Ichiro'sだからjapaneseとは限らない2020年10月16日 12:38

Ichiro'sだからjapaneseとは限らない
 参加3回目は、The Ichiro's & Japanese collection。
イチローズモルト5種類から始まってサントリー、ニッカ。追加のスコッチも加わって今回もまた30種ぐらい飲んだ。ところで、イチローズモルトの瓶に、Pure Malt Whiskyと書いてあるのと、Japanese Pure Malt Whiskyと書いてあるのがある。実は、日本の業界ではJapanese whiskyと名乗るための正式な規則がないんだそうだ。Scotch whiskyと名乗るには、原料は外部から調達してもいいが、原料の糖化、発酵、蒸溜、熟成をすべてスコットランドでやってなければいけない。ところが、日本では外国の蒸溜所で作られた原酒を国内でブレンドした物も日本のウイスキーのような顔をしているそうだ。秩父ブレンドは秩父でブレンドしていても、秩父で作った原酒をブレンドしているとは限らないのだ。世界の基準だと、ジャパニーズウイスキーとは言えない。しかし、世界から集めた良い原酒を国内でブレンドして作ったとてもおいしいウイスキーもあるので、いちがいに純国産だから尊いとも言えない。
 今回の食事は燻製鮭どんぶり。ウイスキー漬けの塩鮭をウイスキーチップとビートで燻し、甘いたれや出汁茶漬けにして食べる。

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