土岐氏なのに国盗り物語が読めない しずかちゃんと光秀は親戚?(2)2020年02月14日 12:15

 前回、源(みなもと)さんがめったにいないのは、日本各地を支配した源氏がそれぞれの根拠地を名字として名乗ったからと書いた(しずかちゃんと光秀は親戚?(1) 義仲の名字が違うのはナゼ http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/02/13/9213306)。
 源氏の名門で、明智光秀の本家にあたる岐阜県土岐郡発祥の名字・土岐さんにはこれまで2人会った事がある。1人目はたぶん10年ぐらい前。当時、大学生ぐらいの年齢だったと思う。岐阜県の出身で、「お祖父ちゃんが言うには、ナーンチャッテ土岐氏じゃなくて、ちゃんとした土岐氏だそうです」という。美濃の守護・土岐氏は司馬遼太郎の国盗り物語に登場する。
「それで、私も自分の家の歴史を勉強しなきゃと思って、国盗り物語を読もうとしたんですけど、昔の言葉(古文?)で書いてあって読めなかったんです」。
 ええっ!。国盗り物語は中学の時にハマったが、文語で書かれていた記憶はない。で、後で確認してみた。
 もちろん現代口語で書かれていたが、冒頭が宮中の描写で、弘徽殿とか古文の教科書でもなきゃ見た事ない単語が満載。今の大学生が見たら、日本語に見えないのかな。
 さて、室町幕府の政権を支える各地の守護の多くを足利尊氏に近い源氏の末裔たち(いわゆる清和源氏)が勤めた。土岐氏もそんな美濃源氏の名門。一時は今の岐阜、愛知、三重にまたがる3カ国を支配する守護大名となった。だが、その勢いは衰え、守護代の斎藤氏を乗っ取った道三が美濃国を奪い、戦国大名になる。国盗り物語は、道三とその娘婿・隣国尾張の支配者・織田信長が主人公。
 つまり、土岐氏から美濃を奪った斎藤氏を信長が滅ぼし、その信長を土岐氏の分家の明智光秀が殺した。天下は短く、美濃を奪還するまでもたなかったが。土岐氏や明智氏は裏切り者を出した家系として長らく肩身が狭かったらしいが、今は 関東土岐会、中部土岐会など一族の集まりがあるようだ。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kajiyan.asablo.jp/blog/2020/02/14/9213711/tb