社内メールの上司の悪口で失敗しない法2 暗号化とカギ2018年12月02日 01:19

 前回、例えば、同僚の蒼井優(仮名)が離婚したことを「AOUがフリーラジカルになった」とメールすれば、万一、送り先の相手以外に見られても内容を隠せると書いた。しかし、暗号化し過ぎるとメールの送信相手にも意味が分からない。
 で、どうするか。
暗号にはカギがある。暗号を解くカギを共有すればいいのだ。
 カギとは暗号の用語集、対照表だ。これをあらかじめ送っておけばいい。言わずもがなだが、絶対に暗号本文とカギを一緒に送ってはいけない。別々に送ることで、2つのメールを同時に見られない限り、内容を悟られる心配はない。
 例えば、内田さん(仮名)という先輩がいた。この人、ドクターコースまで終了した高学歴(ただし、博士号は取れなかったらしい)で、U Ultmate Doctor(アルティメット・ドクター)の略でuudと暗号化した。それでも暗号化し足りなくて、uudはアップクオーク2個、ダウンクオーク1個からなる粒子「陽子」のことなので、陽子とかprotonと書いていた。で、なぜプロトンなのか理由を書いた対照表を共有しておき、新たなメンバー(何の結社じゃ)にも送った。プロトンがどうのと主語だけでなく、動詞も置き換えれば、もう物理や化学の議論をしているようにしか見えない。
 私も同僚たちも理系で何かそれ系の例えが多いが、まあ、共通の趣味に絡んだ暗号化すれば、なおさら第三者には解読しにくくなる。

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