアメリカ学の最高権威2021年11月06日 13:04

恩師の酒 日本のアメリカ学の最高権威
 母はビールしか飲まないが、「あの日本酒が」と興味を持った。中屋は父の恩師の名前だからだ。中屋健一教授(正しくは健弌)。日本のアメリカ学の最高権威。戦後のアメリカ学を作った人と言ってもいい。明治生まれの本物の教授だから、そのゼミはめちゃくちゃ大変だったそうだ。アメリカ文学やアメリカ史の学科は以前からありました。しかし、中屋教授のアメリカ科は「アメリカに関する事は歴史も地理も政治も文化もすべて知る」というところ。当時、日本は不景気で就職難だったが、「うちは就職難なんて関係ない。これまで100人新卒を採用していた企業が不況で10人しか採らなくなってもその上位10人の中にうちの学生が必ず入っているからだ」と豪語していたそうだ。