HIV薬,コロナに効果無し そりゃそうだろうね2020年04月09日 21:15

 医学誌界の最高峰ニューイングランドジャーナルオブメディシンに、抗HIV薬カレトラは比較試験でコロナに効果がないという論文が載っていた。そりゃ、そうだろう。理屈からいってもプロテアーゼ阻害剤の使い回しは効きそうにない。試験管内実験でもHIVの時の200倍ぐらいの濃度にしないと効かなかった。
 医学・生物の世界で、理屈から言って絶対うまくいきそうと思っても、実際にやるとダメな事は星の数ほどある。だが、理屈から言ってとてもうまくいきそうにないが、やってみたら案外うまくいってビックリなんて事は極めて稀にしかない。

エイズ薬濃度200倍ならコロナに効く?
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/03/16/9224792

タミフルよりアビガンな理由 コロナに効きそうな薬はRNA合成酵素阻害剤
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/02/22/9216635

そりゃ効くよ(試験管内では) コロナの治療法になるかは別問題 評価法の確立が必要:
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/02/26/9218028

In hospitalized adult patients with severe Covid-19, no benefit was observed with lopinavir–ritonavir treatment beyond standard care.

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2001282

新型コロナはなぜ肺炎が多いか 高病原性鳥インフルが参考になるのでは2020年04月13日 08:13

 新型コロナウイルス、SARSは風邪のコロナウイルスに比べ、なぜ肺炎を起こしやすいのか。高病原性鳥インフルエンザと普通のインフルの違いの研究が参考になるのではないかと思う。
 HIVは免疫細胞に感染する、肝炎ウイルスは肝細胞に感染するなど、ウイルスの種類によって感染する細胞の種類が違い、起きる病気も変わる。ウイルスは細胞を自分の仲間を増やす部屋として使う。細胞を覆う細胞膜の表面には細胞の種類ごとに決まった鍵穴(リセプター)が突き出ていて、ウイルスも種類によって違った鍵を持っている。自分が鍵を持っている細胞にしか入れないのだ。
 インフルエンザもコロナウイルスも、のど(上気道)にある細胞に感染するが、使っている鍵穴が違う。インフルエンザはシアロ糖鎖という鍵穴、新型コロナウイルスやSARSはアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)という鍵穴に合う鍵を持っている。
 インフルエンザが使う鍵穴は同じシアロ糖鎖でも2種類あり、季節性インフルエンザと鳥インフルエンザウイルスで違う。季節性インフルエンザが使う鍵穴は人間ののど(上気道)の細胞に多くあり、鳥インフルエンザウイルスが使う鍵穴は鳥ではのどに多くあるが、人間ではのどの奥、肺の方に多くある。そのため、季節性インフルエンザは人間ののどの細胞に感染して増えやすく、くしゃみや咳の症状を起こし、大量のウイルスがばらまかれ、効率よく人から人へうつる。だが、鳥インフルエンザは、人ののどの細胞には感染しにくいので、人から人にうつりにくい。その代わり、のどの奥の方まで入って肺に達すると肺の細胞に感染し、肺炎を起こしやすい。季節性インフルエンザに比べて、高病原性鳥インフルエンザが人には非常に感染しにくいが、鳥との濃厚接触で感染した場合、重い肺炎を起こしやすい理由だ。
 これと同じような事が新型コロナウイルスやSARSでもあるのではないか。これらが感染する鍵穴にもいくつか種類があり、のどから肺にかけての分布が違うとすればどうか。SARSが使う鍵穴は高病原性鳥インフルエンザのように肺に多く、感染は起きにくいが、感染すると肺炎を起こしやすい。これに対し、通常の風邪のコロナウイルスが使う鍵穴はのどの細胞に多く、感染はしやすいが肺炎は起こしにくい。そして、新型コロナウイルスはこの中間の性質なのではないか。SARSほど肺炎を起こしやすいわけではないが、肺でも増え、のどでも増える。今後、新型コロナウイルスやSARSが使う鍵穴ACE2に関する詳しい研究が進めば、その理由がよりはっきりするのではないか。

http://jsv.umin.jp/journal/v56-1pdf/virus56-1_085-090.pdf

免疫抑制がコロナに効くかも 諸刃の剣要注意だけど2020年04月14日 08:51

新型コロナウイルスによる肺炎にリウマチ薬(アクテムラ)や喘息薬(シクレソニド)が効くというニュースが出ている。これらはいずれも免疫の働きを抑える薬だ。アレルギーや膠原病は自己免疫疾患と呼ばれ、細菌やウイルスなど体内に侵入した外敵を攻撃する免疫が自分自身の体に反応してしまって起きる病気。免疫を抑える事で症状が治まる。
 ウイルスが人を殺す原因は、ウイルス自体の破壊活動より、ウイルスに感染した細胞ごと壊してしまう免疫の過剰反応に体がダメージを受ける事が原因である場合が多い。HIV薬を開発した満屋博明さんはこれを江戸の火消しに例える。火災を止めるため、燃えている家だけでなく、周りの家もみんな壊して、炎が広がらないようにする。
 重症の肺炎もウイルスが肺の細胞を壊すというよりは、免疫の反応で起きる炎症が肺の器官に損傷を与えているという考え方なのだろう。シクレソニドは免疫抑制をするステロイドの一種だが、新型コロナウイルスが細胞に進入するのを邪魔する効果もあるとされている。実際は、本来の免疫抑制作用の方が症状改善に効いているのかもしれない。
 だが、これらの薬は諸刃の剣だ。本来、外敵を攻撃する免疫を弱くしてしまうから、感染したウイルスを勢いづけてしまう恐れがある。

リウマチ薬、新型コロナの重症肺炎を改善か 臨床研究も
https://digital.asahi.com/articles/ASN4F5FZSN4FPLBJ001.html

<エボラはコウモリと仲良し? ウイルスは病気を起こすためにいるのではない(2)>
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/04/05/9231868

1号発射台にストッパーを取り付け サンダーバード秘密基地を組み立て2020年04月14日 19:44

1号発射台 サンダーバード秘密基地を組み立て
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ヤシの木も倒れる? Tracy Islandサンダーバード秘密基地を組み立てるだけの部屋
https://tracy-island.hatenablog.com/
今回はほとんど作業なし

コロナが変異しにくい理由 逆に抗ウイルス薬の効果を妨げないか?2020年04月15日 12:54

 コロナウイルスはインフルエンザウイルスなどと同じRNAウイルスだが、インフルに比べると変異しにくいという。インフルやHIVは時には感染者の体の中にいる間にも変異ウイルスが生まれるほど激しく遺伝子が変わる。その主な原因は、ウイルスのRNAを作る合成酵素「RNAポリメラーゼ」にある。RNAポリメラーゼは、元々のウイルスのRNAをお手本にして、細胞の中にある材料を使い、RNAを作る。ところが、この時、コピーの間違いが多い。そのため、遺伝情報が変わり、新しいウイルスが生まれるのだ。
 人間などの細胞の酵素はこういった間違いを元々犯しにくいが、間違いが生じてもそれを訂正する機能が充実している。長い間、RNAウイルスはこのコピーの間違いを訂正する能力はないと考えられてきた。だが、コロナウイルスは校正機能を持っている。酵素がRNAの間違った部分を削り、正しく作り直すのだ。
 コロナウイルスはRNAウイルスとしては例外的にRNAポリメラーゼのコピー間違いによる変異が起きにくい。ただし、このコピー間違いは変異の非常に重要な原因だが、校正機能のあるなしだけがすべてではないので、人間の細胞や天然痘ウイルスのように極め付けに変異が起きる確率が低いわけではない。
 さて、以前に、アビガンやレムデシビルなどの抗ウイルス薬はRNAの部品によく似た化合物(核酸アナログ)であり、RNAポリメラーゼがRNAの部品と間違えて取り込むことで、RNA合成を妨げられることを説明した。以下の論文には、リバビリンや5FUというやはりRNAの部品によく似た薬剤がコロナウイルスの校正機能によって取り除かれているという結果が出ている。もし、そうならアビガンやレムデシビルも取り除かれてしまう気がするが。それでも、アビガンやレムデシビルは邪魔し続け、コロナのRNA合成を止めるそうだ。

タミフルよりアビガンな理由 コロナに効きそうな薬はRNA合成酵素阻害剤
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アビガン濃度20倍!にすれば効くかも コロナ 大丈夫か?
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コロナウイルスの校正機能の関連論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23966862

https://www.researchgate.net/publication/256076581_Coronaviruses_Lacking_Exoribonuclease_Activity_Are_Susceptible_to_Lethal_Mutagenesis_Evidence_for_Proofreading_and_Potential_Therapeutics

https://journals.plos.org/plospathogens/article?id=10.1371/journal.ppat.1004342

キャプテン・スカーレットを募ってみては 不死身の体でコロナ対策2020年04月16日 07:57

 いま、毎週サンダーバード秘密基地を組み立てているが、本当は後番組のCaptain Scarlet and The Mysteronsの方が好き。Capt.スカーレットは地球防衛組織の不死身のエージェント。なぜ、不死身かというと、地球外生命体Mysteronsの報復攻撃で、Capt.ブラックとともに死んだが、Mysteronsの生物無生物関係なく破壊された物を不滅状態にして再生する能力で蘇った。2人は人類絶滅の尖兵として破壊工作に従事していたが、Capt.スカーレットは塔から落ちたショックで、人間の記憶を取り戻す。何があっても死なない体で人類側に返り咲く。
 新型コロナウイルスに感染すると、たとえ症状がなくても感染を広げるウイルスへの協力者(スプレッダー)になってしまう。しかし、PCRが複数回陰性になり、完全にウイルスが消えた事が確認できれば、少なくとも数カ月は感染しない体になる。実際にその病気にかかることは最も強力なワクチンなのだ。再感染があるとか、L型とS型に両方感染するとかいう説は論文を独自解釈したワイドショーのデマに近い物。万が一、感染したとしても最初よりずっと症状は軽いはず。
 こういう新型コロナウイルスを恐れなくていい、人類の味方に戻ったCapt. Scarletたちを前線に投入できれば、コロナとの戦いは楽になる。本人も、常に、新しいウイルスと接触することで免疫にブーストがかかり、感染阻止効果が長続きするという利益が期待できる。
 患者でもすでに退院した人がいるが、高齢者が多い。若年、壮年で不顕性感染し、抗体が生じてすでにウイルスが消えている人もそれなりにいるのでは。
 彼らを見つけるには抗体検査が実戦的だが、現在、市販されている抗体検査はかなり信頼性が低いようだ。
 さて、キャプテン・スカーレット。大人になって第1話を見て驚いた。Mysteronsはファーストコンタクトで地球人と友好関係を結ぼうとしたのに、隊長だったCapt.ブラックが敵対行為と誤認して先制攻撃。地球人は危険な存在と思わせてしまったのだ。
 さすがシニカルなイギリス人だけあって、Capt.スカーレットは「どうせ死なないんだからいいだろう」的なムチャクチャな作戦に投入され続ける。車両ごと突っこんでペシャンコになるとか。エージェントの生還を前提としないような計画が次々立案されるシュールな作品だった。ちなみに、Captainは、英陸軍・空軍の大尉。

新型コロナは3系統 チワワとケルピーみたいか2020年04月16日 18:34

米科学誌PNASに、新型コロナウイルスは大まかな遺伝的系統で3種類あるという論文が載った。全体に広がっているA、東アジアに多いB、欧米に多いC。
ただし、まだ、分からない事だらけ。感染している間に変異したのか、最初から3種類いたのか。広がり方の感じでは感染を繰り返しているうちに変異したようだが。この変異は性質に影響を及ぼす変異なのか。特に重要なのは、スパイクと呼ばれるコロナウイルスの王冠のギザギザ部分で、ここの形が変わるような変異だと、どんな種類の細胞に感染しやすいかという特徴が微妙に変化する。また、ウイルス表面のたんぱく質は抗体が外敵だと認識する目印になるので、ワクチンの効きなどにも影響する。
 この違いがどの程度の違いなのかというのもはっきりしてない。インフルで言うと、A香港型とAソ連型のような亜型の違い(イヌと狼のような亜種の関係)というより、同じA香港型の中の変異株のようなもの(イヌでいうとシェパードとチワワのような犬種・品種の違い)のようだが。型の意味については、以前に書いた。インフルやコロナの型をイヌに例えると 新フルは狼(亜種)、新コロはジャッカル(別種)。
<インフルやコロナの型をイヌに例えると 新フルは狼(亜種)、新コロはジャッカル(別種>
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/04/03/9231092

https://www.pnas.org/content/early/2020/04/07/2004999117

雫石事故の真相 衝突は訓練空域でない 最後の社会部記者鍛治壮一2020年04月19日 11:32

雫石事故の真相 衝突は訓練空域でない 最後の社会部記者鍛治壮一
 民間旅客機と自衛隊の戦闘機の空中衝突で162人が亡くなった雫石事故。「速度の遅い自衛隊機に速度が速い民間機が追突したのだから民間機の方が悪い」という論理がいかにバカげているかは以前に書いた。(http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/03/22/9227159)。さすがにまっとうな知性があればこの理屈は無理だと分かる。そこで、民間機の方が訓練空域に入ったから悪いというもう少し賢い理屈で擁護しているのを見かける。衝突地点が民間機の飛行ルートだったのか、訓練空域だったのか。民事裁判の最大の焦点だ。ANAがいかにして国の間違いを証明したか。

続「書けなかったこと 書きたいこと」第14回 雫石裁判の波乱万丈・その2--科学に挑戦する男
鍛治壮一

◆ボーイング727が訓練空域に飛び込んできた

 全日空機が民事訴訟2審の東京高裁に提出したフィルムとは……。乗客の1人が進行方向右の窓から8mmカラーフィルムで約30分撮影したもの。千歳空港から始まり、函館郊外、青森市付近、十和田湖も写っている。
 B.727機は高度28000ftを水平飛行している。撮影されている地上の建物や橋などが、どのように写っているかを解析すれば撮影位置を求められる。特定できる被写体が3点以上あれば、そこからカメラ、つまりB.727までの距離がわかる。その結果、下を撮っているカメラの俯角も分かる。
 全日空はK航空測量会社に8mmフィルムによる航跡の解析を依頼した。結果は事故調査報告書の「函館NDB通過後は、ジェットルートJ-11Lを飛行して松島NDBに至る経路となる」という推定を裏付けるものとなった。
 初め驚いたのは国側だった。「なんで、いまごろ、これを出してきたんだと思い、裁判所に、この鑑定書の再分析を申し入れた。この要請は容れられ、国が別のA航空測量会社にフィルムの解析を頼んだ。結果は B.727がJ-11Lより大きく西に外れ「訓練空域でF-86Fと衝突した」という国の主張を裏付けるものになってしまった。

◆失意、落胆、絶望のなかに1人の男が

 今度は、全日空がビックリ。あらためて自分たちが依頼したK社に、もう一度調べてもらった。なんと、国の解析とほぼ同じ結果になってしまった。「私たちはマニュアルで解析しましたが、あっちは最新のコンピューターを使ったので、もっと正確なB~C間の距離を割り出したのです」と言う。--まさに青天の霹靂とはこのことだ。
 全日空で裁判を担当しているのは法務部である。技術的なサポートに総合安全推進委員会が加わっている。部員一同、悲痛な面持ちで、連日、対策会議を開いた。「あのフィルムを提出しなければよかった」、「もともと自衛隊は戦うための航空測量の専門家たちがいる」、「このままでは訓練空域にB.727のほうが飛び込んで衝突したことになり、責任は全日空に押しつけられてしまう」
 法務部の担当者全員が打ちのめされ、シュンとなっているなかで、1人だけ違っている男がいた。窪田陽一部員、1941年生まれの38歳である。
 彼は全日空に入社後、1975年から法務部に勤務となり、翌76年、ロッキード事件が発生すると同事件の訴訟対策チームの一員として、別室につめていた。事件の1審判決が出て、若狭社長の控訴審の準備が一段落した83年春、法務部に復帰した。
 彼は、当時は数少ない東京大学出身だが法学部。科学的に国側の再鑑定書が正しいとされたのに、「科学に挑戦してみよう」と考えた。どこか間違ったところがあるから捜し出せ、というなら分かるが、この場合は、正しいというものから誤りを捜し出そうというのだから、普通の思考ではない。理工学部出身とか、技術者、科学者じゃないからこそ、「僕は科学に対して先入観がない。科学に挑戦してみる」という発言になった。
 もう1つ「仲間(事故機のパイロット)が少しの近道をするために訓練空域を飛行するはずがない」という強い気持ちがあったと後述している。--しかし、窪田の言葉に期待する法務部員は1人しかいなかった。当然だと思う。

◆窓にレンズ効果があるはずだ!

 窪田は毎日、図のような絵を何枚も何枚も描いては考えていた。そんなある日、新聞夕刊に「水入りのグラスがレンズとなり、太陽の光で出火」という記事が出ていた。「これだ、 B.727の客席の窓がレンズ効果を及ぼし、解析に影響したに違いない」。すぐに窓の実物模型を作り、東京工芸大学で実験を重ねてもらった。
 その結果、300mの解析誤差があることが証明された。窪田はがっかりした。「先生、300mでは足りません。3kmとか、4km必要なんです」。解析した塩見教授の「なにを落胆しているのです。測量の世界で300mの誤差を突き止めるのは大発見なんです。素人のあなたが発見した人ですよ」という慰めの言葉も、窪田には無駄だった。
 彼はまた、暇さえあれば解析のことを考え、描いた図面は数十枚にもなった。そして、図のような絵で、 B.727(A)は右の方へ引っ張られるのではないか?

 “引っ張られる”とは、なんて非科学的な表現だろうか。この“非科学”が、やがて問題を解くカギになろうとは……。
●(かじ・そういち)筆者は元毎日新聞社会部編集委員、現航空評論家

この続きはこちら↓
<F15に初めて乗った男 最後の社会部記者・鍛治壮一の書斎に眠る昭和-平成史>
https://kajisoichi.hatenablog.com/
https://kajisoichi.hatenablog.com/entry/2020/04/12/185717
https://kajisoichi.hatenablog.com/entry/2020/04/19/112651

1号発射用リフトにコネクタ取り付け サンダーバード秘密基地を組み立て2020年04月20日 18:06

1号発射用リフトにコネクタ取り付け サンダーバード秘密基地を組み立て
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今回もほとんど作業なし

捏造疑惑教授 京大の懐の深さを感じさせる人材 ある意味ね2020年04月21日 13:06

 ああやっぱりね、としか。
>>ノートなく大学が調査 「ケータイを持ったサル」の著者
 この著書自体が「科学者にあるまじき内容」と評されるトンデモ本。
 以前に、日経や毎日が正高教授の研究発表を載せてるが、「よく記事にしたな」と。解釈に無理がある実験内容だった。例えば、「霊長類が色の区別がつくようになったのは、ヘビが怖いから」という論文発表。幼児に、モノクロとカラーの2種類の写真を見せヘビの絵を探させた。モノクロの場合、カラーに比べて、ヘビの絵を選ぶのが遅くなる。
→ 色がわからないとヘビに気づきにくい → 霊長類が色が区別できるようになったのは天敵のヘビを早く見つけるため
という驚くべき推論。なんでヘビ限定なのかというのもあるが、そもそも犬や猫などサル以外の哺乳類も色の区別はつく。ヒトの赤-緑色覚異常に近く、モノクロに見えているのではない。
 また、「生理前は嫌いなものに敏感になっている」という論文。
ヘビの絵の発見が早くなる → 嫌いなものに敏感になっている → 妊娠初期の不安定な時期に危険を早く察知するため嫌悪感に敏感になるのだろう。
 だから、なんでヘビ限定なの?
 五山送り火「い」の山を発見というのもあったが、そもそも、なぜサルの専門家が歴史的文化的発見をするのかという根本的疑問がある。
 かつて、霊長研の教授にパワハラを受けたと言って勝手に記者を集めて会見を開いたり。また、わざわざ文科省クラブで記者会見を開くのに事務職員なしの1人でやって来たので理由を聞くと「京大ではいじめられていて会見を開かせてもらえない」という趣旨の発言をしたそうだ。どうしたらメディアに大きく扱ってもらえるかよく分かっている人。
京大元教授、大麻合法成分の論文データ捏造か 本人否定
https://digital.asahi.com/articles/ASN4N7TBZN4LPLBJ001.html?iref=pc_extlink