宝くじ バラの高額当選確率、連番の2.5倍 抽選がイカサマだとどうなる2018年12月19日 00:22

 前にも書いたが、宝くじの高額当選確率はバラが連番の2.5倍になるのは1等の抽選が厳正公平な場合だ。どんな買い方をしようと期待値が同じという前提があるから、2.5倍になる。抽選にイカサマがあると期待値が変わってしまう。
 例えば、200組10万通りの番号がある年末ジャンボ宝くじ。1枚300円のくじを1枚買って、1等7億円が当たる確率は2000万分の1。期待値はたった35円だ。前後賞1億5000万円を合わせても50円だ。
 ところが、もし、1等の組は必ず147組になるという細工があったら。そのことを事前に知っている人間が147組を売っている所を探し歩いて、147組を連番で手に入れたら。300円の期待値は700円。前後賞合わせてなんと1000円だ。10枚3000円の期待値は1万円になる。
 しかし、自分で意図的に好きな番号を買えない場合、買う前の期待値はやはり50円に戻ってしまう。
たまたま147組になる確率は200分の1。それが当たる確率はさらにその10万分の1。結局、2000万分の1なのだ。
 また、このイカサマ情報を知らずに買う場合も期待値は同じだ。
 そして、イカサマの事を知っていて、買った瞬間、それが147組でなかったら期待値はゼロだ。
情報が持っているかどうかで変わってしまう。確率は面倒だ。
 年末ジャンボの販売が終わるので、このシリーズもひとまずこれで終わりにしようと思う。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kajiyan.asablo.jp/blog/2018/12/19/9013948/tb