1÷3=0.33 アメリカ人算数苦手かも モデルナワクチン94.5%2020年11月18日 09:32

1÷3=0.33 アメリカ人算数苦手かも モデルナワクチン94.5%
テレビ局に勤めている知人から、「モデルナのワクチンの効果94.5%というのはどういう事なのか教えてほしい」と頼まれた。
 ワクチンの有効率の考え方は、ワクチンを接種する事で、本来、罹患するはずだった人の何割が罹患を免れたかという事。ワクチンを接種しなければ80%の人が罹患するはずなのに、接種で20%の人しか罹患しなければ、60%の人が罹患を免れたので、有効率は60/80=75%。
 モデルナの試験では、ワクチン接種群と偽薬群それぞれ15000人ずつで、偽薬群は90人罹患、ワクチン群は5人罹患。90人罹患するはずが、85人が罹患を免れたのだから、有効率は85/90=94.4444・・・%
94.5%と微妙に違う理由はワクチン接種群の方がわずかに多いからではないか(15050人:14950人など)と思ったのだが。もしかしたら、アメリカ人が以下のような計算をしてしまったのかもしれない。
 
ワクチンの有効率(%)=(1-接種群罹患率/非接種群罹患率)×100
今回、接種群罹患率は、5/15000=0.03333・・・・%
非接種群罹患率は、90/15000=0.6%

有効率(%)=(1-0.0333・・・/0.6)×100=(1-0.5555・・・)×100=94.4・・・%
で、上と同じ。

しかし、5/15000=0.033で計算すると、(1-0.033/0.6)×100=(1-0.55)×100=94.5%
 1÷3=0.33で計算しても結果は大して違わないから別にかまわないが、丸めてしまった時点で、3桁目以降の数値が無意味になる。そもそも、90人と5人というデータで94.5%と3桁も刻むのがどうかしている。医学研究者には有効数字が分かってない人が多い。

https://www.cnn.co.jp/business/35162542.html