それでも上沼恵美子は間違っている 久保田らは謝罪したが2018年12月06日 07:34

 M1の審査に関する暴言でとろサーモンの久保田らが上沼恵美子に謝罪した。確かに言い方には問題があった。だが、それでも審査員としての上沼恵美子の姿勢は非難されるべきだ。久保田が暴言ではなく、真面目に批判を述べていれば、支持されたと思う。
 笑いの評価に基準とか規定などない。料理の評価と同じで、笑いに対する好き嫌いの好みが審査内容に入ってしまうのは仕方ないことだ。しかし、審査員席で「ファンだから」「好きだから」高得点を入れたと公言してしまう上沼恵美子は間違っている。言うべき事ではない。
 なぜそんな事を言うのだろうか。
 ネタかもしれないが、昨年の審査員だった博多大吉は、決勝で和牛ではなく、とろサーモンに入れた事をファンから責められたと自虐的に言っている。小朝などほかにも3人の審査員がとろサーモンに入れているのに、なぜ大吉だけが目立って責められるのかよくわからないが。
 私の勝手な想像だが、上沼恵美子は自分の笑いのセンスを疑われるのが怖いのではないか。「なんで、あんな出来の方が高得点なんだ。全然笑いが分かってない」という感じで。つまり予防線だ。「自分だってあっちの方が芸としては上だって分かっていたが、こっちのコンビのファンだからこっちに入れたんだ」という。