求人倍率高水準だから景気がいい 統計でウソをつく正しい見本 自覚的なの?マジなの?2019年06月12日 18:44

 新聞の大論説委員や大編集委員でも、統計でウソをつく方法の正しい意味を分かっていない人もいれば分かっている人もいる。
 もう一つ、「正しい」統計でウソをつく法を紹介した記事を見つけた。
「有効求人倍率がバブル期を超える高水準になったのは、アベノミクスの成果」というウソを編集委員が取り上げていた。有効求人倍率は、働き手を求めている数÷職探しをしている人数。これが大きくなるほど人手不足。バブルの頃より人手不足になっているという統計データは正しいとしても、だから、景気が良くなったと主張するのはアベノミクスのウソだという。これも割合を使ったウソだ。その記事によると、有効求人倍率の上昇は、少子高齢化で労働人口が減っている事が主因。分子の求人が増えたのではなく、分母が減ったせいなのだ。このウソを意図的に使いこなせているなら意外に賢いが、本気なら末期的だ。

家族は殺人に手を染めかねない犯罪予備軍 これぞ統計でウソをつく法の本物
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2019/06/09/9083286

大論説委員も統計のウソの意味が分かってない
http://kajiyan.asablo.jp/blog/2019/02/06/9033036

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