本庶さんと子宮頸がんワクチン 合理性だけでは片付けられない2018年12月22日 20:48

 本庶さんが、日本で子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の摂取率が下がっていることに関して、報道機関の責任を厳しく問う発言をノーベル小決定後の講演などで繰り返しているそうだ。
 確かに、副作用とされるものの原因が本当にこのワクチンによるものなのか、科学的合理性で見ればかなり疑わしい。
 医学に詳しい同僚に聞いてみた。当然、本庶さんと同意見なのかと思ったら、そうではなかった。
一概に、ワクチンを推進すればいいという意見には賛成できないという。

 その理由は

子宮頸がんを予防する方法はワクチンだけではない。
がんになるとしても、30代、40代以降。因果関係はまったく証明されていないが、もしも、ワクチンによって10代からの人生に何らかのダメージを受けたら、それは30代以降のリスクと等価ではない。
合理性だけでは片付けられない問題。

 私は、本庶さんの言うことは激しい反発を買っても大抵当たっていると思うが、この意見に関しては、確かに一刀両断ってわけには行かないなと思う。

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