厚労省の愚かな抗体検査 1971人中2人で0.10%なんて言ってるようじゃ2020年06月17日 12:14

厚労省の愚かな抗体検査 1971人中2人で0.10%なんて言ってるようじゃ
 厚労省が無作為抽出8千人の抗体保有調査の結果を発表した。都民の抗体保有率は0.10%でしたって。1791人調べてたった2人。分子が1ケタなのに有効数字2ケタ刻むって、信じられないセンスだ。臨床医療系の論文にこういうのがよくあるが。有効数字の概念が分かってない人間に科学の議論をさせてはダメ。
 さて、テレビの視聴率の誤差という計算サイトがある。サンプル数1971、0.1%だった場合、95%信頼区間は0~0.2%。99%信頼区間は0~0.3%。つまり、統計的には、都の抗体保有率は0.05%かもしれないし、0.3%かもしれない。
 同様に大阪は2970人中5人、宮城は3009人中1人。95%信頼区間はそれぞれ0.02~0.3%、0~0.09%。99%だと0~0.4%、0~0.1%。本当は無作為抽出数に対し、有効回答率が何%だったかも計算に入れないとダメだが、面倒なので省略。
 今回の結果から言えることは、抗体検査は最低でも2種類以上やらないと無駄。モコバイオ製は使い物にならない。
 保有率が予想外に低すぎて、こんな少ないサンプル数ではまともな研究にならないだろう。
 そもそもロシュとアボットの簡易キット両方陽性なら陽性って基準もどれぐらい当てになるか分からない。どちらかが陽性になった総数は40人足らずなんだからもう1回呼んで精度の高い方法で再検査するとかすればいいのに。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00132.html